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六一散

こんにちは、周です。今回は夏季清暑利湿の方剤―「六一散」お話です。

「六一散」は、多くの方剤の中で最も簡単な組成です。
組成は簡単(滑石6、甘草1)ですし、製法(2味中薬を粉末して混ぜるだけです)も簡単です。

「六一散」は金元四大家の劉完素(劉河間)が創ったと言われています。f0138875_15305629.jpg
1147年の仲夏、ある朝廷の王様(韓企先)は原因不明の発熱・口渇・煩躁不安・小便不暢・大便泄瀉の症状が出ました、100剤位の湯剤を飲みましたが、効果はなかった為、城門懸榜求医(城門に医師の求人広告を貼る)。当時20歳前後の劉完素は臨床経験が浅かったが、王様の診察に当たって太医(朝廷の御用医師)に嘲笑されながら、「六一散」3剤だけを処方し、王様の病を治りました。彼は太医を授けられようとしましたが、何冊の医書を求めただけで、固辞して受けようとしなかったです。その後、誠心誠意、一生懸命中医学を勉強し、遂に一代名医となりました。

明代の大医家である李時珍も「六一散」を称賛しました。「六一散」は「凡人の仙薬」と名付けられました。
「六一散」は暑湿病を治療する基本方で、使用決め手の症は小便赤黄短渋で(濃くて、少尿、頻尿)あります、小便清長(無色、量多)の場合は不適宜です。用法用量:毎服9g、温開水調下、日2~3服(9g/回、温いお湯に溶いて、2~3回/日服用する)。
症状によって加減します。
例:「益元散」 心煩不眠、多夢、心悸怔忡 加辰砂(朱砂、丹砂とも言う)
  「碧玉散」 肝胆鬱熱(目赤咽痛、口舌生瘡) 加青黛
  「鶏蘇散」 軽症の外感症(発熱、頭痛) 加荷葉
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by jbucm | 2009-06-29 09:30 | 中医学 | Comments(0)

気血津液と臓腑の話(65)


⑨肝脾不調証:肝失疏泄、脾失健運により脇痛、腹脹、腹泄等を表す証候です。肝鬱脾虚、肝気犯脾(肝木乗土)とも言います。多くは情志不遂、鬱怒傷肝により、肝失条達して脾土に乗する、或は飲食労倦等により、脾気を損傷し、脾不健運となって肝の疏泄に影響し、脾虚肝鬱、肝脾失調を招きます。

【臨床表現】:脇肋と腹部に脹悶、お腹のあちこちに走り回る痛み、ため息、情志抑鬱、不快かいらいら、食欲がない、腸鳴矢気(ガスが出ること)、大便溏ですっきり出ない、或は腹痛欲泄、泄後痛減、舌苔白、脈が弦です。

【証因分析】:本証の弁証要点は、脇と腹部の脹悶、走り回る腹痛、ため息、情志抑鬱、食欲がない、大便溏などが主症状です。生理上、肝と脾は密接な関係を持ち、肝主疏泄で、胆汁を分泌して消化を助け、また、脾の精微を昇散することを助けます。脾主運化、血を化して肝を養います。肝気滞だと脾の運化に影響するが、これは「木不疏土」と言います。脾失健運か脾虚湿蘊、肝気が阻まれて疏泄を失うのは「土反侮木」と言い、そこから肝脾同病が形成されます。

 肝失疏泄、経気阻滞の故に、脇肋脹悶痛となります。肝は条達を喜び、抑鬱を悪み、肝鬱気滞だと、情志が抑鬱され横逆し、肝失柔和の故に、いらいらとなる。脾失健運の故に食少、腹脹、便溏を見ます。肝鬱気滞、脾気不和の故に腸鳴矢気或いは大便溏結不調、腹痛欲泄などを見ます。肝病が先にあり、病情が情緒を密接に関係しているものの多くは肝気犯脾に属し、脾病が先にあり、食少、便溏を主とするものの多くは肝鬱脾虚に属します。

⑩肝胃不和証:肝気鬱滞、横逆犯胃、胃失和降によって脘脇脹痛を見る証候です。肝気犯胃とも称されます。多くは情志の不快、肝気を鬱滞させ、横逆犯胃して生じます。また、飲食等による傷胃により、胃失和降させ、肝の疏泄に影響して招くこともあります。 
 
