大・小柴胡湯の由来

こんにちは、周です。今回は方剤―「大・小柴胡湯」の伝説を話します。

漢の時代、南陽地区にある一つ世帯に、双子(男の子)が生まれました、兄は大大、弟は小小と命名されました。ある日、兄弟二人は同時に熱が出して、地元の名医―張仲景(150?~219)に診察してもらいました。張仲景は二人を診察し、症状は同じですが、病因は異なっていると判断し、2つ処方しました。

両処方の相同点は柴胡が君薬で、且つ黄芩、半夏、生姜、大棗を構成され、違う点は、兄の方が大黄、枳実を入れ、弟の方が人参、甘草を入れたのです。張仲景は家族の人が間違わないように、兄弟二人の処方に名前を書きました(兄の大大に大を書き、弟の小小に小を書きました)。さすが名医―張仲景です!二人は処方された湯薬を服用し、翌日治りました。その後、張仲景自分も両処方を常用し、効果も良かったです。

晩年の張仲景は《傷寒雑病論》を編集した際、両処方を収めるようとしましたが、7・8味(種類)から組成され、君薬は柴胡で、黄芩、半夏、生姜、大棗が入り、もし両方とも柴胡湯と名付けると、区別できなくなるのことを気付きました。すると、1つ処方は最初に大大に用い、もう1つ処方は小小に用いることを思い出して、大大に投入した方剤を「大柴胡湯」、小小の方が「小柴胡湯」と名付けました。

ちなみに、大・小柴胡湯の組成を紹介します。
大柴胡湯:柴胡、黄芩、芍薬、半夏、枳実、大黄、生姜、大棗
君薬:柴胡
臣薬:黄芩、芍薬、枳実、大黄
佐薬:半夏、生姜
使薬:大棗
小柴胡湯:柴胡、黄芩、人参、半夏、甘草、生姜、大棗
君薬:柴胡
臣薬:黄芩
佐薬:半夏、人参、甘草
使薬:生姜、大棗
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by jbucm | 2008-11-17 09:30 | 中医学 | Comments(0)

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