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気血津液と臓腑の話⑪

こんには、李です。今回は、気血同病の話をしたいと思います。
  
気は全身(血管内と血管外)に流れ、目に見えないものですが、血は血管の中に流れ、実際に見えるものです。〝気は血の帥(スイ)であり、血は気の母である″。この言葉の意味は、気と血は相互依存の関係にあり、特に血管内に流れる気と血は切り離す事が出来ません。なので、一方に病変が発生すると必ず他方に影響が及び、その結果、気血同病となります。

気血同病は主に、気虚血瘀証(ききょけつおしょう)、気滞血瘀証(きたいけつおしょう)、気血両虚証(きけつりょうきょしょう)、気不摂血証(きふせっけつしょう)、気随血脱証(きずいけっだつしょう)などがあります。

1.気血両虚証:気と血の生成も互いに影響しあいます。臓腑と結びつけて考えると、分り易いと思います。特に脾気虚の場合、その運化水穀の機能が弱まる為、血の生成作も悪くなり、当然血虚も発生します。また、血虚が先にあって、全身に営養を与えられず、化気作用が弱まると、気虚の症状も出てきます。いずれの場合も、気血両虚証と言い、気虚と血虚の症状が両方見られます。(それぞれの症状は前に紹介しましたので、ここで重複いたしません)
治療は補気と補血が必要で、代表方剤は「八珍湯」
「十全大補湯」などがあります。
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by jbucm | 2008-01-25 09:00 | 中医学 | Comments(0)