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『黄帝内経』筆記 蔵象学説(三十)

霊枢・本輸第二④

【原文】脾出于隠白、隠白者、足大指之端内側也、爲井木;溜于大都、大都、本節①之後、下陷者之中也、爲滎;注于太白、太白、腕骨②之下也、爲輸;行于商丘、商丘、内踝之下、陷者之中也、爲経;入于陰之陵泉、陰之陵泉、輔骨之下、陷者之中也、伸而得之、爲合。足太陰也。

腎出于湧泉、湧泉者、足心也、爲井木;溜于然谷③、然谷、然骨之下者也、爲滎;注于太谿、太谿、内踝之後、跟骨之上陷中者也、爲輸;行于復留④、復留、上内踝二寸、動而不休、爲経;入于陰谷、陰谷、輔骨之後、大筋之下、小筋之上也、按之応手、屈膝而得之、爲合。足少陰経也。

膀胱出于至陰、至陰者、足小指之端也、爲井金⑤。溜于通谷、通谷、本節之前外側也、爲滎。注于束骨、束骨、本節之後陷者中也、爲輸。過于京骨、京骨、足外側大骨之下、爲原⑥。行于崑崙、崑崙、在外踝之後、跟骨之上、爲経。入于委中、委中、膕中央、爲合、委而取之。足太陽也。

【注釈】①本節:趾骨(基節骨)です。

②腕骨:太白穴は核骨の下にあるので、ここは誤りです。『甲乙・巻三・三十』、『太素・巻十一・本輸』などの書物に、みんな「核骨」になっています。「核骨」は第1中足骨の遠位部にある円形突起の部分です。

③然谷:「然」は「燃」と通じます。『甲乙・巻三・三十』にこう言いました:「然谷(ねんこく)は、火であり、竜淵(りゅうえん)ともいい、足の内踝前大骨(舟状骨)下のくぼみの中、足少陰脈の所溜で、滎穴である。」

④復留:『霊枢集注』、『甲乙・巻三・三十二』などの書物に、みんな「復溜」になっています。

⑤井金:陽経の井穴は皆金に属します。陰陽相生の意味も示します。陰陽各経脈五輸穴の五行属性は次です:陰経は井(木)・滎(火)・輸(土)・経(金)・合(水)であり、陽経は井(金)・滎(水)・輸(木)・経(火)・合(土)です。

⑥原:原穴です。陰経にはない(輸穴と同じ)が、陽経は輸穴の次のツボになります。原穴は、腎の原気が三焦を経由し経脈に到達するところです。『難経・六十二難』にこう言いました:臓(陰経)に井滎など五つあるが、腑(陽経)に六つある、なぜ?理由は、腑が陽に属し、三焦は諸陽経に走行するから、陽経に一つ輸穴を置き、「原」と名付ける。そのため、腑に六つある。これで、三焦と繋がっている。

(続く)

(李)
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by jbucm | 2013-07-04 10:30 | 中医学 | Comments(0)