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気血津液と臓腑の話(40)


こんにちは、李です。先週、「中気下陥証」と「脾不統血証」を紹介しました。この二証と「脾陽虚証」は皆「脾気虚証」のシリーズだと言っても良いでしょう。殆ど最初からの発症は「脾気虚証」で、人によって、直接脾陽虚証になるか、途中で「中気下陥証」か「脾不統血証」が現れる場合もあり、さまざまな結果になります。なので、「脾気虚証」の段階できちんと治せば、あとの証が出ないわけです。

さて、今日は、脾病に良く見られるもう二種類の証を紹介致しましょう。それは、「寒湿困脾証」と「湿熱蘊脾証」です。

寒湿困脾証:寒湿内盛、阻困中陽の証候であり、湿困脾陽、寒湿中阻とも呼ばれています。
【臨床表現】:脘腹部の脹悶、食欲がない、大便溏泄、吐き気、口淡不渇(口に味がしない、渇かない)、頭と全身が重たい。或は肢体の浮腫、小便短少、或は体や目が暗く黄色くなる。或は、女性に白帯の量が多く、舌体が淡胖、舌苔は白膩か白滑、脈は濡緩か沈細です。

【証因分析】:本証の多くは、冷たい飲物や冷たい食物を取りすぎたため、寒湿が中焦に停滞することです。或いは雨や、湿った所に長く居たため、寒湿が侵入したことです。或は甘い物や油っぽい物の食べ過ぎで、湿が内から生じ、内湿と外湿が互いに因果となることです。

 「脾気弱れば、湿が内より生じ、湿盛んなれば脾健運せず」と言われていますので、ここから湿盛と脾虚の間には互いに因果関係のあることが分かります。寒湿内盛なので、脾陽が阻害され、運化はコントロールを失うので、脘腹脹悶、吐き気、大便溏泄などが見られます。湿邪が気機を阻害し、清陽を阻むので、頭と全身が重たい、或は体や目が暗い黄色くなります。湿が肌膚に溢れるので、浮腫となります。口淡、舌苔は滑、脈象は濡緩等いずれも寒湿内困によるものです。

湿熱蘊脾証:湿熱が中に蓄積され、脾の運化機能が障害する証候で、湿熱困脾、中焦湿熱、脾経湿熱とも呼ばれます。

【臨床表現】:脘腹痞悶、吐き気、肢体の重だるさ、大便溏泄ですっきりしない、口が渇くが飲みたがらない、身熱不揚(手で肌を押え、最初は熱く感じないが、暫くすると、熱く感じることです。つまり、身体の中に熱が篭っていることでしょう)、汗が出ても熱がとれない、或は肌や目が黄ばむ、或は皮膚のかゆみ、舌紅で苔は黄膩、脈は濡数です。

【証因分析】:本証の多くは湿熱の邪を受けるか、飲食の不摂生で脂肪や甘物、酒の過食により湿熱が釀成され、内蘊脾胃で脾の運化に障害を招いたことです。

 湿熱の邪が脾胃に蘊結され、脾胃の受納運化が行われず、脾気と胃気の昇降異常となるので、脘腹痞悶、食欲不振となります。熱の勢いに迫るので、大便溏泄になる、湿邪は陰邪で気機を阻み、便がすっきりしない。脾は四肢筋肉を主る、湿邪が粘滞し、故に肢体の重だるさを感じる。湿熱互結なので、身熱不揚で汗が出ても熱がとれない。また、もし脾胃の湿熱が肝胆を熏蒸し、肝の疏泄機能が異常になり、胆液が外泄するので、肌や目が黄色く、皮膚が痒くなる。舌紅苔黄膩、脈濡数はともに湿熱内蘊の象です。

 脾の病証について以上の6つを紹介しました。他にも色んな証ありますが、どうせこれらの証からの変化されるものなので、まずは、この6つの証の特徴を把握しましょう。

なお、脾は「湿を嫌う」という特徴があるのを36回目に紹介しました。今日の二証とも、湿邪による脾の運化機能が障害になる証です。共通症状がある一方、前者が寒の症状や多少脾陽虚の症状が見られ、後者は熱の症状が伴います。こちらが二者の主な区別です。
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by jbucm | 2008-12-10 09:30 | 中医学 | Comments(12)
Commented by at 2016-06-27 22:06 x
湿熱蘊脾証を改善するのにおすすめの漢方薬はありますか?
Commented by jbucm at 2016-06-28 12:42
こんにちは。この度、ご質問を頂き、ありがとうございます。

