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『黄帝内経』について③

三 『黄帝内経』書名の意味

『黄帝内経』の書名について、前回にも少し話致しましたが、「黄帝」は、托名だけである。「内」は「外」に対する言葉で、深い意味がない。「経」とは「径」(みち)、典籍、規範の意味で、学習者はその理論に従って勉強しなければならないものである。

『素問』は、黄帝が岐伯(きはく)を始め幾人かの学者に日常の疑問を問い、問答形式で記述されているものである。

『素問』の内容は医学に限らず、天地宇宙を含め、易学、天候学、星座学、気学、薬学、運命学など広くさまざまな分野に及び、医学書というより科学書と呼ぶべきであるという意見もあり、道教にとっても原典の一つとされる。精気学説・陰陽五行学説を利用し、天人関係及び人の生命活動の規律と疾病の発生発展のプロセスを解釈している。

『素問』の「素」は、「太素」(たいそ)とも言い、「本」(もと)という意味で、「問」は問うという意味で、『素問』とは、性質の起源と五行の本質を追求する意味である。唐代の楊上善が『黄帝内経』を注釈した書名を『黄帝内経太素』(略称は『太素』)にした理由は、これだと思われる。

『霊枢』は王氷が最初に『鍼経』の別名としたものである。その意味についても、幾つの説がある。明代・馬蒔はこう言った、「医無入門、術難精詣……謂之霊枢者、正以枢為門戸……霊乃至聖至元之称……」。張介賓は「神霊の枢要、是謂霊枢」と言った。なお、日本人の丹波元簡氏は、こういった、「『道蔵』を考証すると、『玉枢』、『神枢』、『霊軸』などの経がある、この経を入れるなら、『霊枢』の称にする。羽流から出た意味であろう。」羽流とは羽士で、道士の別称である、これは王氷の道号である。王氷は道教を信奉する道士だったのである。

『素問』が基礎理論とすると、『霊枢』は実践的、技術的に記述されている。

(李)
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by jbucm | 2012-02-09 11:25 | 中医学 | Comments(0)
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