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中国最初の古酒

こんにちは、周です。今回は中国最初の古酒を紹介します。

龍山文化(中国新石器時代晩期文化の一つである)を考古発掘した際、紀元前2800~2300年前に酒を醸造した時に使用された専門用具が見つかりました。また、1950年代に、鄭州二里岡や河北藁城県台西村に商代(殷朝)の酒を醸造した遺跡を発見されました。1987年12月に、河南東南部・羅山蟒張郷天湖に商代の墓で、中国現存最初の古酒を発見されました、その古酒は青銅に入れられ、密閉良好な状態でした。古酒を検査した結果、3000年間の化学反応を経ても、有効成分を検出されました。

酒の最初の記載は、≪素問・湯液醪醴論≫にあります、黄帝と岐伯が酒を製造する問題を討論した内容です:「作湯液醪醴者、以爲僃耳……邪気時至、服之万全」。次は、≪戦国策・魏策≫に、禹の娘が狄に酒を作るように命令(指示)した内容です:「昔者儀令狄作酒、進之於禹」。また、「杜康造酒」という説もありました。甲骨文と金鼎文にも殷王朝の王室用の酒祭祖についての記載があります。商王武丁が大臣との会話で、「若作酒醴、尓惟曲蘖」(曲蘖=こうじ菌)という内容がありました。これらの記載から見ますと、3200年前から中国人が曲蘖を発明し、しかも曲蘖を利用して酒造りの技に熟練していたことを証明されました。中国は、世界で最初制曲醸酒(曲蘖を利用して酒造り)の国であります。≪周礼≫によりますと、中国の周代から酒官(酒を管理する・制作する職)-「酒正」がありました。また、酒と医学が関わりの記載もあります:酒で「浴尸」(酒で死体を消毒・防腐する)、≪漢書≫に、「酒爲百薬之長」と記してあります。

中国は、世界で最初薬酒を発明した国でもあります。歴代の医家は、薬酒を用いて疾病を治療した例が多くあります。最初に文献に記載してあるのは、西漢の名医・淳于意の病案です(25例中に、2例を取り上げて内科病・婦人科病を治療した)。
淳于意については、2012年4月16日ログ記事をご参照ください。


                                  
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by jbucm | 2014-01-06 12:46 | 中医学 | Comments(0)