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良薬苦口


こんにちは、周です。今回は成語故事―良薬苦口(liang yao ku kou)を紹介します。

紀元前三世紀の末、中国最初の統一国家秦の暴政に反抗して、各地に反乱が起こりました。この反乱軍の中で、一番に秦の首都・咸陽を攻め落としたのは、劉邦という部将の率いる軍隊でした。劉邦が秦の宮殿に入ってみると、立派な部屋にキラキラ輝き宝物が沢山あり、その上美女も大勢います。彼はすっかり心を奪われてしまいました。早速宮殿に本陣を構えようとしました。部下が諌めても、全く耳を貸しません。その時、張良という部下が進み出ました。
「秦が非道だったからこそ、あなたはここまで来られたのです。天下のために、残る賊を蹴散らすつもりであれば、粗衣粗食に甘んじ、粉骨砕身して働かなければなりません。秦の首都を攻め落としただけで、もう贅沢な暮しをなさるようでは、世間から暴虐と言われても仕方がありません。忠言逆耳利於行、良薬苦口利於病(忠言は耳に逆らえども、行いに利あり、良薬は口に苦けれども、病に利あり)と申します。お考え直しください。」と言いました。
これを聞いて劉邦は、次第に秦の人々の信頼を得て、王に望まれるようになりました。その後、多くの苦労の末、漢という帝国を築くことができたのが、部下(張良)の忠言に良く耳を傾けたからであります。

忠言は耳障りですが、それだけ行いを正しくする上に利き目があり、良い薬は飲むと苦いけれども、それだけ病気に利き目があります。良い薬は苦いと言っても、皆さんはピンと来ないかもしれません。今は糖衣錠(砂糖で包んだ薬)、シロップ剤のような舌触りの良い薬があって、赤ちゃん・子供でも飲めようになっていますが(昔は薬と言えば苦いものと決まっています)、煎じ薬場合は昔のまま苦いですね。
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by jbucm | 2010-02-01 09:30 | 中国の話 | Comments(0)
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