【臨床表現】:脇肋、胃脘脹満痛、走り回る腹痛、曖気(げっぷ)、呑酸(酸っぱい水を吐く)、呃逆(しゃっくり)、情緒抑鬱か煩燥怒りっぽい、ため息、納少、舌苔薄黄、脈弦でやや数です。

【証因分析】:本証の弁証要点は、脇と腹部の脹悶、走り回る腹痛、ため息、情志抑鬱に、曖気、呑酸、呃逆などが伴うことです。

 肝鬱気滞、経気不利の故に脇肋脹痛となります。肝気横逆、気が胃脘に滞るので、胃脘脹痛痞悶を見ます。胃失和降なので呃逆、曖気、曖気を見ます。気が胃脘に鬱して熱を生じるので、呑酸、舌苔は薄黄になります。胃気不健なので納少する。情志抑鬱、ため息、いらいらして怒りやすい、いずれも気鬱不快、肝失条達が原因です。

 今回の両証とも肝と脾胃の証で、同じ症状が多く見られますが、⑨の肝脾不調証は下痢などの腸の症状があって、⑩の肝胃不和証は胃気上逆の症状があります。

(李)
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by jbucm | 2009-06-25 13:30 | 中医学 | Comments(0)

夏季のスープーその⑤

こんにちは、周です。今回は夏季のスープーその⑤を紹介します。

⑤苦瓜菠蘿炖鶏湯(ゴーヤとパイナップルの鶏スープ)

功効:清熱解毒、生津止渇
材料:菠蘿60g、苦瓜100g、鶏肉500g 
調味料:塩、生姜適量
作り方:
①鶏肉は大きめのサイズに切り、湯通をして、水できれいに洗い流す
②苦瓜を洗い、縦に半分を切り、ワタを取り、食べやすいサイズを切る。菠蘿の皮を剥く、適当なサイズを切っておく。
③上記材料、生姜を鍋に入れ、2000cc水を加え、武火(強火)で沸騰させた後、文火(弱火)2時間煮る
④塩で味を調える

菠蘿を切った後、塩水で浸けると、口当たりが良くなります。

鶏肉の薬膳作用を紹介します。
性味帰経:甘、温。帰脾・胃経
効能:温中益気、補精降逆
主治:反胃(食後腹が充満し嘔吐を伴う胃の病気、胃反とも言う)、産後乳少、病後虚弱、中風湿痹、腎虚耳鳴
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by jbucm | 2009-06-22 09:27 | 中医薬膳専科 | Comments(0)

気血津液と臓腑の話(64)


⑦脾腎陽虚証:脾腎の陽気が虧虚して、泄瀉や水腫を表す虚寒証候です。多くは長期の病によって陽気を損傷して発病します。例えば体に水邪が長く留まって、腎陽虚衰を招き、脾土を温養できなくなる。或いは泄瀉が長く、脾陽衰徴して、腎に及ぼし、ついに脾腎の陽気がともに衰えます。

【臨床表現】:顔色こう白、形寒肢冷、腰や膝或いは腹部の冷痛、下痢が止まらない、或は五更泄瀉(夜明けの下痢)、或は完穀不化(不消化の便)、糞質清冷(水様便)、面浮肢腫、或は小便不利、甚だしい場合は腹脹水鼓も見ます。舌質淡胖で苔が白滑、脈が沈細です。

【証因分析】:本証の弁証要点は、腰膝と下腹部の冷痛、慢性下痢、浮腫みなどの寒象が共に表れることです。

脾は後天の本で、腎は先天の本、脾腎の陽気は互いに助け合って、共同で生体を暖めます。脾は運化を主り、命火(腎火)に頼って水湿の運化や精微の転送などを助けます。腎は水液を主り、脾陽の健運によって、臓腑組織の温養や水液の転輸などを行います。故に脾腎陽虚、その証候は主として陰寒内盛、運化失職、水液停集として表れます。

 脾腎陽虚だと陰寒内盛、陰寒で陽気が阻滞され、生体はその温暖を失うので形寒肢冷、顔色こう白、腹部と腰部の冷痛となります。脾陽不振で、命火の助けを得ないので、運化遅鈍、水穀が腐熟されず、故に下痢清冷、完穀不化、五更泄瀉などを見ます。脾陽虚だと水温を運化できないので、命門火衰して水液を気化できず、水湿が内停して、肌膚に泛溢し、そこから小便不利、肢体浮腫、腹脹水鼓等を見ます。


