気血津液と臓腑の話(37)


こんにちは、李です。今日は、脾と胃の関係を紹介しましょう:

 脾と胃は五行の土に属し、中焦にあり、膜で繋がって、経絡で連結し表裏の関係になっています。脾と胃の関係は受納と運行、昇と降、乾燥と湿りに現れています。少し詳しく説明致しましょう:

1.受納と運行の協調:胃の受納、消化機能は、脾の運化に基礎づけられています。脾が運化を主り、水穀を消化し、精微を輸送することは、胃の新たな受納、消化にエネルギーを提供するためです。両者の密接な協力によって、食べ物を消化し、精微を輸送し、全身に栄養を提供することができます。

2.昇と降:脾・胃は真ん中にあり、気機の上下昇降の中枢であります。脾の運化機能は水穀を消化するだけでなく、精微を吸収、輸送することも含んでいます。脾のこの生理作用は主に上の心・肺に輸送し、心・肺の機能を利用して全身に栄養を提供することです。なので、「脾気は上昇する」というわけです。胃は食べ物を受け、消化し、通じて下降することが順調だといいます。胃は初歩的に消化した物を下の小腸に転送し、大腸を通って体外に排泄します。それによって腸と胃の空・満交替の生理状態を保持します。

3.乾燥と湿りが助け合う:脾は温、乾燥を好み、陰と湿を嫌うので、脾に温、乾燥であれば、脾の陽気が盛んになり、運化の機能もよく働きます。一方、胃は陰腑で、陰液の滋養に頼り、潤いを好み、乾燥を嫌うのです。胃陰が充足すれば食べ物をうけ、消化できます。

 脾・胃の機能が正常であれば、飲食を消化吸収することができます。胃の津液が充足してれば、食べ物を受け、消化することができ、脾の運化精微吸収を助けます。

  次回からは、脾と胃の病証を紹介したいと思います。
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by jbucm | 2008-10-23 11:46 | 中医学 | Comments(0)

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