名老中医の養生談⑥

名老中医の養生談⑥
――動静養生と保健中薬 
 
 
 王延富先生、男性、1920年7月生まれ。成都中医学院の教授です。 先生の養生経験は、身体と脳の鍛えを合わせて行うことです。また、自家製の養生蜜丸を服用し、気功の練習も常にしています。先生の健脳、強身、予防などについての経験は我々が手本にするべきです。

  王先生は日常生活に動も静もすきです。たとえば、普段歩いて行けるところは、車を利用しない、これは「動」です。坐功や睡功は「静」です。静功の練習は、養精健脳の効果があります。

 睡功の練習方法:足を組んで正座し、両手を重なり、手の平にある「勞宮」穴を小腹部へ当て、意念を丹田に入れる。眠気がするまで、数分間維持する。眠気がさしてきたら、「安楽眠」という睡姿(右側に横臥し、左腿を自然に曲げて、軽く右腿の上に乗せる)を取り、一番気持がいい姿勢に整え、右手を右耳の下に敷き、左手の平を左腿に置く、意念を下丹田に入れる。しだいに寝付きます。

人生がすべて自分の思うように行っているわけではない。だれも自分の意に沿わない時があるでしょう。王延富先生がこういうことに対する態度は、「百事不愁、静而不思」です。つまり、何事に対しても冷静にして、愁思しないです。なお、先生は「健脳」することが長生きにとても有利だと言っています。彼の「健脳」方法は、仕事の時は真面目にする、休みの時はリラックスし、きちんと脳を休ませまることです。

先生は、50代の頃に、高血圧を患ったが、長期間降圧剤と付き合いたくないので、自分で「四石湯」を配合し、その時の症状に従って加減し、2ヶ月間飲んだら、治りました。

「四石湯」の成分は次です:石決明、磁石、代赭石、石膏、夏枯草、草決明、淮牛膝、生南山楂、百合、知母、柏子仁、鷄血籐。

先生の保健中薬は「百知母湯」と「二仙湯」の合方を加減し蜜丸にしたものです。成分と量は次です:生百合39g、知母15g、柏子仁20g、炒棗仁30g、淮牛膝30g、鷄血籐10g、仙茅15g、仙霊脾30g、枸杞子30g。上記の10倍の量を使い、粉末にして、蜜を加えて練り、10g位の蜜丸にして、一日二回、一丸ずつ飲みます。この薬は高血圧、便秘の予防と、狭心症や腫瘍の予防と治療ができます。

先生のもち続けている養生の信条は、適宜な営養を撮り、身体に有害なものを食べない;暇の時はなるべく身体を動かせ、身体と脳の使いをバランスよくする;保健中薬は治療が主な目的だが、予防と養生も兼ねる;気功は欠かせない、動静結合が一番;気持ちが伸び伸びする、養精して老化を予防する。

(李)
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by jbucm | 2010-05-27 09:21 | 中医養生 | Comments(0)

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