⑧肺腎陰虚証:肺と腎の陰液不足で、虚陽内擾による虚熱の証候です。多くは燥熱、癆虫(結核)等で肺陰を損傷するか、長期の咳で肺陰が虧損されるか、長期の病が腎に及ぼし、ついに肺陰虚と腎陰虚がともに発生します。或いは過度のセックスで、陰精虧少を招き、陰液が上承せず、虚火が肺を灼き、肺腎陰虚が形成されます。

【臨床表現】:咳嗽痰少、痰の中に血が帯びる、口燥咽乾、声のかすれ、腰膝のだるさ、形体の消痩、骨蒸潮熱、盗汗頬紅。夢精、月経量少など、舌紅少苔、脈が細数です。

【証因分析】:本証の弁証要点は、長い咳と血痰に夢精、月経量少、腰膝のだるさなど、陰虚証の症状が共に表れることです。

肺は津液を敷布でき、腎の陰精は全身陰液の根本で、肺腎の陰津は互いに滋養するので、「水金相生」といいます。肺腎陰液が虧少すれば、生体がその濡養を失って、燥熱が内生し、肺は清粛を失って気逆、腎陰は斂陽できず火動するが、それが肺腎陰虚の病理的特長です。どちらが先に陰虚が発生しても、最終的に肺腎陰虚証になります。

 陰虚肺燥、津不上承、肺失清潤なので、乾咳少痰、口燥咽乾、声のかすれとなります。虚火内擾、灼傷肺絡なので、痰中に血を帯びます。陰虚で内熱を生じるため、筋肉や骨が充養を失い、形体の消痩、骨蒸潮熱、頬紅盗汗など陰虚火旺の症状を見ます。陰精不足、虚火内擾のため、夢精、月経量少を見ます。腰膝のだるさは腎虚の症状です。

2つの証とも腎の兼証ですが、⑦は陽虚内寒の証で、②は陰虚火旺の証です。

(李)
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by jbucm | 2009-06-18 13:29 | 中医学 | Comments(0)

夏季のスープーその④


こんにちは、今回は夏季のスープーその④を紹介します。

④銀耳椰子※(=保の下に火)鶏湯(白クラゲと椰子の鶏スープ)

功効:消暑解燥、化痰涼血
材料:白クラゲ25g、新鮮椰子1個、鶏腿(骨付もも肉)500g 大棗2個
調味料:生姜・塩適量
作り方:
①鶏腿はブツ切り、湯通をして、水できれいに洗い流す
②白クラゲは水で戻す、硬い部分を取り除く。大棗を洗い、種を抜き
③椰子を穴あけ、椰子汁を取り出しておく
④鍋に適量水を入れ、武火(強火)で沸騰させ、①②・生姜を入れ、再沸騰させた後文火(弱火)3時間煮る
⑤出来上がる直前に椰子汁を入れ、塩で味を調える

このスープは夏季に汗多により、上火し易い、体力の消耗が多い者に最適です。
注意事項:椰子汁の煮過ぎは要注意です(煮過ぎと、椰子汁の口当たりが悪くなる)

椰子汁の薬膳作用を紹介します。f0138875_17352486.jpg
性味帰経:甘、涼。帰心・脾経
効能:生津、利尿、止血
主治:口乾、煩渇、水腫、吐血
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by jbucm | 2009-06-15 09:30 | 中医薬膳専科 | Comments(0)

気血津液と臓腑の話(63)


⑤脾肺気虚証:脾肺気虚により、食少便溏、気短喘咳として現れる虚弱証候です。多くは長期の咳による傷肺、「子病及母」により脾気虚を招くか、飲食の不節制、脾気の損傷により、精微を肺に輸送されないために起こるものです。

【臨床表現】:長期の咳、気短気喘、痰が薄くて白い、食欲不振、腹脹便溏、倦怠乏力、顔色こう(白へんに光)白、酷い場合は面浮肢腫。舌淡苔白、脈は細弱です。

【証因分析】:本証の弁証要点は、咳喘、納少、腹脹便溏と気虚証が共に発生することです。
脾は生気の源で、肺は一身の気を主る臓です。脾虚で失運し、精気が肺に上輸されないので、肺は虚損し、このため「土不生金」となります。一方、肺気が宣降を失うので、脾の運化に影響し、脾気虚を招きます。なお、水穀運化機能減退として、或いは脾失健運、痰湿中阻、肺失宣降、水津不布として表現されることも見られます。

