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by jbucm

植物の部位によって使う道が違う―その⑤

 生薬では、同じ植物の違う部位を使うと、薬効が違います。今回は蓮の大家族を紹介したいです。荷葉(かよう)、蓮子(れんし)、藕節(ぐうせつ)、蓮房(れんぼう)、蓮心(れんしん)、蓮須(れんす)など、観賞される葉と花から、食材の実と根まで全部薬材として使われています。

荷葉(かよう)は、乾燥した葉っぱです。味苦性平、清熱解暑ができます。
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蓮子(れんし)は、その果実で、味甘渋性平、健脾止瀉の効用があります。
蓮心(れんしん)は、蓮子の中の胚芽で、味苦性寒、効用は清心火です。
藕節(ぐうせつ)は、蓮根の節です。味甘渋性平、止血薬として使われます。


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蓮房(れんぼう)は、蜂の巣状の蓮の花托、味苦渋性温、消瘀止血の効用があります。

蓮須(れんす)は、蓮の花のしべ.またその雄しべです。味苦渋性平、止渋固精の効用を持ちます。



 最後に、何首烏(かしゅう)と夜交藤(やこうとう)を紹介しましょう。蓼科植物何首烏の乾燥した根部と藤です。何首烏(かしゅう)は味苦・甘、性温で、生で使うと通便・解瘡瘍の毒ができ、熟制すると補肝腎・益気血ができます。夜交藤(やこうとう)は味甘性平で、養血安神の作用があります。

(李)
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by jbucm | 2011-01-27 10:33 | 中医学 | Comments(3)
Commented by ゆき at 2011-01-27 14:53 x
睡蓮は食できるのですか?
蓮と似ていますが?
Commented by jbucm at 2011-01-30 14:47
ゆき様

ご質問有難うございます。

睡蓮について調べてみました、主に観賞用ですが、その根の部分は澱粉が多く含まれるので、食用又は薬用できます。

どうぞ、ご参考下さい。
Commented by yucari Arai at 2011-03-14 10:42 x
基本的には観賞用の花の部分ですが、ときにお茶として
飲めたように記憶しています
例えば、ベトナムではロータスフラワーティーがありました。
蓮といっても小さい花だったのでいわゆる睡蓮とは別のようですがロータスは蓮なので。日本のお茶やさんでもたまーに睡蓮のお茶をつくっているところがありますがとても貴重なものだそうです。