六一散

こんにちは、周です。今回は夏季清暑利湿の方剤―「六一散」お話です。

「六一散」は、多くの方剤の中で最も簡単な組成です。
組成は簡単(滑石6、甘草1)ですし、製法(2味中薬を粉末して混ぜるだけです)も簡単です。

「六一散」は金元四大家の劉完素(劉河間)が創ったと言われています。f0138875_15305629.jpg
1147年の仲夏、ある朝廷の王様(韓企先)は原因不明の発熱・口渇・煩躁不安・小便不暢・大便泄瀉の症状が出ました、100剤位の湯剤を飲みましたが、効果はなかった為、城門懸榜求医(城門に医師の求人広告を貼る)。当時20歳前後の劉完素は臨床経験が浅かったが、王様の診察に当たって太医(朝廷の御用医師)に嘲笑されながら、「六一散」3剤だけを処方し、王様の病を治りました。彼は太医を授けられようとしましたが、何冊の医書を求めただけで、固辞して受けようとしなかったです。その後、誠心誠意、一生懸命中医学を勉強し、遂に一代名医となりました。

明代の大医家である李時珍も「六一散」を称賛しました。「六一散」は「凡人の仙薬」と名付けられました。
「六一散」は暑湿病を治療する基本方で、使用決め手の症は小便赤黄短渋で(濃くて、少尿、頻尿)あります、小便清長(無色、量多)の場合は不適宜です。用法用量:毎服9g、温開水調下、日2~3服(9g/回、温いお湯に溶いて、2~3回/日服用する)。
症状によって加減します。
例:「益元散」 心煩不眠、多夢、心悸怔忡 加辰砂(朱砂、丹砂とも言う)
  「碧玉散」 肝胆鬱熱(目赤咽痛、口舌生瘡) 加青黛
  「鶏蘇散」 軽症の外感症(発熱、頭痛) 加荷葉
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by jbucm | 2009-06-29 09:30 | 中医学 | Comments(0)

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