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中医の「火」の話③

こんにちは。李宏です。先週の続きで実火の残り2種類を紹介しましょう。

 胃火(いか):胃火は、多くの場合は、飲食の不摂生によるものです。例えば、酒の飲み過ぎ、油っぽい物や辛い物などの食べすぎで、「食積(しょくせき)」となり、熱を生じ、「火」になる。中医では、こういうことを「胃火灼盛(いかしゃくせい)」といい、主な症状は、胃部の灼痛、口乾・口臭・腹痛便秘・歯茎の腫痛などです。f0138875_1337332.jpg

山楂(さんざ)や生石膏(しょうせっこう)、鉄樹葉(てじゅよう、センネンソウ)などの生薬を使い、瀉胃清火(しゃいせいか)します。                                                       山楂の実→                                                                                                                                       肺火(はいか):気候の突然の変化で体がそれに応じられない、或は、労倦で体内の陰液(有用な水分)を消耗し過ぎるなどの原因で、肺火を引き起こしやすい。年配者に多く見られます。主な症状は、呼吸が粗い、或は高熱・煩渇・黄色い粘々する痰を吐く、酷い場合は痰の中に血を帯びる。
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                     ↑ 生薬・甘草
中医では、黄芩(おうごん)や桑白皮(そうはくひ)、甘草(かんぞう)などを用い、肺火を清する。
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by jbucm | 2007-08-08 00:02 | 中医学 | Comments(0)