 肺虚で息が不足するので、気短気喘を見ます。脾虚で運化が鈍るので、食少、腹脹、便溏となります。脾不運湿、気不行水だと水湿泛濫するので、面浮足腫を見ます。湿がたまると、肺にとどまって、肺は粛降を失うので咳喘して薄くて白い痰が出ます。

⑥心肝血虚証:心と肝の血虧により生体がその充養を失ったことで現れる証候です。多くは思慮労神による陰血の消耗、失血過多、脾虚生血の源不足等で心肝血虚を招きます。

【臨床表現】:心悸健忘、不眠多夢、めまい、目のくらみ、両目乾渋、視界模糊、肢体のしびれ、振顫(震える)痙攣(けいれん)、月経量は少なく色淡、或は無月経、顔色白くて艶がない、爪にも艶がない、舌質淡で白、脈が細です。

【証因分析】:本証の弁証要点は、心と肝の症状に血虚証が伴うことです。心は血を主り、肝血を蔵すので、血虚の多くは心肝両臓に属し、心血が虧損されると肝血も不足し、肝血が少ないと心血も充満できないので、両方とも心肝血虚が形成されます。

 血が心を養わないので心悸します。血が神を養わないので健忘、多夢。血が目を濡養しないので目のくらみ、視界模糊となります。血が筋脈肌膚を濡養しないので、肢体のしびれ、振顫痙攣を招きます。血少で血海空虚のため、月経量が少ないか無月経。血が上栄しないため、めまい、顔面白く艶がなく、舌質淡で白。血が脈に充満しないため脈細を見ます。

今回の2つの証は、⑤は良くみられる気虚の証で、⑥は血虚の証です。

(李)
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by jbucm | 2009-06-11 16:45 | 中医学 | Comments(0)

北京中医会 九州支部主催の『中医学のすすめ』レポート

5月30日・31日に、北京中医会九州支部主催の『中医学のすすめ~門外不出!あの還童功を学ぶ2DAYS』というイベントが行われました、とても充実した二日間でしたので、報告いたします。

一日目の5月30日(土曜日) 
午後1時半に受付後、まずは大浴場にて源泉かけ流しの温泉入浴をした。
別府温泉は、日本一の湧出量と源泉数を誇り、ラジウム泉以外はすべて湧出しているという日本一の温泉場である。会場である別府ホテル好楽は、別府の中でも、海に面した北浜地区にある老舗のホテル。泉質は、微黄色の炭酸水素塩泉、簡単にいえば、“つるつるさっぱり”の湯である。

温泉入浴の後は、推拿施術体験と同時に、中医学に関する講義を行った。まずは、推拿施術体験談から。「首が軽くなった。」「体が軽くなった。」「おもわず寝てしまった。とてもリラックスした気分になれた。」「こんな感じは初めて、マッサージとは全然違うんですね。」「思ったより痛くないですね。もっとゴリゴリポキポキされるのかと思った。」などなどの感想をいただいた。

講義はまず、中国医学推拿整体小倉養生所所長小倉一彦先生による『中医学の基礎知識』。
中医学について、“東洋医学と中医学の違い”、“中医学の特徴(整体観念・陰陽五行学説・弁証論治)”、“経絡と経穴”をできるだけわかりやすいように説明された。

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つぎは、サン・楽々健康塾主宰井上和彦先生による『五行色体表から見る健康管理~ツボを生かす健康法』、五行色体表を使って、前半は、五行理論の具体的な日常生活への活かし方、後半は、五腧穴を使っての簡単な健康法を実演でレクチャーした。

夕食は、国際中医師で国際薬膳師でもあり、福岡で薬膳教室、中医学教室を主宰している宇津原知世美先生監修の薬膳料理で、老舗ホテルの和食の料理長とのコラボレーションである。メニューは以下の通り。

食前酒
◇百花蛇養生酒  
〔材料〕百花蛇・枸杞子・山薬・霊芝・杜仲・熟地黄・甘草
◇補腎壮陽酒   
〔材料〕枸杞子・人参・鹿茸・霊芝・不老草・紅花・淫羊草・苦参・当帰・茯苓・黄芪
前菜      
◇茯苓凍鶏  (鶏肉のゼリー寄せ)
◇ゆばの金針菜巻き
◇温野菜のあんかけ
主菜         
◇梅醤魚片(白身魚の梅味噌はさみ蒸し)
◇たいのお刺身中国風
◇当帰入りにらと鶏肉の和え物
汁物
◇黄耆入り酸味スープ
◇そば粉のほうとう
ご飯          
◇五穀雑穀ご飯
デザート       
◇くるみのデザート

