気血津液と臓腑の話⑰

こんにちは、李です。今回も引き続き、津液の弁証について話をいたします。

痰飲:痰と飲とは、水液が滞り、凝集して形成された病理上の産物で、病気の病因となることが多く、痰飲の滞りによる病症を痰飲証(広義的な痰飲)といいます。
 
痰証(たんしょう)
水液が停滞し凝結した物で、粘濁で濃いものを痰といいます。痰が全身の臓腑、経絡組織の間(肺だけではない)に溜まっている病を痰証といいます。臨床表現は痰が溜まっている場所によりさまざまですが、咳嗽咯痰、痰質粘稠、胸悶嘔悪、脘痞納呆、頭目暈眩、神昏で喉中に痰鳴、神乱で癲、痴、癇或いは瘰癧(リンパ結核)、乳癖(乳房内の痞塊)、痰核、舌苔は膩、脈は滑などが見られます。

飲証(いんしょう)
稀薄な水液が臓腑組織の間に停滞し、病気を引き起こすことを飲証といいます。その臨床表現も飲が溜まる場所によりさまざまとなります。飲が溜まる場所により、痰飲(飲証の一種で、狭義的な痰飲、飲が胃腸に停留すること)支飲(飲が肺に停留すること)、懸飲(飲が胸脇に停留すること)、溢飲(飲が皮下組織に停留すること)などがあり、それぞれの特徴的な症状を持ちますが、ここでは省略します。
 
以上を持ちまして、津液の話を終わらせて頂きます。次回からは、臓腑の話しを致しましょう。


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by jbucm | 2008-03-07 09:00 | 中医学 | Comments(0)

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