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『黄帝内経』筆記 蔵象学説(六十八)

霊枢・営衛生会第十八⑦

【原文】黄帝曰:願聞中焦之所出。岐伯答曰:中焦亦並胃中、出上焦之後、此所受気者、泌糟粕、蒸津液、化其精微、上注于肺脈、乃化而爲血、以奉生身、莫貴于此、故独得行于経隧、命曰営気①。

黄帝曰:夫血之與気、異名同類、何謂也②?岐伯答曰:営衛者、精気也。血者、神気也③。故血之與気、異名同類焉。故奪血者無汗、奪汗者無血④。故人生有兩死、而無兩生⑤。

【注釈】①中焦亦並胃中、出上焦之後、此所受気者、泌糟粕、蒸津液、化其精微、上注于肺脈、乃化而爲血、以奉生身、莫貴于此、故独得行于経隧、命曰営気:中焦の部位は胃に並び、上焦の後に出る。その働きは、精気を吸収することです。糟粕を区分け、津液を蒸騰し、精微を化生する。その後(精微物質を)上伝し肺脈へ注ぎ、更に血液に化生して、周身を供養する。身体の中にこれより貴重なものはないから、故に経脈の中で走行でき、「営気」と命名される。

「出上焦之後」についての注釈はいくつあるが、『霊枢・経脈』に「衛気先行」という記載があるので、それに従い、営気は衛気の後から出ると解釈した。

②夫血之與気、異名同類、何謂也:血と気は、異名であるが、実は同じ類のものに属す、どう理解するか?

③営衛者、精気也。血者、神気也:営と衛は、精気に属す。血は、神気である。「血」は精気から化生された、最も貴重な物質だから、「神気」と呼ぶ。故に血と気は異名で同じ類のものであると言われる。

④故奪血者無汗、奪汗者無血:所謂「失血の人は汗も少ない、汗が沢山出る人は血も少ない」。汗液は津液による化生され、血は営気から化生される。二者の源は同じで水穀精微です。なお、津液が血液を組成する重要な成分なので、「血汗同源」という言い方もあります。

⑤故人生有兩死、而無兩生:故に、「奪血」と「奪汗」両方とも人を死なせる。しかし、血と汗の一方が欠けると、人が生存できない。

(続く)
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by jbucm | 2014-06-19 10:35 | 中医学 | Comments(0)
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