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by jbucm

カテゴリ:中医養生( 33 )

薬浴


こんにちは、周です。今回は薬浴を紹介します。

薬浴とは、(入浴する際)お湯に薬物(中薬)の煎じ液・浸け液を入れ、或いは直接中薬の蒸気が全身を浴びる・患部を熏洗する方法であります。薬浴は温熱作用の以外に、主に薬物(薬効)作用があります。有効成分は体表や呼吸道粘膜を通して体内に進入して、舒通経絡(経絡をスムーズに流れる)・活血化瘀・祛風散寒・清熱解毒・袪湿止痒作用を発揮します。現代薬理では、人体の免疫力を向上させる効果があることを証明します。

中国では古くから薬浴を使われています。周の時代から香湯浴(佩蘭の煎じ液を使って体を潔)、宋の時代では芳香浴を流行っていました。季節・時期によって中薬が異なります、例えば春節は「五香湯」(蘭香、荊芥頭、零陵香、白檀香、木香)、春季(2月2日)は「枸杞煎湯」(枸杞煎じ液)、夏季は「五枝湯」(桂枝、槐枝、桃枝、柳枝、麻枝)。清の時代では、薬浴は健身益寿(身体を鍛えて健康で長生きする)の手段だけではなく、疾病の治療や康復(リハビリ)にも広く使われています。

常用される薬浴は浸浴・熏蒸・燙敷があります。養生としては浸浴をよく使われています。浸浴・熏蒸・燙敷を紹介します。
浸浴:中薬(使用する薬材)をガーゼで包む、10倍の水を足して、20分浸泡してから、30分煎じる。浴水(入浴するお湯)に煎じ液を入れて、全身浴或いは半身浴・局部浸ける。1剤は2~3回使用することができ、毎回20分。
 熏蒸:中薬(使用する薬材)をガーゼで包む、大きい目の容器(鍋)に入れて煎じる。煎じる際に出た蒸気を局部に浴びる。蒸気室で全身浴もできる。
 燙敷:中薬(使用する薬材)をガーゼで包む(2つに分ける)、蒸し器或いは蒸籠で蒸して(加熱)、2つを交替して局部(患部)に燙貼する(患部に温められた中薬を貼る)。毎回20分、1日2~3回、2~3週は1クールである。治療や康復(リハビリ)に用いる。

薬浴方を紹介します。
護肌美容方:緑豆・百合・氷片 各10g、滑石・白附子・白芷・白檀香・松香各30g。上記のものを研磨して入浴剤として使う。
食酢熏蒸方:酢と部屋の広さは3~5ml/㎡の計算で、2~3倍の水を薄めて加熱・蒸発させる(蒸発を部屋中へ充満させる)。1日1回、3~5日を連続する。インフルエンザを予防することができる。
葱白燙方:葱白500g、麝香2.5g。葱白は千切りする。上記のものを2等分にしてガーゼ袋に入れて、臍に置きアイロンで当てる。袋は30分後交替する。癃閉に有効する。
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by jbucm | 2017-01-16 09:30 | 中医養生 | Comments(0)
こんにちは、周です。「単味」良方の紹介です。

震顫麻痺症

核桃仁(クルミ)
核桃仁15個 砂糖50g 黄酒50cc 核桃仁・砂糖をすり鉢で泥状になるまで擂る、鍋に移して黄酒を加え、弱火で10分間煮る。毎日2回服用する。

枸杞子
枸杞子50g 羊脳1個 枸杞子・羊脳土鍋に入れ、適量の水・生姜・葱・塩・料理酒を加え、炖する。味の素で味を調える。毎日2回を分けて服用する。

丹参
丹参30g お湯で沖服(お茶代わり)する。

天麻
①天麻25g 猪脳(豚の脳)上記材料を土鍋に入れ、適量の水を加え、文火で1時間炖する。塩で味を調える。毎日1回か隔日1回服用する。
②天麻25g 川芎10g 鯉1条(約600g) 鯉に内臓などを取り出して、鱗を取り除く。天麻・川芎はスライスし、鯉の腔内に入れる。鯉は大き目・深い皿(蒸しできる皿)に置き、適量の葱・生姜・水を加え、蒸籠(蒸し器)で30分間蒸し。隔日1回食べる。

