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気血津液と臓腑の話⑨

こんにちは、李です。前回は血の概念、血の生理機能、血の組成と生成、血の運行について紹介致しました。
今回からは、血の病証(血病の弁証)を紹介いたします。
臨床では、血の病証をやはり虚証と実証に分け、虚証とは血の不足のことで、血虚証(けっきょしょう)。実証は血行不暢、或は内出血で血が身体のどこかに溜まることの血瘀証(けつおしょう)と血熱証(けつねつしょう)、血寒証(けっかんしょう)などがあります。

1、血虚証(けっきょしょう)
血虚証とは、血の不足によって臓腑、経脉が滋養されないために生じる全身虚弱を表わす証候です。
血が不足となる原因は生成の不足と使い過ぎです。生成の不足は、先天の不足、慢性病や食事の不摂生、脾胃の虚弱、或は瘀血で新血の生成を妨げるなどが原因です。使い過ぎというのは、慢性出血、或は久病や思慮過度などで血を消耗し過ぎ、腸の寄生虫病などが原因です。          
症状は、顔色蒼白或いは萎黄・唇や爪の色がうすい・眩暈・心悸・不眠・手足のしびれ・月経失調(過少月経、周期の遅れ、閉経)・舌淡白・脉細無力などがあります。血虚証の治療法は、血を補う又は、養うという方法で、補血(ほけつ)・養血(ようけつ)となります。

2、血瘀証(けつおしょう)
血行不暢で血が臓腑経脈組織の中に阻滞され、或は血液が脈管外に溢れた後すぐに排出できず、体に残っている場合は、血瘀といいます。血瘀によって引き起こされる病証は血瘀証です。血瘀証を引き起こす原因によって、血瘀兼気虚証、血瘀兼血虚証、寒客血脉証、血熱搏結証の四つの証候に分けられます。
血液がスムーズに運行するには、下記の条件に満たさなければなりません
①気の推動作用が正常;②気の固摂作用が正常;③血液が充満し、成分が正常、温度が適切;④脈管が無傷で、通暢である。
上記の条件が異常(気虚、気滞、血虚、血寒、血熱、外傷など)になると、血瘀が発生します。

血瘀の原因によってそれぞれ特徴的な症状が見られます
①血瘀兼気虚証:気虚証と血瘀証が同時に存在する証候、疲労倦怠・呼吸微弱・無気力・自汗・疼痛(拒按)・舌紫暗或いは瘀斑。
②血瘀兼血虚証:眩暈・心悸・不眠・舌淡・疼痛(拒按、痛みの部位は固定的)・舌紫暗或は瘀斑・脉渋。
③血熱搏結証(血熱証による):発熱、疼痛(刺痛、灼痛、冷やすと軽減する)・出血(鼻、歯、皮膚など)・舌暗紅、瘀斑あり、脉渋、数。
④寒客血脉証(血寒証による):手足の疼痛(暖めると軽減)・手足が冷たく紫暗色になる或いは少腹部疼痛・月経後期(経血は紫暗色で血塊を伴う)・舌淡暗・苔白・脉沈遅渋。
 
血瘀証の治療法は、活血袪瘀を主にして、場合によって、理気、補気、養血、清熱涼血や温経散寒なども兼ねます。
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by jbucm | 2008-01-11 09:00 | 中医学 | Comments(0)