カテゴリ:中医養生( 35 )

体質養生②

こんにちは、周です。今回は体質養生②を紹介します。

第2節:体質差異を形成する原因と分類
体質差異を形成する原因
A先天素因 「稟賦」のことである。遺伝や胎児が母体の中に発育・栄養状態を含む。
B性別素因 男女の解剖的な構造や体型、生理機能・特徴の違いがある。一般的な説では、男子性多剛悍、女子性多柔弱、男子以気為重、女子性以血為先(男性は剛悍の性情で、気は重要である、女性は柔弱の性情で、血は重要である)。「婦人之生、有余於気、不足於血」と≪霊枢・五音五味≫に記述している。
C年齢素因 年齢は人体の構造や生理機能と新陳代謝に影響を与える。「老壮不同気」と≪霊枢・営衛生会≫に記述している。
D精神素因 情志の異常変化は臓腑を及ぼす。「怒傷肝、喜傷心、思傷脾、憂傷肺、恐傷腎」と≪素問・陰陽応象大論≫に記述している。
E地理・環境素因 人類はほかの生物と同じように客観的な環境の中に変異を起きる。違った地域の風土・気候・飲食・物産・居住等々生活習慣が体質の形成を重大の影響を与える。これは重要の要因である、しかも複雑である。これらについての記述は≪素問・五常政大論≫≪素問・異法方宜論≫にある。

体質の分類
A陰陽五行分類 ≪霊枢・陰陽二十五人≫にこう述べている:体型・肌色・認識能力・情感反応・意志強弱・性格静躁及び季節気候の適応力等々差異により、木・火・土・金・水という五大類型に分ける。また、五音の太少・左右の手足の三陽経の気血が頭面四肢(頭・顔・手足)に反映されている生理特徴により五類型に分ける。計五五二十五型(五×五=二十五)。
B 陰陽太少分類 ≪霊枢・通天≫にこう述べている:人体が「稟賦」した陰陽之気の多少により、太陰之人・少陰之人・太陽之人・少陽之人・陰陽之人という五類型に分ける。
C稟性勇怯分類 ≪霊枢・論勇≫にこう述べている:人体臓気の強弱・稟性(性情)の勇怯・体型・生理特徴により、二類型に分ける。心・胆・肝機能が旺盛、体型が健壮であれば勇敢な人に分類される。心・胆・肝機能が衰弱(衰減)、体型が痩弱(虚弱)であれば怯弱な人に分類される。
D体型肥痩分類 ≪霊枢・逆順肥痩≫にこう述べている:肥人(太る)・痩人(痩せる)・肥痩適中(ちょうどいい)という三類型に分ける。また≪霊枢・衛気失常≫にこう述べている:肥人の中から膏型・脂型・肉型の三型に分ける。

現代中医学では、陰陽・気血津液の虚実盛衰により正常体質と不良体質にという二大類型に分ける。体力強壮、面色(顔色)潤沢、眠食(睡眠と食事)均佳、二便(大小便)通調、脈象正常、明らかな陰陽気血の偏盛偏衰がない者は正常体質である。反対に明らかな陰虚、陽虚、気虚、血虚、痰湿、陽盛、血瘀などの傾向者は不良体質である。この分類法は実用体質分類法と称する。
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by jbucm | 2017-05-29 09:30 | 中医養生 | Comments(0)

体質養生①


こんにちは、周です。今回は体質養生①を紹介します。

体質養生とは中医理論に基づいて、異なる体質に相応する養生方法と措置をとって体質の偏向を正して(体質改善)防病延年(疾病を予防して長寿する)という目的を達成することを指します。
(注:体質は遺伝的な素因と環境要因との相互作用によって形成され、個々人の総合的な性質である)