烏梢蛇(烏風蛇とも言う、2メートル余に達するヘビで、色黒く無毒、内臓を除いた体または肝臓•ぬけ殻を薬用にする)
烏梢蛇250g 金銭亀250g 烏梢蛇の骨・金銭亀の甲らを取り除いた後、土鍋に入れて適量の水を加え、文火で柔らかくまで煮る、調味料で味を調える。2回を分けて服用する。隔日食べる。
写真は金銭亀です。
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琥珀粉
琥珀粉2g 蜂蜜の水で調服する、毎日2回服用する。
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by jbucm | 2014-09-22 09:30 | 中医養生 | Comments(0)

妊娠期間の労逸

こんにちは、周です。今回は妊娠期間の労逸(労働・苦労・疲労と休憩)を紹介します。

≪産妊集≫にこう記載しています:不可過逸、逸則気滞、労則気衰(過度な安逸はよくない、逸は気滞になる、労は気衰になる)。適度(当)な運動は、妊婦と胎児の血液循環を促進させ、胎児発育と妊婦分娩に有利です。過度な「労」は、気血を損傷し、胎児に不利です。過度な「逸」も、気滞になり、気血運行がよくない爲、胎児に不利です。妊娠段階によって違います。

早期(懐妊~3ヵ月)
妊娠悪阻で、胃納差(食欲ない)、食べてないので、「不爲力事」「無太疲労」(出典:徐之才の《逐月養胎法》)にします。普通の家事をしてよいですが、重たい物を持たないことです。特に夜間の仕事や重労動、長時間外出や旅行は不適宜です。外の散歩(新鮮な空気を呼吸する・太陽光を浴びることはよいです)は勧めです。

中期(3~7ヵ月)
過度な安逸はよくないです。消化と睡眠をよくするため、適切な労働・運動する方が良いです。例えば、太極拳・気功・(近距離)旅行など。激しい運動はしないことです。例えば、乗馬・自転車に乗る・水泳・競走など。

後期(8~10ヵ月)
安逸は主としますが、過度な「逸」はよくないです。

妊婦は充分な睡眠時間を要します、毎日8時間を確保するようにしてください。中期に入りますと、1時間の昼休み(昼寝)を取ってください。出産する前の数週間には、睡眠時間をもっと増やす、できるだけ左側臥位にします。
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by jbucm | 2014-03-24 09:30 | 中医養生 | Comments(0)

妊娠期間の食事


こんにちは、周です。今回は妊娠期間の食事を紹介します。

妊娠飲食を調整する目的は滋生気血であります、気血が満ちれば、胎児発育の源があり、分娩・哺乳の土台が作れます。妊娠の飲食は、新鮮な・あっさりしている・営養豊富・消化しやすいものがベストです。妊娠段階によって違います。

早期(懐妊~3ヵ月)
胎児発育は緩慢で、妊娠悪阻(妊娠早期に起こる悪心・嘔吐・食欲不振などの消化器症状)もありますので、飲食は宜少而精(量は少なく、品質がよいもの)、自分の口に合う食品や開胃(消化力を増し食欲を増進させること)できるものを選びます。新鮮な野菜と果物はよいです。悪阻を加重させないように、生臭い・辛い刺激があるものを避けるべきです。

中期(3~7ヵ月)
胎児発育は速い時期です、蛋白質・カルシウム・磷を豊富に含む食材を選びます。例えば、稲谷・豆・肉・魚・玉子(卵黄・乳製品・海老の皮・動物の骨格・緑黄色野菜・大豆・鶏肉・羊肉)。これらの食品は、生肌壮骨・益髄補脳作用があり、胎児発育に役に立ちます。

