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番紅花(サフラン)

こんにちは、周です。今回は中薬―番紅花の話です。

番紅花はアヤメ科IridaceaeのサフランCrocus sativus L.の柱頭および花柱の上部です、西紅花・蔵紅花・サフランとも言います。原産地は中国西蔵(チベット)だと思われますが、実は外国です。原産地は南ヨーロッパ・西アジアで、スペイン、ギリシャ、イラン、インドを経て、ヒマラヤ山脈を越え、西蔵に入り、西蔵から中国内陸へというルートで広げました。内陸の人は西蔵という地名だけを知るので、「紅花」の前に(西)蔵を加え、蔵紅花と名付けました。

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毎年11月に開花し(淡い黄色、小さい花)、6枚花弁です。深い赤色、柱頭は三叉状をしめす、独特な雌蕊(めしべ)を持っています。乾燥した1本の雌蕊を1杯清い水に入れ、その1杯分の清い水は非常に綺麗な紅い色に変身します。

貴重な生薬です。味甘性寒、心・肝経に帰経します。活血化瘀・通経の効能は紅花と同じで、薬力が遥かに優れ、涼血解毒にも働くのです、斑疹大熱・温病の熱入営血にも用いられます。希少・貴重なものですので、臨床上ではあんまり使われていません。

ところで蔵紅花は何故貴重でしょうのか?
それは収率が低いからです。薬用部分は花蕊の小さい柱頭しかできないです。1株は1~10輪の花を咲きます、1株で10輪の花で計算しますと、5万株から採集した薬用物は、ほんのわずかです。

ちなみに、中国は外国から来たものを、「番」と呼ばれます。例えば、番瓜(カボチャ)、番茄(トマト)、番客(外国人)、番邦(外国)、番薯(サツマイモ)等等。
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by jbucm | 2010-11-01 09:30 | 中医学 | Comments(0)
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