こんにちは、周です。医家・葉天士逸話を紹介します。
第四話:葉天士医貧(貧乏を治す)
葉小三という遠い親戚が居ました。勤勉節約をすれば、葉小三の両親の遺産で小康生活を送れることができましたが、浪費の悪習慣があって、数年後も経たない金が無くなり、借金の爲葉天士の処に来ました。
葉天士は葉小三を見ながら(若くて、健康状態もよく、どうしてこんな窮屈な状況になったと不思議に思った)、彼を教訓(みっちりこらしめてやる)しようと、こう言いました:私は銭庄(銀行)を経営していません、今後はあなた自身で生活費を稼がないと行けませんよ。とりあえず今回は几両(少ない金)をあげます。金儲け方法を教えます。これから毎日街路を掃除するー路面に落ちてきた梧桐葉(アオギリの葉)を収集し、綺麗にして、乾燥させ保存してください、今度その梧桐葉を使う道があります。
葉小三が、言われた通りにして、沢山(3部屋分)梧桐葉を貯めました。
翌年の初春、蘇州に突然瘟疫を発生し、直ぐ蔓延しました。葉天士が診察した患者の処方箋に、皆「梧桐葉3銭」と書かれていました。当時の時季(春先)では、葉は未だ出ないし、梧桐葉を薬局にも置いていません。みんなが困惑している様子を見て、葉天士は、胸有成竹(=成竹在胸ともいう、前もってちゃんとした考えがある)こう言いました:葉小三の家に置いてあります、買に行ってください。すると、みんなが葉小三の家に梧桐葉を買いに行きました。瘟疫が収まった同時に、小三の家に置いてある梧桐葉も丁度無くなり(全部売り切れ)、金儲かりました。
あれからの小三が、梧桐葉で儲かった金で商売を始め、勤勉に働き、裕福になり、幸せな生活することができました。葉天士に感謝!感謝!