後期(8~10ヵ月)
胎児発育は特に速い時期で、大脳発育に関わり・大事な時期でもあります、営養の需要が一番多い時期です、品質が良い蛋白質を薦めます。また、動物性と植物性蛋白質の分配も考慮しなければなりません。塩分やアルカリ性食品は控え目にします(妊娠浮腫を防ぐ)。

妊婦は刺激があるもの(唐辛子・胡椒)、過敏性(アレルギー)があるもの(海老・蟹)を要注意です。禁酒・禁煙草、濃いお茶も避けるべきです。現代医学では、酒・煙草が胎児に悪影響を与えることを証明されました。流産・鬼胎(胞状奇胎、偽胎、早産で生まれた病弱な嬰児)・知力低下・発育不良になる可能性があります。
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by jbucm | 2014-03-17 09:30 | 中医養生 | Comments(0)
こんにちは、周です。今回は「延年益寿」方剤を紹介します。

2、益腎方
⑦巴戟丸 出典≪太平聖恵方≫
組成:巴戟天 天門冬 五味子 肉蓯蓉 柏子仁 牛膝 菟絲子 遠志 石斛 薯蕷 防風茯苓 人参 熟地黄 覆盆子 石龍芮 萆解 五加皮 天雄 続断 石南 杜仲 沈香 蛇床子 白蜜
効能:補腎、健脾、散寒
≪太平聖恵方≫にこう記載しています:治腎労、腰脚痠疼、肢節苦痛、目暗、心中恍惚(精神に定まるところがなく、忘我、心乱の状態になる)、夜臥多夢、……心腹脹滿、四肢痺疼、多吐酸水、小腹冷痛、尿有余瀝、大便不利、悉皆主之。久服延年不老、万病除癒。
主治:老年脾腎両虚、腰腿痠痛、腹脹冷痛

⑧延寿丹 出典≪丹渓心法≫
組成:天門冬 遠志 山薬 巴戟天 柏子仁 沢潟 熟地黄 川椒炒 地黄 枸杞子 茯苓 覆盆子 赤石脂 車前子 杜仲炒 菟絲子 牛膝 肉蓯蓉 当帰 地骨皮 人参 五味子 白蜜
効能:滋腎陰、補腎陽
主治:老人腰痠腿軟、頭暈乏力、陽萎尿頻

⑨八仙長寿丸 出典≪寿世補元≫
組成:生地黄 山茱萸 伏神 牡丹皮 五味子 麦門冬 山薬 益知仁 白蜜
効能:滋補腎陰
≪寿世補元≫にこう記載しています:年高之人、陰虚筋骨萎弱無力。……并治形体痩弱無力、多因腎気久虚、憔悴盗汗。発熱作渇。
主治:老年腎虧肺燥、喘嗽口乾、腰膝無力

⑩十全大補湯 出典≪寿世補元≫
組成:人参 白朮 茯苓 当帰 川芎 芍薬 熟地黄 黄芪 肉桂 麦門冬 五味子 炙甘草 生姜 大棗
効能:健脾益腎
主治:老年気血衰少、倦怠乏力

⑪陽春白雪糕 出典≪寿世補元≫
組成:茯苓 山薬 芡実 蓮肉 陳倉米 糯米 砂糖
効能:健脾益気
主治:老年元気不足、脾胃虚衰

⑫神仙巨勝子丸 出典≪奇効良方≫
組成:巨勝子 地黄 熟地黄 何首烏 枸杞子 菟絲子 五味子 棗仁 破胡紙炒 柏子仁 覆盆子 芡実 広木香 蓮花蕊 巴戟天去心 肉蓯蓉 牛膝 天門冬 韭子 宮桂 人参 茯苓 楮実子 天雄 蓮肉 川続断 山薬 白蜜或大棗 
効能:滋腎塡精、温補腎陽
≪奇効良方≫ にこう記載しています:安魂定魄、延年寿命、添精駐髓、補虚益気、壮筋骨、潤肌膚。耳聾復聡、眼昏再明。服一月元臓強盛、六十日髮白変黒、一百日容顔改変、目明可黒処穿針、冬単衣不寒。
主治:腎陰陽虚衰、腰痛腿軟、畏寒肢冷、尿頻便溏


