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体力をつけて新型インフルエンザを予防しましょう


感染が拡大している「新型インフルエンザ(豚インフルエンザ)」で、再びマスクの売切れや、学級閉鎖などのニュースが出ています。厚生労働省は新型インフルエンザの発症のピークを9月下旬頃と予測しているが、10月ごろから季節性インフルエンザも流行し出すので、患者数の増大が懸念されています。

 とても残念ですが、日本校も早速、今年、例の北京研修旅行及び北京本校にて行います、中医中薬専攻科の卒業式を中止しました。来年、大勢の方が参加されますよう、願っております。

私は、9月1日のブログで、中国に使われている新型インフルエンザ予防のお茶を紹介しました。その後、読者の皆様から良い反響を頂きまして、とても嬉しく思います。皆様にお役に立てられれば幸いです。

実は、この夏休み(8月中旬頃)に、大学2年生の娘が8日間サークルの合宿に参加しました。一緒に参加した60人の内、20数人がこの新型インフルエンザに罹り、まさかの集団感染でした!娘は帰ってきた時に、少々疲れた様子だったが、他の症状はなかったです。これから発症するかな~と緊張していました。そこで、私が実施した対策は、先ず、家にありました板藍根を飲ませました;次に、野菜と肉類の料理を作り、たっぷり食べさせました;最後に、早く就寝させ、疲労回復と体力を付けるようにさせました。結局、家族中1人も新型インフルエンザに罹りませんでした。

さて、「新型インフルエンザ」に対する正しい知識や、正しい予防法を纏めておきましょう。

感染力:ほとんどの人が豚インフルエンザに対する免疫がないので、多くの人に感染する可能性が高い、つまり、感染力は極めて強いといえます。但し、健康な人であれば比較的症状は軽く、合併症もなく、5日間程度で解熱、1週間ぐらいで回復するのがほとんどです。

感染ルート: インフルエンザウイルスの感染経路は、2つあります。1つは感染した人の咳やくしゃみと一緒に放出されたウイルスを、人が吸収することで感染する飛沫感染です。もう1つはウイルスが付着した物を触ることで、触った手から目や鼻、口などを通してウイルスが体内に入る接触感染です。

潜伏期:季節性インフルエンザの場合は、1~2日だが、新型の場合は感染して5日後に発症する人もおり、季節性よりも潜伏期間が長いという見方があります。

主な症状:季節性インフルエンザと同じで、突然の高熱と悪寒、全身の倦怠感、関節痛の他に、咳や鼻水、くしゃみなどの上気道症状が現れます。

罹りやすい人:糖尿病や心臓病、腎臓病、喘息などの基礎疾患のある人や、高齢者や妊娠中の人、乳幼児などの免疫力が低下している人です。このような人がインフルエンザに感染されると、肺炎や心不全などの合併症、乳幼児の場合はインフルエンザ脳症などの合併症を起こし重症化になるリスクが高いです。

予防法①――ワクチン:季節性インフルエンザの場合はワクチンがあるが、今回の新型インフルエンザ対応のワクチンはまだ製造中だそうです。流行のピーク時期と見られている9月下旬から10月上旬には間に合わないです。しかも、国内で製造できる量も間に合わないから、基礎疾患や妊婦、乳幼児など、重症化リスクの高い人はワクチンを優先に接種するということになるでしょう。

予防法②――自分でできる予防法:周りに罹った人が居たら、健康な人であれば、感染されないこともあるので、緊張する必要がないです。もちろん、手をこまめに洗うことや、可能なら患者と別の部屋で過ごすことや、マスクを着用することなどを心掛けて欲しいですが、身内の実例があったので、私の実感では、やはり予防の一番は体力を付けることです。

(李)
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by jbucm | 2009-09-17 11:15 | 中医学 | Comments(0)