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気血津液と臓腑の話(30)


こんにちは、李です。今回から、肺の実証を紹介致します。

①風寒束肺:風寒外襲、肺衛失宣による肺表風寒の証候です。
【臨床表現】:咳嗽、痰稀色白、喉痒か喉痛、鼻づまり、薄い鼻水、微悪寒、軽度の発熱、無汗、全身の痛み、苔簿白、脈は浮緊。
【証因分析】:肺は司呼吸で主皮毛でもあり、風寒の邪が膚表を侵犯すると肺気が拘束され、肺衛失宣で本証となります。肺は嬌臓で、寒温に耐えられず、邪気が毛竅に入ったら咳が出るので、主な症状は咳嗽です。また、風寒感冒の症状を兼ねます、例えば、軽微の寒熱、無汗、全身痛、脈浮等の症状など。肺気失宣、肺津不布で徐々に痰飲になるので清稀な痰が出ます。舌苔と脈は表寒の病性であることの証です。

②寒邪客肺:寒邪が肺の中にこもり、肺気上逆による証候です。
【臨床表現】:咳嗽、喘ぐ、痰稀色白、寒がり、四肢が冷える、舌淡苔白、脈は遅緩。
【証因分析】:寒の邪気が肺にこもると陽気が鬱積され、肺失宣降・肺気上逆となり、本証となります。主な症状は咳嗽と喘ぐ。それに、全身の寒象(寒がり、四肢が冷えるなど)を兼ねます。なお、風寒束肺証と同じく、肺気失宣、肺津不布で痰飲になり、薄く白い痰が出ます。舌苔と脈は里寒の病性であることの証です。

今回は、風寒束肺証と寒邪客肺証の両証だけ紹介しました。この両証の共同点と違いが分かりましたでしょうか?両方とも咳嗽、痰稀色白が主症状ですが、寒邪客肺証に喘ぐという症状があります。なお、内寒証なので、一般的に発熱がなく、寒がりや四肢の冷えなどの寒象が伴います、病程が比較的に長いです。一方、風寒束肺証は表証なので、病程が比較的に短く、惡寒発熱を兼ねる場合が多いです。両証の区別のポイントを是非覚えて下さい。

では、次回、お楽しみに。
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by jbucm | 2008-07-17 09:37 | 中医学 | Comments(0)
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