⑬還少丸 出典≪奇効良方≫
組成:山薬 牛膝 遠志去心 山茱萸 楮実 五味子 巴戟天 石菖蒲 肉蓯蓉 杜仲 茴香 枸杞子 熟地 白蜜 大棗
効能:補益腎気
主治:大補真気虚損、肌体痩、目暗耳鳴、気血凝滞、脾胃虚弱、飲食無味

⑭双芝丸 出典≪奇効良方≫
組成:熟地 肉蓯蓉 菟絲子 牛膝 黄芪 沈香 杜仲 五味子 薏苡仁 麝香 鹿角霜  茯苓 天麻 山薬 覆盆子 人参 木瓜 秦艽 白蜜
効能:添精補髓、調和臓腑
≪奇効良方≫にこう記載しています:治諸虚、補精気、塡骨髓、壮筋骨、助五臓、調六腑、久服駐顔不老。
主治:年高(年寄)体弱、腰膝痠軟、陽虚畏寒

⑮延生護宝丹 出典≪奇効良方≫
組成:菟絲子 肉蓯蓉 晩蚕蛾 韭 大棗 胡芦巴 蓮子 桑螵蛸 蛇床子 白龍骨 蓮花蕊 乳香 鹿茸 丁香 木瓜 麝香 蕎麦 
効能:温補腎陽
≪奇効良方≫にこう記載しています:補元気、壮筋骨、固精、通和血脉、潤澤肌膚、延年益寿。
主治:腎虚陽萎、滑精早泄、夜尿頻多、腰背痠痛

(次回へ続く)
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by jbucm | 2014-03-03 09:30 | 中医養生 | Comments(0)
こんにちは、周です。今回は「延年益寿」方剤を紹介します。

2、益腎方
①彭祖延年柏仁丸 出典≪千金翼方≫
組成:柏子仁 蛇床子 菟絲子 覆盆子 石斛 巴戟天 杜仲 天門冬 遠志 天雄 断続 桂心 菖蒲 沢潟 薯蕷(山薬) 人参 干地黄 山茱萸 五味子 鐘乳 肉蓯蓉 白蜜
効能:益腎塡精
主治:体虚、腎衰、記憶力減退

②烏麻散 出典≪千金翼方≫
組成:純黒烏麻
効能:補腎潤燥
≪千金翼方≫にこう記載しています:久服百病不生、常服延年不老、耐寒暑。
主治:老年腎虚津虧、肌膚乾燥、大便秘結

③琥珀散 出典≪千金要方≫
組成:琥珀 松子 柏子 荏子(白蘇子) 蕪菁子 胡麻子 車前子 蛇床子 菟絲子 枸杞子 菴闾子 麦冬 橘皮 松脂 牡蠣 肉蓯蓉 桂心 石葦 石斛 滑石 茯苓 川芎 人参 杜蘅(土細辛)断続 遠志 当帰 牛膝 牡丹 通草
効能:補腎益気養血
≪千金要方≫にこう記載しています:長服令人志性強、軽体、益気、消穀、能食、耐寒暑、百病除愈。
主治:老年五臓虚損

