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『黄帝内経』筆記 蔵象学説(九十四)

素問・五蔵生成論篇第十①

篇名について

「生成」とは、生化と形成の意味である。本篇は「天は生を主り、地は成主り、五臓の色は体表での表し、天の気が主る;五臓の脈は体内で運行し、地の気が主る。色は気が与えたもので、脈は味が帰属するものである」という理論に基づき、生理、病理、診断などの方面から、五臓、五体、五味、五色、五脈の間に存在する相生相克の関係及び相互補完の関係を論述した。『素問呉注・巻二』は「五臓未病は相互補完の理由がある、五臓已病も相生相克の理由がある」という。故に篇名を「五蔵生成」にした。

なお、なぜ本篇の名前に「論」ではなく、「篇」となっているについて、新校正には、「此篇は直接五蔵生成のことを記載し、(黄帝と岐伯)の問答と議論などがないから、論を言わずに、篇という。以後も、「篇」となっているのは、これをまねしたのである」という。

本篇の主な内容:
1.五臓と五合の間の表裏相合及び相互間の生克制化。五臓の「所合」、「所栄」、「所主」の内在関連性及びこの関連性が『内経』理論体系における意義。
2.五味、五色、五脈と五臓の関係及び五色の診察要綱。
3.気・血・筋・脈・髄などの生理機能及び五臓脈の診法。血痺証の病因、病機と病証。
4.脈診・色診及び色脈合参が診断における運用。胃気が色、脈に対する重要性。

(李)
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by jbucm | 2015-02-26 10:20 | 中医学 | Comments(0)