こんにちは、周です。先週土日(8月5日・6日)夏季講習会(その2)を行われました。内容は中薬の臨床応用技巧(担当:韓先生)です。
以下の内容を講義しました。
1、 内科・婦人科・皮膚科・眼科及び耳鼻咽喉科の常見する病証への中薬応用と経験
2、 常見する中薬の用量の技巧
3、 常見する中薬の特殊な効能
4、 薬対の応用(臓腑常見する薬対、臨床各科常見する薬対)
5、 角薬の応用
私は1時間位の授業を聴講しました、口内炎でした。その内容を抜粋して紹介します。
口内炎は中医では「口瘡」「口瘍」の範囲に属します。病因病機の多くは飲食不摂・情志失調・邪毒侵襲・正気虧虚によって邪熱燻蒸(熱邪が口内粘膜を燻蒸して)気血失栄となります。病変は火(実火・虚火)と関係します。実火の多くは若者に発症し(単発)治療しやすいです。虚火の多くは年長な者・体質虚弱の者に発症し(再発、且つ何箇所もある)治療しにくいです。痛いので、食事にも影響(特に哺乳期の人には影響が大きい)します。治法としては実火の場合は清熱瀉下で、虚火の場合は滋陰瀉熱です。黄耆、肉桂、胡黄連、五倍子(外用)、孩兒茶(外用)を用いられます(要注意:肉桂は虚火上炎の口瘡に適応する)。
日本で使える方剤もありますー三黄瀉心湯・半夏瀉心湯・十全大補湯。
北京中医薬大学日本校お盆休みは下記通りです。
8月11日(金)〜8月17日(木)は連休とさせていただきます。
8月18日(金)からは、通常通りの業務を始めさせて頂きます。ブログは8月21日(月)から再開いたします。
いつも北京中医薬大学日本校のブログ記事を読んで頂き、ありがとうございます。
皆様、楽しい連休でありますように。