④胡桃丸 出典≪御薬院方≫
組成:胡桃仁 破胡紙 杜仲 萆解
効能:補腎気、壮筋骨
主治:老年腎気虚衰、腰膝痠軟無力

⑤補天大造丸 出典≪体仁匯編≫
組成:側柏葉 熟地黄 地黄 牛膝 杜仲 天冬 麦冬 陳皮 乾姜 白朮 五味子 黄柏 当帰身 小茴香 枸杞子 紫河車
加減方:骨蒸の場合は、地骨皮・知母・牡丹皮を加える。
    血虚の場合は、当帰を加え、地黄は倍にする。
    気虚の場合は、人参・炙黄芪を加える。
    腎虚の場合は、覆盆子・炒小茴香・巴戟天・茱萸を加える。
    腰足疼痛の場合は、蒼朮・萆解・鎖陽酒・続断を加える。
    婦人の場合は、黄柏を減らす(取り除く)、川芎・香附・黄芩を加える。
効能:大補腎元
≪古今図書集成医部全録≫にこう記載しています:此方専滋養元気、延年益寿。……若虚労之人、房室過度、五心煩熱、服之神効。
主治:老人腎陰腎陽虚、腰膝痠軟無力、口渇心煩

⑥何首烏丸 出典≪太平聖恵方≫
組成:何首烏 熟地黄 地骨皮 牛膝 桂心 菟絲子 肉蓯蓉 製附子 桑椹 柏子仁 薯蕷(山薬) 鹿茸 芸苔子(油菜子)五味子 白蜜
効能:滋補肝腎
≪太平聖恵方≫にこう記載しています:補益下元、黒鬢髮、駐顔容。
主治:老人腎陰腎陽虚、腰膝痠軟無力、心煩不眠

(次回へ続く)
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by jbucm | 2014-02-24 09:30 | 中医養生 | Comments(0)
こんにちは、周です。今回は「延年益寿」方剤を紹介します。

1、健脾益気方
①人参固本丸  出典≪養生必用方≫
組成:人参 天門冬 麦門冬 生地黄 熟地黄 白蜜
効能:益気養陰
主治:気陰両虚、気短乏力、口渇心煩、頭昏腰痠

②大茯苓丸 出典≪聖済総録≫
組成:白茯苓 茯神 大棗 肉桂 人参 白朮 細辛 遠志 石菖蒲 乾姜 甘草 白蜜
効能:補中益気、健脾散寒
 ≪聖済総録≫にこう記載しています:服之去万病、令人長生不老。
主治:五臓積聚気逆、心腹切痛、結気腹脹、吐逆食不下、姜湯下(姜湯で服用する)。羸痩(痩せこける)、飲食無味、酒下(酒で服用する)。

③神仙餌茯苓延年不老方 出典≪普済方≫
組成:白茯苓 白菊花 松脂
効能:健脾利湿、清熱明目
≪普済方≫にこう記載しています:服此薬百日顔色異、肌膚光沢、延年不老。
主治:脾虚便溏、頭昏眼花

④仙朮湯 出典≪和剤局方≫
組成:蒼朮 棗肉(大棗) 杏仁 乾姜 甘草 白塩
効能:温中健脾
≪和剤局方≫にこう記載しています:常服延年、明目。駐顔、軽身不老。
主治:脾胃虚寒、痰湿内停

⑤資生丸 出典≪蘭台軌範≫
組成:人参 于朮 茯苓 山薬 蓮子肉 陳皮 麦芽 神曲 薏苡仁 白扁豆 山楂 砂仁 芡実 桔梗 甘草 藿香 白豆蔲 川黄連 白蜜
効能:健脾益胃。固腸止瀉。
主治:老年性脾虚嘔吐、脾胃不調、大便溏泄、納食不振

⑥八珍糕 出典≪外科正宗≫
組成:茯苓 蓮子 芡実 扁豆 薏苡仁 蓮藕粉(蓮根粉) 党参 白朮 白砂糖
効能:健脾養胃、益気和中
主治:年老体衰、臓腑虚損、脾胃虚弱、食少腹脹、面黄飢痩、腹痛便溏

(次回へ続く)
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by jbucm | 2014-02-17 09:30 | 中医養生 | Comments(0)
こんにちは、周です。今回は「延年益寿」の組方(方剤配伍)原則を紹介します。

「延年益寿」方剤は、老年人が脾・腎虚という特徴から組み合わせすることが多く、補脾腎作用がある方剤が主としています。薬性「寒・熱・温・涼」と方剤組成「君・臣・佐・使」を考慮し、以下4つ原則があります。

