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中薬及び剤型名称

こんにちは、周です。今回は中薬及び剤型名称の話です。

中薬は中国特産品だと思われていますが、外来(中国以外から来た)したものは少なくなりません。漢魏の時期に西域(現在の玉門関以西の新疆および中央アジア各地の総称)から入ってきたこれらの薬は、標記として「胡」を名前に付けます、例えば胡桃(クルミ)・胡廬巴・胡蘿ト(食用人参)。南北朝の時期以後、東南海路の開通によって海上から入ってきたものは、「海」家族を作りました、例えば海棠・海桐皮。以後の宋・元・明・清代、各期から入ってきた薬は、さらに多くなります、先に入ったものが「番」・「舶」、後に入ったものが「洋」を名付けます、例えば番瀉葉・舶乳香・洋姜・洋参(西洋人参)。

中薬を配伍や加工して丸、湯、散、膏、丹などの剤型あることを、皆さんはご存知と思いますが、これらの剤型についてはいまひとつ掘り下げてみると面白い話があります。
丸:発音は「緩慢」「緩」に似ている、呉の方言なら(「緩慢」「緩」)同じである。なので、丸は、薬効の到来が遅緩(遅い)が、体内に停留する時間は長く(薬効)持続する。
湯:発音は「滌蕩」の「蕩」に似ている。なので、湯は、薬効の到来が迅猛(迅速で猛烈である)である。
散:薬物を細粉にして混合したものである。散化(散らしてとける)を意味する。吸収は湯剤より遅く丸剤より速い。痼疾を治療する。
膏:薬物を煎じて濃縮した後、特殊な補助材料を入れて(基質などを変えて)常温で半流動体をしめす「膏」にしたものである。外用と内服がある。内服膏は膏滋とも称し、補益剤などに適する。養生や慢性病の治療に用いられる。
丹:鉱物質の材料に昇華・化合・分解・混合などの加工精煉を行い、抽出した化合物である。但し、現在「丹」と称する多くの方剤があるが、散剤・丸剤に与えられた習慣名称であることが多く、元来の丹剤とは異なる。
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by jbucm | 2015-11-30 09:30 | 中医学 | Comments(0)