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年末年始休業のご案内

        年末年始休業のご案内
 
 北京中医薬大学日本校年末年始休業を下記の通り案内させて頂きます:

 12月29日(火)〜1月4日(月)は冬期休暇とさせていただきます。

 1月5日(火)からは、通常通りの業務を始めさせて頂きます。ブログも1月5日(火)から再開いたします。

 北京中医薬大学日本校のブログは、2009年も多くの方にご訪問とご支援をいただき、ありがとうございました。来年もどうぞ宜しくお願いいたします。

 皆様が、2010年も素晴らしい一年になりますよう、日本校の職員一同、心よりお祈り申し上げます。
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by jbucm | 2009-12-28 10:30 | 学校行事・お知らせ | Comments(0)

中薬対聯

こんにちは、今回は「中薬対聯」の話です(対聯にいついては、2008年12月28日のブログご参照ください)。

中国民間では、中薬名を用いて書いた「対聯」=「薬聯」が語り伝えられています。例えば:「郁李仁行百歩与紅花重楼相会、山木通別雲母同菊花海南成親」「稚子牵牛耕熟地、将軍打馬過常山」「鼓架鼓架、陳皮不能敲半下(夏)」「紅娘子生天仙子、一副生化湯」「女貞子産劉寄奴、二包止迷散」。今回はそのエピソードを紹介します。

清の時代詩人・袁牧氏は、外遊先で、寺の和尚(お坊さん)から、ある「対聯」の「下聯」を求められました。その「対聯」は民族英雄・岳飛の率いた軍隊で使われた「堂鼓」に関するものでした。「堂鼓」は迫害された岳飛を偲ぶ為、和尚の恩師が収蔵したもので、年月を経て、暴風雨の被害が受けられ、「堂鼓」を保管していた「鼓楼」が崩壊し、「堂鼓」が壊されました(鼓架が折れ、堂鼓が土の中に半埋め状態となった)。恩師が「堂鼓」を見ながら、寂しそうな、{「鼓架鼓架、陳皮不能敲半下(夏)」、必ず「下聯」を書ける人が見つけ、鼓楼を修復し、堂鼓を掘り出し復元して}との遺言を残してなくなりました。和尚が恩師の遺志を継ぐようと、千方百計(あらゆる方法)で「下聯」が書ける人を探しました。

袁牧は和尚の話を聞きながら、不思議な「対聯」の「上聯」だなぁと思い、「下聯」が暫く出て来ませんでした。その時、ちょうど家の使用人や衙門役(役所の小使)達が「灯籠」を持ち(「灯籠」は「ちょうちん」で、照明用具です)、主人の袁牧を探しに来ました。すると、袁牧が閃きました、「灯籠灯籠、紙(枳)殻原来只防風」、「下聯」を言いました。

上聯:鼓架鼓架、陳皮不能敲半下(夏)
下聯:灯籠灯籠、紙(枳)殻原来只防風
「対聯」は22文字から構成され、工整準確、琅琅上口(工整正確、朗々口ずさみ易い)だけではなく、陳皮・半夏・枳殻・防風という4味中薬を嵌入しました。まさに世間の人に伝唱される佳作でした。

堂鼓=唐鼓とも書く、現在は中国の演劇、主に武劇で用いる太鼓の一つ、日本の櫓太鼓に似たもので、4本足の台上に上向きに据え、2本のばちで打つ。
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同じく、清の時代名医・傅青主氏とある老中医の「対聯」を紹介します。
ある老中医が傅青主の「医文」を確かめるため、傅青主の所に訪れました。
老中医:紅娘子生天仙子、一副生化湯
傅青主:女貞子産劉寄奴、二包止迷散
老中医:白頭翁騎海馬、赴常山揮大戟、怒戦草蔲百合、不愧将軍国老
傅青主:何首烏架河豚、入大海操仙茅、逼殺木賊千年、堪称長卿仙人
以上の「対聯」を交わした後、老中医は傅青主が「名不虚伝」(評判に違わない)であることを確信しました。お別れの言葉も、やはり「中医対聯」でした。
傅青主:生地変熟地望常合歓
老中医:望月乗月明定来夜交