1、動静結合
補益薬(=静)は、殆ど「壅滞凝重、守而不走」という性質を持ちます。行気活血薬(=動)を配伍することによって、気血を運行して、補益薬を機体(身体)に布散させます。例:四君子湯(人参・朮・茯苓・大棗甘草・乾生姜)の茯苓。四物湯(当帰・川芎・芍薬・地黄)の川芎。帰脾湯(黄耆・人参・朮・茯苓・酸棗仁・竜眼肉・当帰・遠志・大棗・乾生姜・甘草・木香)の木香。

2、補瀉結合
「補瀉」を用いて、身体の陰陽気血バランスを保たせ、「陰平陽秘」を維持します。例:六味地黄丸(乾地黄・山茱萸・山薬・沢瀉・茯苓・牡丹皮・煉蜜)の三補―乾地黄・山茱萸・山薬、三瀉―沢瀉・茯苓・牡丹皮。

3、寒熱適中
明の医家・万全が書いた≪養生四要≫に、こう指摘しています:凡養生却邪之剤、必熱無偏熱、寒無偏寒。温無聚温、温多成熱。寒無聚涼、涼多成寒。陰則奇之、陽則偶之、得其中和、此制方之大皆也。これは、方剤を組み立てる際の注意事項を書いてあります。「過偏」を防ぐ為に、「寒・熱」薬を配伍します。例:明の医家・韓懋の交泰丸(黄連・肉桂)は、代表的な方剤であります。
訳:「過偏」を避けるべき。寒薬を使い過ぎると、陽を損傷する。熱薬を使い過ぎると、陰を損傷する。寒(涼)薬が多すぎると、寒になる。温(熱)薬が多すぎると、熱になる。

4、相輔相成
「延年益寿」方剤は、補益を重点的にして、瀉を配合します。つまり、方剤に「有補有瀉・有升有降・有塞有通・有開有闔・有寒有熱」(開・闔・補・瀉を合用する)があり、「陰平陽秘」の状態を維持することができます。

(次回へ続く)
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by jbucm | 2014-02-03 09:30 | 中医養生 | Comments(0)
こんにちは、周です。今回は「延年益寿」薬を紹介します。

補気類
1、人参 
味甘・微苦、性温。効能:大補元気・生津止渇。
2、黄芪 
味甘、性微温。効能:補気升陽・益衛固表・利水消腫。
3、茯苓 
味甘淡、性平。効能:健脾和胃・寧心安神・滲湿利水。
4、山薬 
味甘、性平。効能:健脾補肺・固腎益精。
5、薏苡仁
味甘淡、性涼。効能:健脾補肺・利水。
注:人参・黄芪は、単味でもよく使われます。人参・単味で煎じると、独参湯と称します。茯苓・山薬・薏苡仁は、薬粥に用いられることが多いです。

養血類
1、熟地黄
味甘、性微温。効能:補血滋陰。
2、何首烏
味苦甘渋、性温。効能:補益精血・摂精止遺・補益肝腎。
3、竜眼肉
味甘、性温。効能:補心脾・益気血。
清朝の養生家・曹庭棟が著した≪老老恒言≫に、竜眼肉粥があります:竜眼肉15g,、大棗10g、粳米60g、お粥にして、毎日朝晩お椀1~2杯を食べる。こう記しています:竜眼肉粥開胃悦脾、養心益智、通神明、安五臓、其効甚大、内有火者禁用。
4、阿膠
味甘、性平。効能:補血滋陰・止血安胎・利小便・潤大腸。
5、紫河車
味甘鹹、性微温。効能:養血・補気・益精。

補(滋)陰類
1、枸杞子
味甘、性平。効能:滋腎潤肺・平肝明目。
2、玉竹
味甘、性平。効能:養陰潤肺・除煩止渇。
3、黄精
味甘、性平。効能:益脾胃・潤心肺・塡精髓。
4、桑椹
味苦、性寒。効能:滋陰養血・補益肝腎。
5、女貞子
味甘微苦、性平。効能:滋補肝腎・強陰明目。

