薏苡明珠

こんにちは、今回は「薏苡明珠」(yi yi ming zhu)の話です。

ある1種の中薬は「薏苡」(薏苡仁)と言い、成語―「薏苡明珠」と関係があります(薏苡明珠とは、人に誹謗され、濡れ衣を着せられるという意味です)。
「薏苡明珠」の由来を紹介します。

東漢の名将である馬援(伏波将軍とも呼ばれます)は率いている軍隊が南方国境に駐屯しました、多くの兵士が病に罹っています。現地民間では、薏苡を用いて、兵士の病を治療し、顕著な効果が得られました。馬援は南方国境地に起きた動乱を平定した後、幾つかの馬車に乗せた薏苡を持って凱旋しました。ところが、馬援が亡くなった後、朝廷に居る人に誣告されました(あの大量の明珠は、伏波があらゆる手を使って収奪したものです)。この事件は、朝野が冤罪と認識され、「薏苡之謗」と名付けられました。詩人―白居易の詩句:「薏苡讒憂馬伏波」があります。

薏苡は古くから使われ、≪神農本草≫に記載されています。イネ科のハトムギの種皮を除いた成熟種子です。性味は甘・淡、微寒で、脾・胃・肺経に帰経します。利水滲湿・健脾・除痹・清熱排膿の作用があり、小便不利・水腫・脾虚泄瀉・風湿痺痛・肺痈・腸痈の治療に応用されます。
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(周)
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by jbucm | 2010-02-22 09:30 | 中医学 | Comments(0)

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