二日目(5月31日、日曜日) 
あさ6時にロビー前に集合。歩いて3分、別府湾を望む北浜公園へ。心地よい朝日の中、芝生の上で仙人長寿功を練習した。ホテルに帰って、小豆粥の朝食。
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そして、9時半より、いよいよ本丸の宋先生のセミナーが始まる。
九州での宋先生のセミナーは、北京中医会九州支部が発足してからは今回で6回目となる。今回のテーマは、還童功である。今回のセミナー参加者は、まったくの初心者から、還童功の講義一回受講の入門者、数回受講の中級者、毎回受講の上級者とそれぞれである。でもいつも宋先生は、我々参加者の顔ぶれを見て、その時のレベルに合わせてレクチャーしてくれる。

まずは、入門編。体軸に対して、垂直方向と平行方向の2パターンについて動作、呼吸、意念をわかりやすく説明。それから、しばし実技となる。みな額にうっすら汗が・・・。久しぶり(ではいけないのだが)の還童功に腰が・・・イタイ。その後理論、効果についての説明があった。いつも感心するのだが、宋先生の中医学的な説明は、非常に理論的でわかりやすい(当たり前といえば当たり前だが)。初めての方にもかなり優しい講義となった。我々中医会九州支部の面々には、良い復習の機会となった。

午後からは、応用編と題してあまり公表していないという“奥義”について小倉先生の体験談です:実は私自身、二カ月くらい前から右脇肋に鈍い痛みを感じていた。酒の飲みすぎか、はたまた、春という季節的なものか、日々のストレスからの肝鬱か・・・と、かなり気にはなっていたのだが、これが次の日からピタッと止まった(実技中は結構痛かった)。それまでは、自我推拿で何とかしのいでいたのだが、痛みはかなり軽減するも完全になくなることはなかったし、2~3日するとまた痛みが、ぶり返すというような状態だった。それが、あれからもう1週間近く(今日は6月6日)たつというのに、まったくどうもない。押さえても痛みはおろか違和感さえない。(何か大げさに聞こえるかもしれないが、本当に全く痛みはなくなった。)還童功の奥の深さには本当に脱帽です。

最後は、採気法について。『人盗万物、万物盗人』をキーワードに太陽や月から、植物から、山や海、河から気(エネルギー)をいただく方法である。陽の気と、陰の気、採気の時期と時間帯を詳しく教わった。続いての質疑応答でも積極的な質問が相次いだ。宋先生のセミナーはいつもそうだが、今回も参加者の皆さんの一人一人が何かを自分のものにできたと言えるような、そんな時間が過ごせたと思う。終了後は、それぞれが、宋先生と記念撮影。さすが大人気の宋先生でした。宋先生本当にいつもありがとうございます。

以上、小倉先生から寄せられたメッセージより編集致しました。先生、ありがとうございました。そして、二日間、ご苦労さまでした。  
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by jbucm | 2009-06-10 11:53 | 医学気功・太極拳 | Comments(0)

当帰の伝説

こんにちは、周です。今回は当帰お話です。

当帰は気血双補の産婦人科良薬です。セリ科の根で、生・或いは酒炒を用いられます。中国甘粛省岷県という産地で生産されるものは、最も良いとされています。f0138875_11322560.jpg

今回は当帰の故事を紹介します。
ある新婚夫婦の夫は山に生薬を取りに行き、三年位で帰宅すると妻に言いました、ところが行ったきりで、音信不通となり、帰って来ませんでした。妻は夫の帰りを待ち疲れて、憂鬱、悲しくなり、気血虧虚になりました、夫はもう死んだと思われ、その後再婚しました。
何年か経ちました、夫は突然帰って来ました。妻は泣きながら夫に「三年当帰你不帰、片紙只字也不回、如今我已錯嫁人、心如刀割真後悔」と言いました。夫の方も時間通りで家に帰って来ないことを後悔しまして、いつも生薬を取ってあげました。妻はその薬を飲み続けると病気を治りました。
のちに、その薬は補血・活血・調経・止痛作用があり、産婦人科良薬であることを知られていました。「当帰不帰、嬌妻改嫁」という悲劇の教訓にして、「当帰」と名づけられました。

