中医基礎理論用語ーー「緒論」⑤

* 形与神倶(けいよしんぐ):形神学説の内容である。形与神倶とは、形と神は分割できない存在のことである。形とは形体(生命の物質及び構造)で、生命存在の根本である。神とは生命活動の現象の総称であり、生理性或は病理性外在の症候も含まれている。与は「と」という意味で、倶は、「ともに」という意味である。

 神(しん):中医学理論では、「神」の概念はとても広い意味を持っている。主に三つある。一つは自然界物質の変化機能で、天地の変化によってあらゆる物が生まれてくる。二つは人体生命の一切の活動、生命自体を「神」と見なすことである。「神」がなくなれば生命も終わる。三つは人の精神意識、精神活動の高級形式の思惟である。

 中医学の「形」と「神」の関係は即ち物質と精神の関係である。形体があって初めて生命がある、生命があって精神活動や生理機能が生まれてくる。神の物質的基礎は気血であり、気血は形体を成す基本的物質でもある。人体臓腑組織の機能活動及び気血の営みは神によって支配される。このように「形と神」は互いに依存し分割できない。形は神の宿るところで、神は形の主である。神がなくなれば形が存在せず、形がなければ神が宿らない。「形」と「神」の統一は生命存在の保証である。これが形与神倶の意味である。

* 百骸(ひゃくがい):骸とは、骨のことである。百骸は、全身の骨の意味である。

* 九竅(きゅうきょう):竅とは、穴のことである。九竅は、頭部にある七竅(目2、鼻2、耳2、口1)と前後陰(肛門、尿道の出口)のことである。

(李)
[PR]
by jbucm | 2009-08-13 09:30 | 中医学 | Comments(0)

国立北京中医薬大学日本校が運営するブログです


by jbucm