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中医の「火」の話④

こんにちは、李宏です。前回までは、良く見られる4種類の「上火」を紹介しました。一般的に、「上火」は「実火」を指す場合が多いです。

今回と次回は、「虚火」を紹介したいと思いますが、その前に「実火」と「虚火」の違いを説明しておきましょう。

まず、「実火」とは、体が丈夫であって、陽熱の邪気が体へ侵入し、体内で盛んな証候です。急性の場合が多いです。
「実火」に対して、「虚火」は邪気の侵入ではなく、体内の陰液がある程度虧損(「陰虚」と言います)された為、相対的に内熱が発生する証候です。いわゆる、「陰虚生内熱(火)」と言うことです。これは、「虚熱」とも言い、たいてい、慢性的な経過を示します。良く見られる症状は、両頬が赤い、体が痩せる、潮熱(午後の微熱)盗汗(寝汗)、顔や手足のほてり、咽喉の乾き、舌が赤くて、苔(舌面にあるこけ)が少ない、脈が細数です。
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中医では、「虚火」の治療には、清虚熱薬(せいきょねつやく)を良く使います。例えば、青蒿(せいこう)、地骨皮(じこっぴ)などがあります。ちなみに、地骨皮は、皆様が良くご存知の枸杞の樹の根皮です。
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by jbucm | 2007-08-22 08:40 | 中医学 | Comments(0)