第1節:体質学説と養生
古くから体質を研究されてきました。ここでは中医学の角度からの論述を紹介します。≪内経≫は中医体質学説の理論根拠であります。≪内経≫は(体質)個人差を注目し、人の体質を分類しました、≪霊枢・陰陽二十五人篇・通天篇≫に2種類体質の分類法を提起しました。また、≪素問・異法方宜論≫に東・南・西・北・中という「五方」は地域・環境・気候や住民の生活習慣によって異なった体質を形成され、異なった病症も罹り易く、だから治法は違うと指摘します。後世の医家は≪内経≫の体質学説基礎理論をベースにして更に展開します。例えば朱丹渓の≪格致余論≫に「凡人之形、長不及短、大不及小、肥不及痩、人之色、白不及黒、嫩不及蒼、薄不及厚。而況肥人多湿、痩人多火。白者肺気虚、黒者多腎不足。形色既殊、臓腑亦異、外証雖同、治法迵別也。」と述べています。葉天士は体質と発病どの関係を研究し、≪外感温病篇≫に「吾呉湿邪害人最広、如面色白者、須要顧其陽気……面色蒼者、須要顧其津液……」(治法には体質に気を配らなければならない)と強調しています。呉徳漢の≪医理輯要・錦嚢覚後篇≫に「要知易風為病者、表気素虚。易寒為病者、陽気素弱。易熱為病者、陰気素衰。易傷食者、脾胃必虧、易労傷者、中気必損。」と言っています。これらは不良体質が発病内因であり、体質はある致病要因(病気に罹り易いかどうか)を決定するであることを説明しています。これは因人摂生(人によって摂生する)という重要な理論根拠となっています。

体質は固定不変ではなく、外界環境や発育条件と生活条件の影響を受けて変化すると認識されています。不良体質に対して、周囲環境の変化・労働と生活条件の改善・飲食栄養及び身体鍛えを増強する等々、積極的な養生措置を通じて(疾病)抵抗力を高め、偏っている体質を正して、防病延年の目的を達成させます。
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by jbucm | 2017-05-15 09:30 | 中医養生 | Comments(0)

薬浴


こんにちは、周です。今回は薬浴を紹介します。

薬浴とは、(入浴する際)お湯に薬物(中薬)の煎じ液・浸け液を入れ、或いは直接中薬の蒸気が全身を浴びる・患部を熏洗する方法であります。薬浴は温熱作用の以外に、主に薬物(薬効)作用があります。有効成分は体表や呼吸道粘膜を通して体内に進入して、舒通経絡(経絡をスムーズに流れる)・活血化瘀・祛風散寒・清熱解毒・袪湿止痒作用を発揮します。現代薬理では、人体の免疫力を向上させる効果があることを証明します。

中国では古くから薬浴を使われています。周の時代から香湯浴(佩蘭の煎じ液を使って体を潔)、宋の時代では芳香浴を流行っていました。季節・時期によって中薬が異なります、例えば春節は「五香湯」(蘭香、荊芥頭、零陵香、白檀香、木香)、春季(2月2日)は「枸杞煎湯」(枸杞煎じ液)、夏季は「五枝湯」(桂枝、槐枝、桃枝、柳枝、麻枝)。清の時代では、薬浴は健身益寿(身体を鍛えて健康で長生きする)の手段だけではなく、疾病の治療や康復(リハビリ)にも広く使われています。

常用される薬浴は浸浴・熏蒸・燙敷があります。養生としては浸浴をよく使われています。浸浴・熏蒸・燙敷を紹介します。
浸浴:中薬(使用する薬材)をガーゼで包む、10倍の水を足して、20分浸泡してから、30分煎じる。浴水(入浴するお湯)に煎じ液を入れて、全身浴或いは半身浴・局部浸ける。1剤は2~3回使用することができ、毎回20分。
 熏蒸:中薬(使用する薬材)をガーゼで包む、大きい目の容器(鍋)に入れて煎じる。煎じる際に出た蒸気を局部に浴びる。蒸気室で全身浴もできる。
 燙敷:中薬(使用する薬材)をガーゼで包む(2つに分ける)、蒸し器或いは蒸籠で蒸して(加熱)、2つを交替して局部(患部)に燙貼する(患部に温められた中薬を貼る)。毎回20分、1日2~3回、2~3週は1クールである。治療や康復(リハビリ)に用いる。

