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金銭草の由来

こんにちは、周です。今回は金銭草の話です。

金銭草は対座草・大金銭草とも呼ばれます。性味は甘・咸・淡、微寒で、肝・胆・腎・膀胱経に帰経します。利水通淋・排石止痛、清熱利湿・退黄、清熱消腫作用があり、湿熱蘊結による熱淋(尿路炎症)・砂淋(尿路砂状結石)・石淋(尿路石状結石)の排尿痛や排尿困難に、単味(新鮮の場合は、毎回60g以上)或いは海金砂・滑石・鶏内金を配合して用いられます。尿路結石を治療する要薬です。湿熱の黄疸にも有効です。

金銭草の由来を紹介します。
金銭草の葉は丸い(圓)形をし、金銭に酷似しているから、金銭と名付けられました。また、民間では、この草は金銭より貴重な物と言われて、金銭草と名付けられた、との説もありました。
伝説によりますと、昔、ある相愛の夫婦が居て、幸せな結婚生活を送っていて、突然、夫が腹痛を起こして亡くなりました。死因は胆嚢結石でした。妻は、最愛の夫を偲ぶ為、その遺留品―結石を袋に入れ、いつも首飾りし、(薪を取る)山へ行きました。のちに、その石(結石)が小さくなりました、不思議だと思って、そのことを医者に告げました。医者は彼女が山で石を解ける作用がある薬草を接触した可能性があると判断し、一緒に山を登って、薪を取る付近の草を採取して、その草を使って石を包みました。有る草で包まれた石が小さくなりました。以後、その草を用いて、結石治療に利用しました。

人に感動させたこの故事は、一代一代と伝わって行って、金銭草は民間で広く使われていました。その後、清代の医薬家・趙学敏は、金銭草を≪綱目拾遺≫に収録しました。
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by jbucm | 2011-12-26 09:30 | 中医学 | Comments(0)