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烏鶏白鳳丸の由来


こんにちは、周です。今回は烏鶏白鳳丸の由来を紹介します。

ある年、華佗(後漢末;109?-207?)は徐土(現在の徐州)を遊学・行医していました。重症になる母親が従兄弟に小車(搬運用の一輪手押す一車)で華佗を訪ねてきました。母親は、こう言いました:あなたが患者の爲、懸命に勉強していることを知り、安心しています。私はこの世に去る前に、我が子と会いたくて、あなたの従兄弟に運ばれました。華佗が、母親を診察して(母親は)確かに重症であると診断しました。診察を待っている患者が居るので、又も従兄弟に頼んで母親を先に自宅に送ることにしました。
華佗が、従兄弟にこう言いました:お兄さん、母は危篤状態で、恐らく3日も持たないです。ご苦労さんです、母のことを宜しく頼みます。人参湯等の救急薬を準備してあるので、帰る途中で死去するのを防ぐ爲、飲ませてください。私はここを片付けたら直ぐ帰ります。

3日後に華佗が家に着きました。母親の健在ぶりを見て、吃驚しました!もしかして、自分の診断は間違った?(帰る途中で)母に何を食べさせたかを従兄弟に聞きました。

従兄弟:村を通った際、叔母さんは鶏スープが飲みたがっていました。村の人口は少なくー
九戸(世帯)しかない、しかも玉子生む母鶏(雌鶏)ばかりを飼われて、皆売りたくなかったです。探した結果、漸く1羽公鶏(雄鶏)が見つけ、飼い主が売ってくれました。鶏スープにあなたが準備した人参湯等の救急薬を加え、3回分けて叔母さんに飲ませました。
華佗:どんな形をした鶏ですか?
従兄弟:白毛、鳳頭、皮肉都是黒的(白い毛、鳳の頭をして、皮と肉は、炭のように真っ黒い)

華佗は、従兄弟の話を聞いた後、(白毛、鳳頭、皮肉都是黒的)烏骨鶏を頭に浮かびました!それです!烏骨鶏です!直ちに市場に行き、同じような鳳頭鶏(=烏骨鶏)を買い、従兄弟が言った調理法で鶏スープを作り、母親に飲ませました。しばらくすると、母親は元気になりました。その後、華佗は同じ治療法を用いて、母親と同じ病証を持つ患者を治しました。

華佗は、その鶏スープを「九戸鶏湯」と命名し、《青嚢経》に収録しました。残念ですが、華佗が著した《青嚢経》は、伝承がとだえています、考証することができません。民間では、烏骨鶏を要薬と、滋補薬を配合し、丸薬(製剤の1種)を作ります。これは婦人のあらゆる病気を治す妙薬です(とくに女性の生理痛や生理不順に使われることが多く、その効果は絶大です。または体質改善にも効きます)。烏鶏白鳳丸と名付けられました。

烏鶏白鳳丸の組成と烏骨鶏を紹介します。
烏骨鶏を主成分と、朝鮮人参、黄耆、当帰、鹿角胶、牡蠣、熟地黄、香附子です。出来上がった薬は、ロウで密封されるので、長年も変質せずに保存できたそうです。烏骨鶏は江西省の山地が原産で、毛は白く、耳は青く、とさかは赤く、頭のてっぺんには丸くて、白い毛があるが、皮と骨と肉は、炭のように真っ黒いです。
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by jbucm | 2014-07-28 09:30 | 中国の話 | Comments(0)