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『黄帝内経』筆記 蔵象学説(五十六)

霊枢・大惑論第八十⑧

【原文】黄帝曰:善、治此諸邪奈何①?岐伯曰:先其藏府、誅其小過、後調其気②、盛者瀉之、虚者補之、必先明知其形志之苦楽、定乃取之③。

【注釈】①治此諸邪奈何:これらの病気治療するにどの方法を使うの?

②先其藏府、誅其小過、後調其気:治療する前にまず疾病が所属する臓腑を明確し、軽い邪気を駆除する。その後、営衛の気を調節する。「誅」とは伐、除去という意味で、「小過」は軽い病情です。

③盛者瀉之、虚者補之、必先明知其形志之苦楽、定乃取之:実証を瀉し、虚証を補する。しかし、先に身体と情志の苦樂を察してから治療方法を決めるべきである。「形」は「形体」で、「志」は精神情志を指す。「形之苦楽」とは身体の労逸で、「志之苦楽」とは精神情志の緊張や愉快さを指す。「定」は確定の意味です。

【説明】本節は多臥、少臥、善忘、善飢で食べられないなど諸証の治療原則を論述した。「盛者瀉之、虚者補之」は重要な原則であるが、「必先明知其形志之苦楽」がより大事なことである。これは、『内経』の論治学説の重要な特徴の一つで、「因人制宜」の範囲に属します。「形志苦楽」の違いが人体の気血・臓腑に大きな影響があり、疾病の性質に関係するので、疾病を治療の際、これを注意しなければなりません。詳細な論述に関しては、『素問・疏五過論』、『血気形志篇』などを参考して欲しいです。

次回からは、『霊枢・決気第三十』を勉強しましょう。

(李)
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by jbucm | 2014-03-27 10:02 | 中医学 | Comments(0)