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中医基礎理論用語ーー「緒論」①


こんにちは、今日から、中医基礎理論用語を少しずつ紹介して行きたいと思っておりますので、宜しく、お願い致します。

* 中医学(ちゅういがく):中医学は人体の生理機能、病理及び疾病の診断、予防を研究する科学であり、独自の理論体系と豊富な臨床経験を持っている。中医学の理論体系は古代の唯物弁証法、すなわち陰陽五行説の影響を強く受け、整体観念を基本的な考え方として、臓腑経絡の生理と病理に基づいて、弁証論治を診療方法としているのが特徴である。

* 整体観念(せいたいかんねん):整体とは統一性と全体性の意味である。中医学では人体それ自体の統一性と全体性(五臓を中心に六腑が配置され、臓腑と五体をつなぐ経絡により連結する、また経絡系統を通じて、六腑・五体・五官・九竅・四肢などの組織器官と連結し有機的な整体になり、また精・気・血・津液の作用によって機体の統一した機能活動を維持していく)及び自然界(季節・気候、昼夜、地方など)との相互関係を非常に重視している。人体を一個の有機的総合体と見なし、人体を構成する各部分は不可分離であり、機能上相互に協調しあい互いに働きかけあって、病理上も互いに影響を及ぼしあっている。この整体観念は古代の唯物論と弁証法思想の中医学における現れである。その考え方は中医学の生理・病理・診法・弁証・治療などのすべての分野に貫かれている。
 
* 弁証論治(べんしょうろんち):弁証論治は中医の疾病を認識し治療する時の基本原則であり、疾病に対する特殊な研究と処理方法である。また中医学の基本特徴の一つでもある。

 弁証というのは、望・聞・問・切と呼ばれるいわゆる四診によって得られた患者の症状などの情報を分析し総合して、疾病の部位・原因・性質及び邪正の関係を見分け、概括して一つの証というものを導き出すことである。論治とは弁証の結果に基づき、相応の治療原則と方法を決めることをいう。弁証は治療方法を決める前提と根拠、論治は疾病を治療する手段と方法である。弁証論治の過程とは、疾病を認識し疾病を解決する道程である。弁証と論治は切っても切れない関係を持っている。理論と実践の結び付きの表現で、理法方剤が臨床上の応用で、中医臨床を指導する基本原則である。

中医の治療学は、弁証観が常に存在する。次回で紹介する治療原則はその具体的な表現である。


(李)
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by jbucm | 2009-07-16 09:30 | 中医学 | Comments(0)
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