中医の「火」の話①

こんにちは、李宏です。これからは、中医の「火」の話をしたいと思います。
中国では、良く「上火(じょうか)」という言い方をします。「上火」とは
一体どういう意味でしょう。

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実は、これは、中医学の言葉です。中医では、人の体に目に見えない「火(か)」が存在すると認識しています。この「火」は我々が普段見ている、ぼうぼうと燃え盛っている火(ひ)とは違いますが、火と同じ幾つかの特性を持っています。

例えば、体を温めたり(温煦)、エネルギー(力)をつけたりします。生存する為のエネルギーを提供して、生命活動のプロセスを推進するなどの働きの有る「火」を、中医学では「命門の火」と称します。もし、体内の「火」がうまく制約と調節されなくなり、体表や頭部に蔓延すると、身体をいため、生理機能が乱れてしまいます。この場合は、病理的な「火」となります。
中医学では、「火」という文字を利用し、身体にある熱性の症状を形容します。さらに、病理的な「火」を大きく、「虚火」と「実火」に分類しています。
次回からは、良く見られる数種類の「上火」を紹介します。
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by jbucm | 2007-07-25 09:24 | 中医学 | Comments(0)

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