薬浴方を紹介します。
護肌美容方:緑豆・百合・氷片 各10g、滑石・白附子・白芷・白檀香・松香各30g。上記のものを研磨して入浴剤として使う。
食酢熏蒸方:酢と部屋の広さは3~5ml/㎡の計算で、2~3倍の水を薄めて加熱・蒸発させる(蒸発を部屋中へ充満させる)。1日1回、3~5日を連続する。インフルエンザを予防することができる。
葱白燙方:葱白500g、麝香2.5g。葱白は千切りする。上記のものを2等分にしてガーゼ袋に入れて、臍に置きアイロンで当てる。袋は30分後交替する。癃閉に有効する。
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by jbucm | 2017-01-16 09:30 | 中医養生 | Comments(0)
こんにちは、周です。「単味」良方の紹介です。

震顫麻痺症

核桃仁(クルミ)
核桃仁15個 砂糖50g 黄酒50cc 核桃仁・砂糖をすり鉢で泥状になるまで擂る、鍋に移して黄酒を加え、弱火で10分間煮る。毎日2回服用する。

枸杞子
枸杞子50g 羊脳1個 枸杞子・羊脳土鍋に入れ、適量の水・生姜・葱・塩・料理酒を加え、炖する。味の素で味を調える。毎日2回を分けて服用する。

丹参
丹参30g お湯で沖服(お茶代わり)する。

天麻
①天麻25g 猪脳(豚の脳)上記材料を土鍋に入れ、適量の水を加え、文火で1時間炖する。塩で味を調える。毎日1回か隔日1回服用する。
②天麻25g 川芎10g 鯉1条(約600g) 鯉に内臓などを取り出して、鱗を取り除く。天麻・川芎はスライスし、鯉の腔内に入れる。鯉は大き目・深い皿(蒸しできる皿)に置き、適量の葱・生姜・水を加え、蒸籠(蒸し器)で30分間蒸し。隔日1回食べる。

烏梢蛇(烏風蛇とも言う、2メートル余に達するヘビで、色黒く無毒、内臓を除いた体または肝臓•ぬけ殻を薬用にする)
烏梢蛇250g 金銭亀250g 烏梢蛇の骨・金銭亀の甲らを取り除いた後、土鍋に入れて適量の水を加え、文火で柔らかくまで煮る、調味料で味を調える。2回を分けて服用する。隔日食べる。
写真は金銭亀です。
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琥珀粉
琥珀粉2g 蜂蜜の水で調服する、毎日2回服用する。
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by jbucm | 2014-09-22 09:30 | 中医養生 | Comments(0)

妊娠期間の労逸

こんにちは、周です。今回は妊娠期間の労逸(労働・苦労・疲労と休憩)を紹介します。

≪産妊集≫にこう記載しています:不可過逸、逸則気滞、労則気衰(過度な安逸はよくない、逸は気滞になる、労は気衰になる)。適度(当)な運動は、妊婦と胎児の血液循環を促進させ、胎児発育と妊婦分娩に有利です。過度な「労」は、気血を損傷し、胎児に不利です。過度な「逸」も、気滞になり、気血運行がよくない爲、胎児に不利です。妊娠段階によって違います。

早期(懐妊~3ヵ月)
妊娠悪阻で、胃納差(食欲ない)、食べてないので、「不爲力事」「無太疲労」(出典:徐之才の《逐月養胎法》)にします。普通の家事をしてよいですが、重たい物を持たないことです。特に夜間の仕事や重労動、長時間外出や旅行は不適宜です。外の散歩(新鮮な空気を呼吸する・太陽光を浴びることはよいです)は勧めです。

中期(3~7ヵ月)
過度な安逸はよくないです。消化と睡眠をよくするため、適切な労働・運動する方が良いです。例えば、太極拳・気功・(近距離)旅行など。激しい運動はしないことです。例えば、乗馬・自転車に乗る・水泳・競走など。