それでは、皆さん、よいお年を。

(周)
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by jbucm | 2009-12-28 09:30 | 中医学 | Comments(0)

中医基礎理論用語ーー「蔵象」⑥

相傅之官(そうふのかん): 『素問・霊蘭秘典論』からの出典で、肺のことです。「相傅」とは、(「君主」を)補助する意味で、こちらは、肺は心の機能を補助する重要な器官で、心肺の(血液を運行する)機能の協調性もとても大事だと示しています。

華蓋(かがい): 肺のことです。「華蓋」とは、もともと帝王の車の上につけた絹がさを指します。『霊枢・九針論』に「肺は、五臓六腑の蓋也」と指摘し、また『難経集注・三十二難』では「肺は華蓋、胸膈に位置する」と注釈してあります。体腔の臓腑の中では、肺が最も高い位置にあり、諸臓を覆い外邪から保護する作用もあるから、華蓋と称されています。

嬌臓(きょうぞう): 肺のことです。「嬌」とはひ弱の意味です。肺は皮毛に外合し、気管支・気管などで外界に通じているので、邪気を感受し易い。なお、肺は、熱にも寒にも弱く、ただの感冒でも咳が出てしまいますので、嬌臓と称されます。

肺気(はいき): 肺の機能活動を指しますが、呼吸の気体も含まれます。

肺陰(はいいん): 肺臓を養う津液のことで、「肺津(はいしん)」とも称します。肺陰は水穀の精気から化生されたもので、肺気と互いに助け合い、肺の正常な機能を維持するのに欠かせないものです。臨床で、肺陰不足の場合は空咳がよく見られます、舌苔も薄白で乾燥する。肺陰がさらに損傷されると、肺燥火盛の証候が現れます。

(李)
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by jbucm | 2009-12-24 10:00 | 中医学 | Comments(0)

不入虎穴、焉得虎子

こんにちは、周です。今回は成語故事―不入虎穴、焉得虎子(bu ru hu xue, yan de hu zi)を紹介します。

東漢の時代、漢明皇帝は、新疆ウイグル自治区・鄯善王との親交のために、班超を鄯善へ派遣しました。

班超は何人の部下を率いて、ありとあらゆる辛苦を乗り越え、千里はるばる、新疆ウイグル自治区・鄯善に着きました。鄯善王は自ら班超を出向かい、上客としてもてなしました。王様は班超の訪問意図を説明され、大喜びました。

ところが、匈奴も使者を鄯善に送り込んで来まして、鄯善王の前で東漢の悪口を言いました。王様は匈奴使者の話を聞かれた後、心情が落ち込み悲しみ、班超に接する態度が変わりました。翌日、班超に接見しませんでした、しかも班超を監視するように命令しました。班超が部下と対策を検討し、「匈奴使者を取り除ければ、鄯善王の疑いが吹き飛ばせ、両国の友好関係が築きことができます」と言いました、但し、匈奴側は兵強馬壮(兵が強く、馬が丈夫だ、強い軍隊の形容)、守衛が厳密でしたので、強攻は無理だと思われました。
その時、班超は「不入虎穴、焉得虎子」と言いました。その日の深夜、班超は部下と共に、匈奴使者の駐屯地を奇襲し、勝利が収まりました。その後、鄯善王は真相をわかり、班超と仲直りしました。
鄯善=新疆ウイグル自治区にある地名。
匈奴=東アジアの古代民族の一つ。戦国時代、燕・趙・秦などの国以北で遊牧生活をし、秦から漢の時代にかけて、度々漢民族の国家と対立した。

「不入虎穴、焉得虎子」(虎穴に入らずんば虎児(子)を得ず)とは、「危険を冒さなければ大きなことを成し遂げることはできない」という意味です。

焉= どうして~(疑問) 焉得(どうして得ることができようか)

人生の駆け引きみたいな時がありますよね。理屈をいくら並べても前には進めないです。危険と分かっていても進まなければならない時があります。そんな時にこの言葉を思い出してね。
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by jbucm | 2009-12-21 09:30 | 中国の話 | Comments(0)

