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気血津液と臓腑の話(26)

こんにちは、李です。今日は続きまして、肺の生理機能を紹介致します。

3.肺は通調水道(行水)を主る 
「通調水道」とは、肺気は水道(水液を輸布と排泄の道)を通して、水液輸布と排泄を推し進めることです。
人体内の水液代謝は肺、脾、腎及び大腸、小腸、膀胱等の臓器によって共同で完成されます。肺の位置は体のもっとも高い所にあり、体内の水液の代謝に関与しますから、「肺は水の上源」と言われています。
 肺気の宣発作用によって、水液が迅速に全身に拡散し、各組織、器官を潤い、滋養し、護衛します。また、利用された廃水、余った水分を呼吸、汗の形で体外へ排出します。なお、肺気の粛降作用によって、体内で代謝した後の水液は腎に行き、腎と膀胱の作用で尿として体外に排泄され、小便の通じが保持されます。これは肺の水液を調節する作用であり、つまり、通調水道の機能です。

4.肺は百脈を朝す、治節を主る
「百脈を朝す」とは、血行を助けることで、全身の血液は血脈を通って肺に流れ、肺の呼吸によって気体交換の後再び全身に拡散されることです。
 「治節」とは、治める、調節の意味合いです。肺は気を主る、心は血を主る。全身の血と脈は心に属し、心臓の脈動は血液運行の基本動力ですが、この血を運行するのに、気にも頼り、気の昇降によって全身に運行されます。肺は一身の気を主り、百脈に通じ、全身の気の機能を調節するから、心臓に協力して血液の循環を助けることができます。
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by jbucm | 2008-06-12 10:56 | 中医学 | Comments(0)