後期(8~10ヵ月)
安逸は主としますが、過度な「逸」はよくないです。

妊婦は充分な睡眠時間を要します、毎日8時間を確保するようにしてください。中期に入りますと、1時間の昼休み(昼寝)を取ってください。出産する前の数週間には、睡眠時間をもっと増やす、できるだけ左側臥位にします。
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by jbucm | 2014-03-24 09:30 | 中医養生 | Comments(0)

妊娠期間の食事


こんにちは、周です。今回は妊娠期間の食事を紹介します。

妊娠飲食を調整する目的は滋生気血であります、気血が満ちれば、胎児発育の源があり、分娩・哺乳の土台が作れます。妊娠の飲食は、新鮮な・あっさりしている・営養豊富・消化しやすいものがベストです。妊娠段階によって違います。

早期(懐妊~3ヵ月)
胎児発育は緩慢で、妊娠悪阻(妊娠早期に起こる悪心・嘔吐・食欲不振などの消化器症状)もありますので、飲食は宜少而精(量は少なく、品質がよいもの)、自分の口に合う食品や開胃(消化力を増し食欲を増進させること)できるものを選びます。新鮮な野菜と果物はよいです。悪阻を加重させないように、生臭い・辛い刺激があるものを避けるべきです。

中期(3~7ヵ月)
胎児発育は速い時期です、蛋白質・カルシウム・磷を豊富に含む食材を選びます。例えば、稲谷・豆・肉・魚・玉子(卵黄・乳製品・海老の皮・動物の骨格・緑黄色野菜・大豆・鶏肉・羊肉)。これらの食品は、生肌壮骨・益髄補脳作用があり、胎児発育に役に立ちます。

後期(8~10ヵ月)
胎児発育は特に速い時期で、大脳発育に関わり・大事な時期でもあります、営養の需要が一番多い時期です、品質が良い蛋白質を薦めます。また、動物性と植物性蛋白質の分配も考慮しなければなりません。塩分やアルカリ性食品は控え目にします(妊娠浮腫を防ぐ)。

妊婦は刺激があるもの(唐辛子・胡椒)、過敏性(アレルギー)があるもの(海老・蟹)を要注意です。禁酒・禁煙草、濃いお茶も避けるべきです。現代医学では、酒・煙草が胎児に悪影響を与えることを証明されました。流産・鬼胎(胞状奇胎、偽胎、早産で生まれた病弱な嬰児)・知力低下・発育不良になる可能性があります。
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by jbucm | 2014-03-17 09:30 | 中医養生 | Comments(0)
こんにちは、周です。今回は「延年益寿」方剤を紹介します。

2、益腎方
⑦巴戟丸 出典≪太平聖恵方≫
組成:巴戟天 天門冬 五味子 肉蓯蓉 柏子仁 牛膝 菟絲子 遠志 石斛 薯蕷 防風茯苓 人参 熟地黄 覆盆子 石龍芮 萆解 五加皮 天雄 続断 石南 杜仲 沈香 蛇床子 白蜜
効能:補腎、健脾、散寒
≪太平聖恵方≫にこう記載しています:治腎労、腰脚痠疼、肢節苦痛、目暗、心中恍惚(精神に定まるところがなく、忘我、心乱の状態になる)、夜臥多夢、……心腹脹滿、四肢痺疼、多吐酸水、小腹冷痛、尿有余瀝、大便不利、悉皆主之。久服延年不老、万病除癒。
主治:老年脾腎両虚、腰腿痠痛、腹脹冷痛

⑧延寿丹 出典≪丹渓心法≫
組成:天門冬 遠志 山薬 巴戟天 柏子仁 沢潟 熟地黄 川椒炒 地黄 枸杞子 茯苓 覆盆子 赤石脂 車前子 杜仲炒 菟絲子 牛膝 肉蓯蓉 当帰 地骨皮 人参 五味子 白蜜
効能:滋腎陰、補腎陽
主治:老人腰痠腿軟、頭暈乏力、陽萎尿頻

