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気血津液と臓腑の話(25)

こんにちは、李です。今回からは、肺と大腸の話を致します。臓腑の話しを書いていくと、段々、我々の体に存在している器官は本当に素晴らしい精密器官だな~と感じてきました。是非、面白く読んで下さい。

肺は気の主で、五行の金に属します。肺は胸腔に位置し、左右一つずつ、上は気管につながり、喉が門となります。五臓六腑の一番高い所にあり、ほかの臓腑を覆う形になるため、「華蓋」と呼ばれます。なお、位置が心の近くにあり、心臓を補佐して気血運行を調節するため、「補佐の器官」とも呼ばれます。

肺の生理機能:
 1.気を主る:気は人体生命活動の重要物質です。肺主気とは人体の気は肺から生じるということです。「諸気なるものは、肺に属す」(『素問・五臓生成篇』)。肺主気には主一身の気と主呼吸の気の二方面があります。

(1)肺は一身の気を主る:肺は全身各臓腑の気を調節する作用があります。一つは宗気の生成です。人体は呼吸運動によって自然界の清い気を肺に吸い込み、胃腸の消化吸収によって、飲食物を水穀の精気に変えて、脾の気によって肺へ注入する。自然界の清い気と水穀の精気は肺内で混合し、胸の上気海(じょうきかい、膻中、胸の乳の中間にあり、宗気の源と呼ばれます)にたまり、宗気となります。二つ目は全身の気の昇降、出入りを調節する作用です。

(2)肺は呼吸の気を主る:肺は呼吸運動を司る器官で、体内外の気体交換の場所です。絶えず新鮮な空気を取り入れることによって、宗気の生成を促進し、気の昇降出入運動を調節しながら、人体の新陳代謝を維持します。
 中医学では、呼吸運動は肺だけでなく、腎との協同作用によって行われていると考えます。肺は気の主で、腎は気の根であり、肺は気の出、腎は入(納)を主ります。気の出と入によって、呼吸運動が完成されます。ここは理解し難いところですが、先ずは、肺の呼吸の深さが腎の納気作用に支えられると覚えておきましょう。
 
2.肺は宣発と粛降を主る :宣発とは宣通と発散の意味合いで、肺気が上に昇り、外に発散することです。粛降とは清くする、下降の意味合いで、肺気が下に降りて呼吸道をきれいに保持することです。
 肺は宣発を主るという生理作用には、三つあります。一つめは、経脉気血の運行により脾からの津液と水穀の精気を全身に散布し、皮膚まで伝えます。二つめは、肺の呼吸運動により、体内の濁った気を排泄します。三つめは気の宣発により、腠理を調節し、代謝した後の津液を汗に変え、体外に排泄します。なので、肺気が宣発できなければ、呼吸不順、胸痞え、咳き、鼻詰まり、くしゃみ、汗が出ないなどの症状が現れます。
肺は粛降を主るという生理作用にも三つあります。一つめは、自然界から新鮮な空気を取り入れます。二つめは、肺が吸入した清気と脾から転送されて来た水穀の精気を下(全身)に散布します。三つめは肺及び呼吸道内の異物を吐き出し清潔にします。なので、肺気が粛降できなければ、呼吸が浅い、咳き、痰がでる、咯血などの症状が現れます。

肺気の宣発と粛降機能は相反する動きで、生理上では互いに依存、制約します。また病理上でも互いに影響します。故に、正常の宣発がなければ、粛降もよく行われない、逆に正常な粛降がなければ、正常な宣発もできなくなります。
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by jbucm | 2008-05-23 09:15 | 中医学 | Comments(0)
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