認知症の予防に使われる生薬

多くの認知症の発病は、加齢で脳血管の硬化によるものです。それを予防するには、病因に対して、血管を軟化するに着手します。ここで、数種類の中医で良く使われる生薬紹介致します。

1、人参:良好な抗老衰と抗疲労作用を持っています。人体の免疫機能を刺激し、神経系を調節し、造血系を興奮させるなどの効用があります。中老年の人が人参の製剤を飲めば、毛細循環を改善し、記憶力や学習能力を高めることが望めます。各種類の認知症の治療によく使われています。特に心脾気血両虚証、或いは肺気虧虚を兼ねて、神疲乏力、虚咳喘息、自汗暴脱などに良いです。注意する点は、発熱性の感冒、咳嗽痰多、心肝火旺、湿熱蘊阻、食滞不化のものには、慎重に使うべきです。

2、枸杞子:薬理研究で、枸杞は血糖値、中性脂肪、コレステロールを下げると人体の免疫機能を高める効用あると解明しています。肝腎虧虚の認知症の治療によく使われています。虚労咳嗽や心煩消渇などの症状を兼ねる証にも良いです。

3、肉蓯蓉:各種の認知症の治療に適宜ですが、特に肝腎虧虚タイプ陽虚に偏る方、腰膝酸冷、眩暈耳鳴、腸燥便秘などの患者に良いです。注意する点は、陰虚火旺、実熱便秘、便溏、痰湿のある患者には禁忌です。

4、石菖蒲:記憶力を改善、血管を拡張、降圧などの機能を持つと解明されています。痰濁閉阻脳絡タイプの認知症に相応しいです。

5、麦門冬:麦門冬は有効な滋養強壮剤です。清肺養陰、益胃生津、除煩寧心、益智補虚などの効用を持ちます。認知症で舌乾口渇、から咳、痰が粘って出にくい、腸燥便秘、記憶低下などの症状のある患者に良く使われます。便溏の患者には不適宜です。

6、茯苓:茯苓は抗酸化、衰老予防、免疫力増強、脳細胞の活性化を増強などの作用があると明らかにしています。なお、伏苓は強い利尿作用があって、腎炎などによる水腫の治療にも用いられます。鎮静作用があるため、神経の弱い人にも効果があります。

(李)
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by jbucm | 2011-10-20 13:10 | 中医学 | Comments(0)

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