⑨八仙長寿丸 出典≪寿世補元≫
組成:生地黄 山茱萸 伏神 牡丹皮 五味子 麦門冬 山薬 益知仁 白蜜
効能:滋補腎陰
≪寿世補元≫にこう記載しています:年高之人、陰虚筋骨萎弱無力。……并治形体痩弱無力、多因腎気久虚、憔悴盗汗。発熱作渇。
主治:老年腎虧肺燥、喘嗽口乾、腰膝無力

⑩十全大補湯 出典≪寿世補元≫
組成:人参 白朮 茯苓 当帰 川芎 芍薬 熟地黄 黄芪 肉桂 麦門冬 五味子 炙甘草 生姜 大棗
効能:健脾益腎
主治:老年気血衰少、倦怠乏力

⑪陽春白雪糕 出典≪寿世補元≫
組成:茯苓 山薬 芡実 蓮肉 陳倉米 糯米 砂糖
効能:健脾益気
主治:老年元気不足、脾胃虚衰

⑫神仙巨勝子丸 出典≪奇効良方≫
組成:巨勝子 地黄 熟地黄 何首烏 枸杞子 菟絲子 五味子 棗仁 破胡紙炒 柏子仁 覆盆子 芡実 広木香 蓮花蕊 巴戟天去心 肉蓯蓉 牛膝 天門冬 韭子 宮桂 人参 茯苓 楮実子 天雄 蓮肉 川続断 山薬 白蜜或大棗 
効能:滋腎塡精、温補腎陽
≪奇効良方≫ にこう記載しています:安魂定魄、延年寿命、添精駐髓、補虚益気、壮筋骨、潤肌膚。耳聾復聡、眼昏再明。服一月元臓強盛、六十日髮白変黒、一百日容顔改変、目明可黒処穿針、冬単衣不寒。
主治:腎陰陽虚衰、腰痛腿軟、畏寒肢冷、尿頻便溏


⑬還少丸 出典≪奇効良方≫
組成:山薬 牛膝 遠志去心 山茱萸 楮実 五味子 巴戟天 石菖蒲 肉蓯蓉 杜仲 茴香 枸杞子 熟地 白蜜 大棗
効能:補益腎気
主治:大補真気虚損、肌体痩、目暗耳鳴、気血凝滞、脾胃虚弱、飲食無味

⑭双芝丸 出典≪奇効良方≫
組成:熟地 肉蓯蓉 菟絲子 牛膝 黄芪 沈香 杜仲 五味子 薏苡仁 麝香 鹿角霜  茯苓 天麻 山薬 覆盆子 人参 木瓜 秦艽 白蜜
効能:添精補髓、調和臓腑
≪奇効良方≫にこう記載しています:治諸虚、補精気、塡骨髓、壮筋骨、助五臓、調六腑、久服駐顔不老。
主治:年高(年寄)体弱、腰膝痠軟、陽虚畏寒

⑮延生護宝丹 出典≪奇効良方≫
組成:菟絲子 肉蓯蓉 晩蚕蛾 韭 大棗 胡芦巴 蓮子 桑螵蛸 蛇床子 白龍骨 蓮花蕊 乳香 鹿茸 丁香 木瓜 麝香 蕎麦 
効能:温補腎陽
≪奇効良方≫にこう記載しています:補元気、壮筋骨、固精、通和血脉、潤澤肌膚、延年益寿。
主治:腎虚陽萎、滑精早泄、夜尿頻多、腰背痠痛

(次回へ続く)
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by jbucm | 2014-03-03 09:30 | 中医養生 | Comments(0)
こんにちは、周です。今回は「延年益寿」方剤を紹介します。