当帰の効能を紹介します。
性味帰経:甘・辛・苦、温 帰心・肝・脾経
効能:補血調経、活血行気・止痛、潤腸通便
応用:血虚証、月経不調、閉経、痛経、虚寒による腹痛、瘀血、痈瘡瘍、血虚腸燥の便秘
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by jbucm | 2009-06-08 09:30 | 中医学 | Comments(0)

気血津液と臓腑の話(62)


③心脾両虚証:心血不足と脾気虚弱により表れる証候です。多くは長期の病による体虚、或は慢性出血、或は過度な思慮か過労により心血と脾気が虚弱しているものです。

【臨床表現】:心悸怔忡(せいちゅう、動悸のこと)、不眠多夢、めまい、健忘、面色萎黄、食欲不振、腹脹便溏、倦怠乏力、或は皮下出血、月経量少で色淡、淋漓不尽(だらだらして、終わらない)など。舌質淡嫩。脈細弱です。

【証因分析】:本証の弁証要点は、心悸不眠、顔色の萎黄、疲れ、少食、腹脹便溏と慢性出血です。脾は気血生化の源で、また統血の機能もあります。脾気虚弱すると、生血不足になり、或は統血機能が弱まって、慢性出血を引き起こし、いずれも心血虧虚を招きます。なお、心主血、また血は気の母ですから、心血が不足すると、化気ができず、脾気虚も発生します。なので、脾気虚と心血虚二者は病理上では、よく相互影響し、結果的に心脾両虚になります。

心血不足で心筋を養われないので、心悸怔忡、心神不寧、不眠多夢が現れます。頭も養われないから、めまい、健忘などを見ます。面色萎黄、食欲不振、腹脹便溏、倦怠乏力は脾気虚の症状です。なお、出血の症状も脾虚で摂血できないからです。舌脈は気血不足の候です。

④心肺気虚証:心肺気虚による動悸喘咳の証候です。多くは、長期の病による体虚、長期の咳による傷肺、過度の労働による気の消耗、脾虚生気の源不足等で心肺の気を両方虚弱になります。

【臨床表現】:動悸咳嗽、気短にして気喘、動くとひどくなり、胸悶、薄い痰がでる、声は低い、めまい、神疲乏力、自汗、顔色淡白、舌淡苔白、脈沈細或は結代(不整脈)です。

【証因分析】:本証の弁証要点は、動悸咳嗽と気虚がともに発生することです。肺気虚弱していると、宗気の生成が不足になり、心気虚を招きます。また、先に心気不足であれば、宗気も消耗され、肺気虚を招きます。故に心肺の機能活動はいずれも宗気によって推動され、心気虚弱か肺気虚弱は宗気不足の表れです。心は血を主り、肺は気を主る、気はそれによって血を統率し、血はそれによって気を載せ、いずれも宗気が本となります。従って心、肺の気虚は互いに影響しあいます。咳嗽、気短、気喘、動くとひどくなり、痰がでる、声は低い、自汗などは肺気虚の症状で、動悸、めまい、神疲乏力、顔色淡白、脈沈細か結代などは心気虚の症状です。

では、次回は脾肺気虚証と心肝血虚証を紹介致します。


(李)
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by jbucm | 2009-06-04 09:33 | 中医学 | Comments(1)

夏季のスープーその③



こんにちは、今回は夏季のスープーその③を紹介します。

③玉米※土鶏(※=保の下に火、bao)湯 (トウモロコシと地鶏肉のスープ)

功効:養胃健脾、温中補気
材料:玉米1本 土鶏(鶏もも肉を代用しても良い)500g 
調味料:塩5g、味の素2g、胡椒3g、鶏がらスープの素6g、生姜適量
作り方:
①土鶏を水で洗い、食べやすいサイズに切り、湯通をしておく
②①に玉米、生姜、1000cc水を加え、武火(強火)で沸騰させ後、文火(弱火)で1時間煮る
③上記の調味料で味を調える

玉米薬膳作用を紹介します。f0138875_13433437.jpg
性味帰経:甘、平。帰胃、大腸経
効能:調中開胃、利水消腫
主治:食欲不振、小便不利、水腫、尿道結石
注意事項:脾胃虚弱の者には腹瀉しやすいので、要注意です。
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by jbucm | 2009-06-01 09:30 | 中医薬膳専科 | Comments(0)