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神農

こんにちは、周です。神農の話です。
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神農は神農氏・炎帝・烈山氏とも呼ばれています。伝説によりますと、古代中国の人々が、まだ漁撈と狩猟しか食べ物を得る術を知らなかった頃、神農氏は始めて、木を用いて鋤(耒耜)を作り、民衆に農耕を教えました。清代の馬*(馬に粛)が書いた≪繹史≫巻四に≪周書≫を引用しています:「神農之時、天雨粟。神農遂耕而種之、作陶冶斧斤、為耒耜鋤耨。以墾草莽。然後五穀興助、百果蔵実」。

後世から「医薬之祖」を奉ぜられました。神農が百草を嘗める神話は大昔から伝われて、古文書の記述が多いです。≪史記・補三皇本紀≫には、「神農氏作蜡祭、以赭鞭鞭草木、嘗百草、始有医薬」とあります。≪淮南子・修務訓≫にも、「神農嘗百草之滋味、一日而遇七十毒」。晋代の干宝の≪搜神記≫巻1には、「神農以赭鞭鞭百草、尽知其平毒寒温之性、臭味所主、以播百穀」と記されています。

これらの記述から覗えるのは、神農の人間愛に裏打ちされた人々への献身であります。後世の人々は、彼の功績讃える為、後漢時代に編集された、中国最初の薬用植物学(本草)の本を、神農の名を冠して、≪神農本草経≫と称しました。

神農氏は「農耕之祖」であると同時に「医薬之祖」でもあると言えるでしょう。
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by jbucm | 2011-05-16 18:13 | 中医学 | Comments(0)