『黄帝内経』筆記 陰陽五行(二十六)

素問・陰陽離合論篇第六①

篇名について

「陰陽」とは、陰経と陽経を指します。「離」は分離、「合」は合併です。本篇は、陰陽の分離と合併の「数」を討論したものです。

学者達が陰陽離合の「数」に対する解釈は、概ね二つあります。その一は、「一陰」と「一陽」のことを指し、陰経と陽経を分離すれば「二」になる、合併すれば「一」になるという説です。例えば、『類経・経絡類・二十九』にこう言いました:「分を言うと、離であり、陰陽それぞれの経がある;併を言うと、合であり、表裏は同じところに帰属する」。『内経素問呉注・巻二』にも同じ説がありました:「ここでいう陰陽は、経の陰陽である。陽は表、陰は裏で、離という。一陰と一陽を対にすると、合という。また、異者は離、同者は合である」。

もう一つの説は、陰陽に三陰(太陰、少陰、厥陰)と三陽(太陽、陽明、少陽)があって、それを離と言う;三陰を合わせて一陰に、三陽を合わせて一陽になることを合と言う。例えば、『素問直解・巻一』に次のように書いてあります:「離には三つあり、合には一つである。三に従い、十百千万になり、みんな離である;三陽が一陽に、三陰が一陰に帰属することは、合である。」

本篇は、自然界に陰陽変化の極まりがないだが、その根本は一陰と一陽にある、つまり、陰陽が対立統一していることを強調した。なお、三陰と三陽の経脈の根・結についての論述では、三陰三陽経脈が「離」の場合は三つに分け、「合」の場合は一つになる道理を説明した同時に、三陰三陽経脈の「開・闔・枢」の生理特性を論述した。

では、次回から、原文を読み、上記の内容を踏まえ、詳しく勉強してみましょう。

(李)
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by jbucm | 2012-10-11 10:35 | 中医学 | Comments(0)

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