傷寒論

こんにちは、周です。f0138875_22261457.jpg

先日、生徒さんから、《傷寒論・陽明篇》第236条についてのご質問がありましたので、今回ご紹介します第236条は黄疸病病機の話です。

原文:陽明病、発熱、汗出者、此為熱越、不能発黄也。但頭汗出、身無汗、剤頸而還、小便不利、渇引水浆者、此為瘀熱在里、身必発黄、茵陳蒿湯主之。

訳文は高先生に確認して頂きましたが、私なりの訳文です。もし間違いがありましたら教えていただければ、幸いです。以下は訳文です。

訳文:陽明病は里熱実証です。発熱して汗が出ます。熱が外に透発し(発散する、熱越)その発熱・汗は全身に出ます、その場合は黄疸にはなりません。但し、汗が頭だけに出て、身体には汗が出ない。ちょうど頸部のところが境になります。(斉=剤、つまり頸部以上は汗が有り、頸部以下は汗がない)
小便不利で口渇があり、水を飲みたがる(喝水=引水浆、水をいくら飲んでも口渇する)場合は、湿熱(瘀熱)が身体の中に溜まっていて、湿熱阻滞、熏蒸津液で、黄疸になります。この場合は茵陳蒿湯を用います。

ついでに茵陳蒿湯の構成、効用、方解について説明します。

構成:茵陳30g、梔子15g、大黄9g
効用:清熱、利湿、退黄
方解:本方は湿熱黄疸を治療する第一要方です。
茵陳(君薬)・梔子(臣薬)→清熱(向上、向外にて、湿熱を発散し、外に去る)
大黄(佐薬)→清熱通便(向下、湿熱が大便から去る)
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by jbucm | 2007-11-05 09:05 | 中医学 | Comments(0)

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