気血津液と臓腑の話③

こんにちは。今回は、元気(げんき)・宗気(そうき)・衛気(えき)・営気(えいき)の組成や分布及び主な機能について、少し詳しく話を致しましょう。

①元気(げんき):主に腎に蔵されてある先天の気(精気)ですが、両親からもらった有限のエネルギーなので、生まれた後の食事によって、脾胃が運化した水穀精微の気から育て上げられる。全身に分布され、前回、話しました気の推動作用、温煦作用、防御作用などで活躍します。

②宗気(そうき):主に肺と脾が吸収した大気中の清気と水穀精微の気が合わさった気です。胸中に集まり、呼吸や発声、心拍や気血の流れを推進する。前回、話しました気の推動作用の一部は宗気の働きです。f0138875_14325533.jpg

③営気(えいき):主に脾が水穀精微の気から作った気(飲食物のエネルギー)です。血管の中で流れ、血液の一部にもなります。気化作用によって作られ、主な生理機能は、全身に営養を与え、各臓腑組織にエネルギーを補充し、活発にさせることです。いわゆる気の推動作用や、温煦作用でしょう。 

④衛気(えき):こちらも主に水穀精微の気から作られた気です。営気と違って、血管外に流れます。その生理機能は、防御作用によって身体の表面を保護し、邪気(じゃき、病気の原因となるもの)と戦います。また、固摂作用と温煦作用によって発汗を調節し、筋肉や肌を温め、体温調節を助けることもできます。営気と衛気は血管の内外で流れ、協調し合って、身体の内部と外部を守り、各自の働きを果たせます。
[PR]
by jbucm | 2007-10-26 09:00 | 中医学 | Comments(0)

国立北京中医薬大学日本校が運営するブログです


by jbucm