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中医薬と人体免疫④


   中医薬と人体免疫④
                            北京中医薬大学教授 高 春媛


             第二節  中医薬と人体の免疫

一、中医が免疫に対しての認識

1、陽気が人体免疫に於ける重要な意義

① 陽気の予防機能
中医では、古くから、人と自然が互いに交わっていることが認識しています(天人合一)。この規律に順応すれば、健康であり、長寿になります。

人の陽気は、体を保護、外邪を防御し、疾病に対する抵抗力を増強する機能があります。

『内経・生気通天論』に下記のように述べています。
「蒼天(自然界の陰陽)の気が清浄で異常な変化がなければ、人の精神活動は正常に保たれる。自然の気に順応すれば、陽気が固密(堅固)し、たとえ邪気があっても、身体に損傷がない。」

「人体の陽気は、天空中の太陽のように、その居場所を失したら、寿命が縮まり、生命力がなくなる。故に、天体の運行は太陽の光明に依拠する。同じように、人体は陽気の上昇と外越の性能によって、衛外御邪の機能が備える。」

「陽気は、神気を養うことで人に元気と爽快感を与える;人の筋脈を温養することで筋脈に弾力を付けて、筋脈が自由に屈伸できる。」

「陰は内蔵され、絶えずに栄養を提供する;陽は外で体を固密させる。」

『景岳全書』には、こうのべています。
「天の宝物は、唯こと一つの真っ赤な太陽である。人の宝物は、只この一息の眞陽である。全ての陽気不充は、生きる道が広くないと言える。」

「陽気が到るところは、断然病になる理由がない。」

② 陽気の管理と調摂機能
陽気は人体の汗液・血液・尿液・唾液などを管理調摂しています。
汗液:陽気が充足であれば、体表が温潤し、手足が温暖する。例え外感しても一度汗が出たら治る。寒にも熱にも耐えられる。陽気虚の場合は、寒にも熱にも耐えられない。手足が冷える。常に表虚自汗し、外感したら、汗がでても治らない。

血液:陽気が充足であれば、気血が調和し、顔色が紅潤である。経血が正常である。急性の出血があっても、止め易い。陽気虚の場合は、顔色が蒼白し、乏力、気血不足のため、月経が少ない、不妊になり易い。一方、出血の症が多い、例えば、崩漏・便血・尿血・歯血・鼻血・肌血(皮膚に出血)など。慢性的で治りにくい。

尿液:陽気が充足であれば、正常に排尿する。陽気虚の場合は、夜尿が多い、尿の出が悪い、気虚の場合は尿が少なく浮腫みが現れる。

唾液:陽気が充足であれば、食欲があって、正常な味を感じる。陽気虚の場合は、食欲がなく、口の中に味がしない。唾液が多い。舌が胖で水滑。口が渇くが飲みたがらない。

③ 陽気の応急機能
陽気充足であれば、頭脳がはっきりするので、聴覚も視覚も聡明である。同時に、肢体も丈夫である。故に、人体が緊急事態に遭ったら、反応が敏捷で、迅速な行動するので、素早く正しく対応できる。

④ 陽気の生化推動機能
生化機能:津液・血液・筋肉・骨髄・毛髪などを作りだす。
推動機能:津液(汗液・血液・唾液・関節液・組織液等)が体内での運行を推動する。この機能が弱まると瘀血や痰飲などが発生する。


(訳:李)
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by jbucm | 2011-12-01 10:26 | 中医学 | Comments(0)
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