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八綱弁証 (陰陽弁証)

こんにちは、李です。八綱弁証の陰陽弁証を紹介します。

 陰陽は八綱弁証の総綱で、これまでお話ししてきたように表裏・寒熱・虚実は陰陽に分類でき、理論上、全ての疾病は陰陽で鑑別することができます。

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基本的に、表証・熱証・実証は陽証(ようしょう)に属し、その特徴は陽気が亢進し、熱邪が蓄積した実熱証などで、顔色が赤い・声が大きい・力がある・口やのどが渇く、冷たい物が飲みたい・便秘・大便が臭い・尿が濃くて少ない・うわごとを言う・大騒ぎする・イライラする・落ち着かない・不安感・発狂などの症状が見られます。
裏証・寒証・虚証は陰証(いんしょう)に属し、その特徴は陽気が不足した症状が現れます。例えば、顔色が白い・くすんだ黄色・青黒いなど・声が低い・力がない・疲れ易い・食欲不振・温かいものを飲みたい・下痢・軟便・尿の色が薄く量が多いか少ない・精神疲労・無気力・精神抑鬱などです。

以上、八綱弁証を簡単に紹介しました。纏めますと、表裏弁証は疾病の深さ、寒熱弁証は疾病の性質、虚実弁証は邪正の盛衰、陰陽弁証は疾病の類別を見分ける方法です。八綱弁証は、疾病の共性を帰納し、複雑な証候を簡単化し、証候の本質を把握して、他の弁証(病因弁証・気血津液弁証・臓腑弁証・経絡弁証など)に導くことができますので、全ての弁証方法の基本となります。八綱弁証は、疾病の治療原則に指導作用があります。八綱はそれぞれ孤立したものではなく、相兼・挟雑・真仮・転化などが常に存在するので、総合して弁証するべきです。
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by jbucm | 2007-10-05 09:03 | 中医学 | Comments(0)