2、益腎方
①彭祖延年柏仁丸 出典≪千金翼方≫
組成:柏子仁 蛇床子 菟絲子 覆盆子 石斛 巴戟天 杜仲 天門冬 遠志 天雄 断続 桂心 菖蒲 沢潟 薯蕷(山薬) 人参 干地黄 山茱萸 五味子 鐘乳 肉蓯蓉 白蜜
効能:益腎塡精
主治:体虚、腎衰、記憶力減退

②烏麻散 出典≪千金翼方≫
組成:純黒烏麻
効能:補腎潤燥
≪千金翼方≫にこう記載しています:久服百病不生、常服延年不老、耐寒暑。
主治:老年腎虚津虧、肌膚乾燥、大便秘結

③琥珀散 出典≪千金要方≫
組成:琥珀 松子 柏子 荏子(白蘇子) 蕪菁子 胡麻子 車前子 蛇床子 菟絲子 枸杞子 菴闾子 麦冬 橘皮 松脂 牡蠣 肉蓯蓉 桂心 石葦 石斛 滑石 茯苓 川芎 人参 杜蘅(土細辛)断続 遠志 当帰 牛膝 牡丹 通草
効能:補腎益気養血
≪千金要方≫にこう記載しています:長服令人志性強、軽体、益気、消穀、能食、耐寒暑、百病除愈。
主治:老年五臓虚損

④胡桃丸 出典≪御薬院方≫
組成:胡桃仁 破胡紙 杜仲 萆解
効能:補腎気、壮筋骨
主治:老年腎気虚衰、腰膝痠軟無力

⑤補天大造丸 出典≪体仁匯編≫
組成:側柏葉 熟地黄 地黄 牛膝 杜仲 天冬 麦冬 陳皮 乾姜 白朮 五味子 黄柏 当帰身 小茴香 枸杞子 紫河車
加減方:骨蒸の場合は、地骨皮・知母・牡丹皮を加える。
    血虚の場合は、当帰を加え、地黄は倍にする。
    気虚の場合は、人参・炙黄芪を加える。
    腎虚の場合は、覆盆子・炒小茴香・巴戟天・茱萸を加える。
    腰足疼痛の場合は、蒼朮・萆解・鎖陽酒・続断を加える。
    婦人の場合は、黄柏を減らす(取り除く)、川芎・香附・黄芩を加える。
効能:大補腎元
≪古今図書集成医部全録≫にこう記載しています:此方専滋養元気、延年益寿。……若虚労之人、房室過度、五心煩熱、服之神効。
主治:老人腎陰腎陽虚、腰膝痠軟無力、口渇心煩

⑥何首烏丸 出典≪太平聖恵方≫
組成:何首烏 熟地黄 地骨皮 牛膝 桂心 菟絲子 肉蓯蓉 製附子 桑椹 柏子仁 薯蕷(山薬) 鹿茸 芸苔子(油菜子)五味子 白蜜
効能:滋補肝腎
≪太平聖恵方≫にこう記載しています:補益下元、黒鬢髮、駐顔容。
主治:老人腎陰腎陽虚、腰膝痠軟無力、心煩不眠

(次回へ続く)
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by jbucm | 2014-02-24 09:30 | 中医養生 | Comments(0)
こんにちは、周です。今回は「延年益寿」方剤を紹介します。

1、健脾益気方
①人参固本丸  出典≪養生必用方≫
組成:人参 天門冬 麦門冬 生地黄 熟地黄 白蜜
効能:益気養陰
主治:気陰両虚、気短乏力、口渇心煩、頭昏腰痠

②大茯苓丸 出典≪聖済総録≫
組成:白茯苓 茯神 大棗 肉桂 人参 白朮 細辛 遠志 石菖蒲 乾姜 甘草 白蜜
効能:補中益気、健脾散寒
 ≪聖済総録≫にこう記載しています:服之去万病、令人長生不老。
主治:五臓積聚気逆、心腹切痛、結気腹脹、吐逆食不下、姜湯下(姜湯で服用する)。羸痩(痩せこける)、飲食無味、酒下(酒で服用する)。