補陽類
1、菟絲子
味甘辛、性微温。効能:補肝腎・益精髓・強筋骨。
2、鹿茸
味甘鹹、性温。効能:補腎陽・益精血・強筋骨。
3、肉蓯蓉
味甘鹹、性温。効能:補腎助陽・潤腸通便。
4、杜仲
味甘、性温。効能:補肝腎・強筋骨・安胎。

(次回へ続く)
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by jbucm | 2014-01-27 09:30 | 中医養生 | Comments(0)
こんにちは、周です。今回は薬物(中薬)養生法を紹介します。

抗衰老という作用がある中薬は、「延年益寿」(寿命を延ばす、健康で、長生きできる)薬物と言います。薬物(中薬)養生法とは、これらの「延年益寿」薬を使い、衰老を遅らせ・健身強身(身体が健康になり、強くなり)の目的を達成させる方法であります。歴代医家は、「延年益寿」薬・方剤を発現・創り出し、豊富な経験を積み重ね、人類の健康長寿に貢献しました。

薬物(中薬)養生法机里(メカニズム)
1、固護「先天」「後天」
健康の条件は、先天(腎)禀賦強盛と後天(脾)営養充足であります。
2、着眼「補虚」「瀉実」
≪中蔵経≫に、こう記載してあります:其本実者、得宣通之性必延其寿。其本虚者、得補益之情必長其年。体質は、虚と実に分けられるので、「虚者補之、実者瀉之」の原則に従い、弁証論治して、機体(身体)の陰陽気血の偏差(偏盛・偏衰)を調整します。
3、意在燮(xie,4声)理(程よく治める)陰陽
中医学では、身体の陰陽気血のバランスを保つことは、長寿の必須条件だと認識されています。≪素問・生気通気論≫に、「陰平陽秘、精神乃治」と書かれています。清代の医家・徐霊胎は、「審其陰陽之偏勝、而損益使平」と言いました。つまり、薬物(中薬)養生のポイントは「損益使平」であり、具体的な表現は「燮理陰陽」であります。

薬物(中薬)養生法の応用原則
1、不盲目進補
補法を用いて調養するのは、体質が「虚」である者に適宜です。一般的には、老年人(年寄)或いは体弱多病者に用いられることが多いです。「虚」という焦点に中てなければなりません。清代の医家・程国彭は、こう指摘しています:補之爲儀、大矣哉!然有当補不補誤人者。有不当補而補誤人者。亦有当補而不分気血、不弁寒熱、不識開合、不知緩急、不分五臓、不明根本、不深求調摂之方以誤人者、是不可不講也。
訳:「補」のテクニックは、なかなか奥が深いである、「補」が必要とする者には、「補」しないと、人を害する。逆に「補」が必要としない者には「補」すると、これも人を害する。「補」する際には、気血・寒熱・開合・緩急・五臓・根本・調摂之方法をわからないと、人を害する。
2、補勿過偏
過度な「補」は、禁忌です。
3、弁証進補
弁証してから、「補」します。臓腑・気血・陰陽・寒熱・虚実などを弁証施補(治)しなければなりません。
4、盛者宜瀉
清代の医家・徐霊胎は、こう言いました:「能長年者、必有独盛之処、陽独盛者、当補其陰」。「而陽之太盛者、不独当補陰、并宜清火以補其陰」。「若偶有風・寒・痰・湿等、尤当急逐其邪」。瀉実法も、抗衰老の重要の原則です。
5、瀉不傷正
「正気」を損傷しないように、過度な「攻瀉」は、避けるべきです。
6、用薬緩図
衰老の過程は、複雑な・緩慢な過程であります、益寿延年をさせる方法も、即効性ではありません(即に効果が現れることではありませんので)、持続するのは重要です。

(次回へ続く)
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by jbucm | 2014-01-20 09:30 | 中医養生 | Comments(0)