湿熱蘊脾証を改善するのにおすすめの漢方の方剤は、茵蔯蒿湯(茵蔯蒿4-14g;山梔子1.4-5g;大黄1-3g)或いは茵蔯五苓散(沢瀉4.5-6g;茯苓3-4.5g;猪苓3-4.5g;蒼朮3-4.5g(白朮も可);桂皮2-3g;茵蔯蒿3-4g)などがあります。ぜひ、ご参考下さい。よろしくお願い致します。

(李)
Commented by at 2016-07-03 21:16 x
現在脾虚改善に、黄耆・紅参・白朮を飲んでいます。茵蔯蒿湯、茵蔯五苓散は上記と服用しても大丈夫ですか?
脾胃湿熱、肝胆湿熱も解消出来ますでしょうか?
Commented by jbucm at 2016-07-11 16:40
最近、出張などでブログを開いてないため、返事が遅れてしまい、大変申し訳ありませんでした。

脾虚と脾胃湿熱、肝胆湿熱の症状があれば、上記のものを一緒に服用しても大丈夫です。あとは、症状がひどいほうから着手しても良いです。つまり、もし脾胃湿熱が脾虚よりひどいのであれば、先に湿熱をとってから、補脾したほうかよいかもしれない。

では、ご参考ください。

(李)
Commented by at 2016-07-22 00:10 x
便か緩かったりする場合、茵陳五苓散の方が証は向いているのでしょうか?
動くと全身から汗が止まらず、汗をかいても体の熱が取れないので。
衛気を付けるために玉屏風散の併用も出来ますか?
Commented by jbucm at 2016-07-25 15:26
こんにちは、お返事が遅れまして、すみませんでした。
便が緩いことは湿熱によるものであれば、茵陳五苓散は使えます。
汗に関しては、いまの症状だけでは判断しにくいが、気虚によるものではなさそうです。
なので、玉屏風散をのも必要あるかどうかは、よく弁証してから判断したほうが良いでしょう。
では、ご参考下さい。どうぞよろしくお願い致します。

(李)
Commented by at 2016-07-26 04:14 x
弁証なんですが、どこで詳しくやっていただけますかね?以前伺った漢方専門のクリニックでは、ただ症状をパソコンに打ち込むだけで、全く改善せず自分で書籍を購入し調べたところです。
体格は肥満で、暑がりや湿度高い時期が苦手で、舌は赤く舌苔が白く濃く、とくに脾の部分が薄く黄色いので脾胃湿熱かとの考えに至りました。
Commented by jbucm at 2016-07-28 10:00
おはようございます。返事が遅れまして、すみませんでした。

薬日本堂という漢方の専門店に中医師がいらっしゃいますので、あちらでは、きちんと弁証してくれると思います。

では、よろしくお願い致します。

(李)
Commented by at 2016-07-28 13:14 x
ご返答ありがとう御座います。茵陳五苓散を飲んでみようと思います。
茵陳蒿は寒性ですが、長期服用は問題有りませんか?
Commented by jbucm at 2016-07-30 13:45
ご質問ありがとうございます。

どんな薬(処方)でも必要があるときにだけ服用してください。長期間服用ではなく、体内の湿熱が取れたら、茵蔯五苓散など湿熱に効くものを服用する必要がなくなります。

では、よろしくお願い致します。

(李)
Commented by at 2016-07-30 18:45 x
何度も質問し大変すみませんでした。
ありがとう御座いました。
試してみたいと思います。
Commented by at 2016-10-01 10:39 x
お久しぶりです。質問よろしいでしょうか?湿熱で茵陳五苓散を飲んでいるのですが、頭、肩、背中、腕など特に上半身からの汗が酷く、また足の指は冷たいです。これ脾胃湿熱の影響でしょうか?因みに、上記の症状の湿熱に黄連解毒湯は効果有りますでしょうか?
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