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『黄帝内経』筆記 蔵象学説(七十) 

霊枢・営衛生会第十八⑨

【説明】前回と前々回の分は、中焦・下焦の部位及びその機能を論述した。最後に、「上焦如霧、中焦如沤、下焦如涜」というふうに三焦各自の機能をまとめた。
『内経』の中三焦の部位と機能について、本篇の他に『本輸』、『本蔵』、『論勇』、『決気』、『五蔵別論』、『六節蔵象論』、『邪客』、『背輸』などの篇にも記載があります。

本節は、血と営衛の気は「異名同類」のものであるということを理論根拠にして、「奪血者無汗(出血の者に発汗しない)、奪汗者無血」という治療原則を提唱した。臨床に指導的な意義があります。『傷寒論』、『金匱要略』にも同じ記載があります。
 
本篇は営気と衛気の生成、運行規律、会合及び主要な生理機能を討論した。そして、老年の「昼不精、夜不瞑」と少年の「昼精夜瞑」、及び飲酒後の「小便独先下」、「熱飲食下胃、其気未定、汗則出」などの論述は皆営衛の気の生理特徴の説明です。これらは、臨床に指導的な意義があります。

なお、「奪血者無汗、奪汗者無血」も営衛理論が臨床治療への運用で、いまだに重要な意義があります。

三焦の部位及び機能についての論述も後世の学者らに従われています。

では、今回を持ちまして『霊枢・営衛生会』の勉強を終了し、次回からは、『霊枢・五癃津液別』を勉強しましょう。

(李)
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by jbucm | 2014-07-10 10:00 | 中医学 | Comments(0)