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『黄帝内経』筆記 蔵象学説(十四)

霊枢・五味第五十六①

篇名について

「五味」とは、酸・苦・甘・辛・咸という五種の味。本篇は五穀・五菜・五果・五畜それぞれの性味及び五臓との関係について下記の内容討論した:五味は先にそれぞれの臓に入り補益作用を発揮する;営気・衛気・宗気の生成及び運行;五臓に病気があったら、五味に対する宜(適宜)忌(忌む)がある。これらの理論は皆薬療及び薬膳の基本的な原則です。
 


【原文】黄帝曰:願聞穀気有五味、其入五藏、分別奈何①?伯高曰:胃者五藏六府之海也、水穀皆入于胃、五藏六府皆稟気于胃②。五味各走其所喜③、穀味酸、先走肝;穀味苦、先走心;穀味甘、先走脾;穀味辛、先走肺。穀味咸、先走腎④。穀気津液已行、営衛大通、乃化糟粕、以次傳下⑤。

【注釈】①穀気有五味、其入五藏、分別奈何:「奈何」は疑問詞です。五穀に五種類の性味がある。五味が身体に入ったら、どうやって分別して五臓に入るか?

②胃者五藏六府之海也、水穀皆入于胃、五藏六府皆稟気于胃:「海」は営養が集まるところです。「稟」は、受け継ぐことです。胃は五臓六腑の海といい、全ての飲食物は先に胃に入る。五臓六腑は皆胃から消化吸収した精微を受け取る。

③五味各走其所喜:ここの「五味」は全ての飲食物と薬物の総称です。
飲食物(薬物)の性味に異なる特性があり、それぞれ好きな場所があるから、「同気相求」の原理を根拠にして、五味をそれぞれの五臓に帰属させる。

④穀味酸、先走肝;穀味苦、先走心;穀味甘、先走脾;穀味辛、先走肺。穀味咸、先走腎:穀物が酸味の場合は、先に肝に入る;苦味は先に心に入る;甘味は先に脾に入る;辛味は先に肺に入る。咸味は先に腎に入る。

⑤穀気津液已行、営衛大通、乃化糟粕、以次傳下:ここの「津液」は精微を指す。水穀の精微は津液に化して営衛の気に合わせて全身に運ばれる。その糟粕の部分は次第に(大腸と膀胱へ)伝送され、(体外に)排出される。

(次回へ続く)

(李)
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by jbucm | 2013-02-21 11:34 | 中医学 | Comments(0)
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