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気血津液と臓腑の話(54)


こんにちは。今日は、腎の生理特徴及び腎と五志・五液・肢体・五官などの関係を紹介致します。

腎の生理特徴:
1.腎は貯蔵を主る:これは腎の重要な生理特徴です。腎は先天の本で、生命の本であり、真陰と元陽を貯蔵しています。

2.腎気は冬の気と対応する:腎は冬・北・寒・水・咸味と内在の関係があるので、人体の腎気は冬に変化が激しいです。なお、冬に腎の病気と関節炎が多くなります。

腎と肢体・五官・竅の関係:
1.腎は骨を主る:
 骨格の生理機能は腎精と密接に関係する。腎が精を貯蔵し、精が髄を生み、髄によって骨が滋養されます。また、髄は骨の中にあり、骨髄と呼ばれます。故に、腎精が盛んになれば、骨髄も充分になり、骨格は骨髄の滋養を受けて、強くなります。という訳で、腎は骨を主ると言います。

 なお、歯は骨の余りで、骨と同じ源でありますので、歯も腎精によって滋養されます。

2.腎の華は髪にある:
 髪の栄養は血から来ているので、「髪は血の余り」と言われています。しかし髪をいきいきさせる源は腎です。理由は、「精血同源」ですし、腎は精を貯蔵し、精が血に化し、精血が盛んになれば髪に潤いがあって、つやつやになります。

3.腎は耳と二陰に開竅する:
 耳の聴覚、前陰(生殖器など)の尿の排泄・生殖機能、後陰(肛門)の排泄機能は腎と密接に関係します。

(1)腎は耳に開竅する:
 耳は聴覚を有する器官で、その聴覚の機能は腎精の滋養に頼っていますので、耳は腎に従属されています。腎が精を貯蔵し、精から髄が生まれ、髄が脳に集まり、精と髄が充分するこそ脳が滋養され、聴覚が鋭くなれます。

(2)腎は二陰に開竅する:
 腎と前陰:前陰は尿道と生殖器を含み、尿の排泄と生殖の器官です。尿液の排泄は腎の気化機能に頼りますので、頻尿・遺尿・尿失禁などは皆腎気虚弱に関係します。生殖機能についても前に話しました。なお、臓象学説では大腸の機能は脾の運化に帰属されるが、脾の運化は腎の滋養と温める作用に頼っているため、大便の排泄は腎の機能にも関係しています。

腎と五志・五液の関係:
1.恐と驚は腎の志である:
 恐と驚は人の外界に対する恐れの反応です。恐は恐れる、怯えることで、驚は突然の驚くことです。両方とも身体の気機運行に不良の反応を起し、「恐則気下、驚則気乱」と言います。あまり恐れると尿が漏れるケースが少なくない。

2.唾は腎の液である:
 唾は涎(えん)と同じく口の津液であり、粘り強いのは唾、薄いのは涎です。脾の液は涎で、腎の液は唾だと「難経・三十四難」に書かれています。この津液は食べ物を潤い、溶解する作用以外に口を清く保護する作用と、腎精を滋養する作用もあります。唾は腎髄から生まれるので、唾が多すぎる腎精を損なうことになります。唾を飲み込み、腎精を養うように心がけましょう。


(李)




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by jbucm | 2009-04-02 10:32 | 中医学 | Comments(0)
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