③神仙餌茯苓延年不老方 出典≪普済方≫
組成:白茯苓 白菊花 松脂
効能:健脾利湿、清熱明目
≪普済方≫にこう記載しています:服此薬百日顔色異、肌膚光沢、延年不老。
主治:脾虚便溏、頭昏眼花

④仙朮湯 出典≪和剤局方≫
組成:蒼朮 棗肉(大棗) 杏仁 乾姜 甘草 白塩
効能:温中健脾
≪和剤局方≫にこう記載しています:常服延年、明目。駐顔、軽身不老。
主治:脾胃虚寒、痰湿内停

⑤資生丸 出典≪蘭台軌範≫
組成:人参 于朮 茯苓 山薬 蓮子肉 陳皮 麦芽 神曲 薏苡仁 白扁豆 山楂 砂仁 芡実 桔梗 甘草 藿香 白豆蔲 川黄連 白蜜
効能:健脾益胃。固腸止瀉。
主治:老年性脾虚嘔吐、脾胃不調、大便溏泄、納食不振

⑥八珍糕 出典≪外科正宗≫
組成:茯苓 蓮子 芡実 扁豆 薏苡仁 蓮藕粉(蓮根粉) 党参 白朮 白砂糖
効能:健脾養胃、益気和中
主治:年老体衰、臓腑虚損、脾胃虚弱、食少腹脹、面黄飢痩、腹痛便溏

(次回へ続く)
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by jbucm | 2014-02-17 09:30 | 中医養生 | Comments(0)
こんにちは、周です。今回は「延年益寿」の組方(方剤配伍)原則を紹介します。

「延年益寿」方剤は、老年人が脾・腎虚という特徴から組み合わせすることが多く、補脾腎作用がある方剤が主としています。薬性「寒・熱・温・涼」と方剤組成「君・臣・佐・使」を考慮し、以下4つ原則があります。

1、動静結合
補益薬(=静)は、殆ど「壅滞凝重、守而不走」という性質を持ちます。行気活血薬(=動)を配伍することによって、気血を運行して、補益薬を機体(身体)に布散させます。例:四君子湯(人参・朮・茯苓・大棗甘草・乾生姜)の茯苓。四物湯(当帰・川芎・芍薬・地黄)の川芎。帰脾湯(黄耆・人参・朮・茯苓・酸棗仁・竜眼肉・当帰・遠志・大棗・乾生姜・甘草・木香)の木香。

2、補瀉結合
「補瀉」を用いて、身体の陰陽気血バランスを保たせ、「陰平陽秘」を維持します。例:六味地黄丸(乾地黄・山茱萸・山薬・沢瀉・茯苓・牡丹皮・煉蜜)の三補―乾地黄・山茱萸・山薬、三瀉―沢瀉・茯苓・牡丹皮。

3、寒熱適中
明の医家・万全が書いた≪養生四要≫に、こう指摘しています:凡養生却邪之剤、必熱無偏熱、寒無偏寒。温無聚温、温多成熱。寒無聚涼、涼多成寒。陰則奇之、陽則偶之、得其中和、此制方之大皆也。これは、方剤を組み立てる際の注意事項を書いてあります。「過偏」を防ぐ為に、「寒・熱」薬を配伍します。例:明の医家・韓懋の交泰丸(黄連・肉桂)は、代表的な方剤であります。
訳:「過偏」を避けるべき。寒薬を使い過ぎると、陽を損傷する。熱薬を使い過ぎると、陰を損傷する。寒(涼)薬が多すぎると、寒になる。温(熱)薬が多すぎると、熱になる。

4、相輔相成
「延年益寿」方剤は、補益を重点的にして、瀉を配合します。つまり、方剤に「有補有瀉・有升有降・有塞有通・有開有闔・有寒有熱」(開・闔・補・瀉を合用する)があり、「陰平陽秘」の状態を維持することができます。

(次回へ続く)
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by jbucm | 2014-02-03 09:30 | 中医養生 | Comments(0)

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