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『黄帝内経』筆記 陰陽五行(十三)

素問・陰陽応象大論篇 第五⑫

【原文】故曰:知之則強,不知則老①,故同出而名異耳②。智者察同,愚者察異③,愚者不足,智者有余。有余則耳目聰明,身體輕強,老者復壯,壯者益治。

是以聖人為無為之事④,楽恬憺⑤之能,從欲快志於虚無之守⑥,故寿命無窮,與天地終。此聖人之治身也。

【注釈】①知之則強,不知則老:ここも「七損八益」の道を指す。この道を知れば、身体が強健である;知らなければ、身体が衰え易い。

②同出而名異:二種の注釈があり、その一は、陰陽の気は同じく天真から出だが、陰と陽の異なる名がある。その二は、同時に生れて来た人でも、寿命が異なる(つまり、長寿を保つか短命に終わるかの違いがある)。

③智者察同,愚者察異:察とは見識である。張介賓の注釈は、「知恵者の見識は、皆道と同じだから、察同という。愚痴者は道を聞いたら、ただ笑うだけで、それぞれのことをする。故に察異という。」

④聖人為無為之事:聖人とは、賢い人。無為とは、道家の言葉で、ここでは、賢い人は、恬淡(てんたん)しているという意味である。

⑤恬憺:恬淡と同じである。

⑥虚無之守:守とは、宇の誤字で、居の意味である。楽観的で、あっさりしていて無欲であるという意味である。

【説明】本節(前回と今回の分)は、上文に続いて、陰陽調理の「道」を説明した。七損八益の道を知り、人体の成長発育と老衰の順次と、「陰陽は同出而名異」の道理などを把握し、生活リズムを調節することで、「寿命無窮」が実現でき、此は、聖人の治身の道である。

なお、「治身の道」の大事なことは、「為無為之事,楽恬憺之能,從欲快志於虚無之守」である。つまり、恬淡して、楽観的で、あっさりしていて無欲である。この治身の道は、『上古天真論』にあった、精心意識の調節を重視する観点は同じ宗旨を受け継いでいるもので、『内経』にある養生学説の道家思想を充分に反映している。


PS:(来週は出張でブログを中止します。次回は6/28(木)にアップ致しますので、どうぞ、宜しく、お願い致します。)

(李)
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by jbucm | 2012-06-14 12:31 | 中医学 | Comments(0)
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