『黄帝内経』筆記 蔵象学説(七十一)

霊枢・五癃津液別第三十六①

篇名について

「五」は「五液」を指し、即ち人体の代謝過程で津液が化生する「汗・溺・唾・泪・髄」という五種類の体液です。「癃」とは「癃閉」で、五液の代謝に障害が発生し、閉塞不通の症状が現れる病症を指します。「別」とは、分別、区別の意味です。

本篇の名前が『五癃津液別』の理由について、『霊枢集注・巻四』は次のように注釈しています:「この章は水穀により生じる津液、及び五種類の津液がそれぞれの走行通路を論述したものである。もし五道が癃閉したら、水脹となる。五別は、汗・溺・唾・泪・髄のことである。五癃は、液が脳に滲入しなく下へ流れ、陰陽気道が不通、四海が閉塞、三焦が不瀉、そして津液が不化し、水穀が下焦に溜まり、膀胱へ滲入できず、水が溢れ、水脹となる。これが篇名の由来である」。

本篇の主な内容は、五液の分類、概念及び形成の機理;五癃病の形成及び機理。本篇を勉強するには、上記の内容に合わせて、津液の生成及び分類の理由も把握して欲しいです。

体にある津液の源は水穀であり、脾胃の中で生成したものです。生理機能のよって五つの道に分れ、外の刺激によってそれに適応する変化しています。また、病理変化についても論述した、津液の所在部位が違うから、現れる症状が違い、従って病名も違います。
 

(李)
[PR]
by jbucm | 2014-07-17 10:16 | 中医学 | Comments(0)

国立北京中医薬大学日本校が運営するブログです


by jbucm