中医基礎理論用語ーー「蔵象」⑤


心血(しんけつ):人体の血液循環の主な内容物です。全身の各組織に営養を与え、心の神志活動にも基礎的な物質を提供するものです。故に心血虚になると、一般的な血虚の症状に加えて、心悸・健忘・不眠・多夢なども見られます。

心陰(しんいん):心臓の陰液で、営血の主な組成部分になります。その生理と病理は、心血と密接な関係があります。なお、肺陰、腎陰などの消長にも関連します。臨床では、多くの陰虚内熱の病証が心・肺・腎などの陰液虧損に関連します。

心腎相交(しんじんそうこう):心が上焦に位置し、火に属すことに対して、腎が下焦に位置し、水に属します。心陽が下降し、腎陽を温暖することがありますが、腎陰が上昇し、心陰を涵養します。正常な場合は、心火と腎水は相互昇降し協調しあい、相対的な平衡を保っています。これが「心腎相交」、又は「水火既済」の表現です。もし腎陰虧虚、或は心火熾盛になると、腎水と心火の間の平衡関係がなくなり、「相済」できなくなるので、心煩・怔忡不安・不眠などの症状が現れ、臨床では「心腎不交証(しんじんふこうしょう)」と呼びます。

受盛之官(じゅせいのかん):『素問・霊蘭秘典論』からの出典で、小腸のことです。小腸が胃から飲食物を受けるから、受盛之官と呼ばれています。

泌別清濁(ひっべつせいだく):小腸の機能です。小腸が胃から飲食物を受けたら、それを消化し、「清」(飲食精微、つまり、営養成分)を吸収し、脾に経由して全身へ運び出す;一方、「濁」(糟粕成分)を大腸又は膀胱へ注ぎ、大小便として体外へ排出します。この過程は、泌別清濁と称します。

(李)
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by jbucm | 2009-12-17 13:35 | 中医学 | Comments(0)

冬季のスープーその⑤

こんにちは、今回は冬季のスープーその⑤を紹介します。

⑤熟地烏鶏湯(熟地と烏骨鶏のスープ)

功効:填精添髄、補臓益智
材料:烏骨鶏1羽(約500g) 熟地150g 
調味料:紅糖(黒砂糖)150g
作り方:
①烏骨鶏はきれい洗い、内臓などを抜き取っておく
②熟地は縦に切って、黒砂糖とよくかき混ぜた後、烏骨鶏のお腹の中に詰める
③大きい目の炖盅に、②を入れて(烏骨鶏は仰向けの状態)、適量の水を加え、武火(強火)で沸騰させた後、文火(弱火)で2時間炖する
このスープは記憶力の減退(低下)、神疲気短の者に最適です。

紅糖の薬膳作用を紹介します。
性味帰経:甘、温。帰肝・脾、胃経
効能:補脾緩肝、活血散瘀
主治:産後悪露不行(産後の回復)・月経痛・崩漏、脾胃虚弱、風寒感冒
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by jbucm | 2009-12-14 09:30 | 中国の薬膳 | Comments(0)

中医基礎理論用語ーー「蔵象」④

君主之官(くんしゅのかん):出典は、『素問・霊蘭秘典論』で、心のことです。「君」とは古代国家の元首のことです。心は五臓の中で最も重要な臓であり、神明を主り、人体生命活動の主宰であるから、君主之官を呼ばれています。

神明(しんめい):高級中枢神経の機能活動である、人の精神・意識・思惟活動を指します。

心包絡(しんぽうらく):心包ともいい、心の外膜であり、絡脈が附随し、気血が流れる通路でもあります。心包は心を保護する作用があり、外邪が心に侵犯する際、心包が先に感受する。例えば、急性病の高熱による神昏・譫語・狂いなどを「熱入心包」と称します。この場合の治療は、「清心」を主とします。弁証の角度から見ると、心包と心は一致であるが、病情の深さと重さが違うだけだと理解しても宜しいでしょう。

心気(しんき):①広義的な心気とは、心の全ての機能活動を指します。主に心臓拍動の強弱、頻度、リズム、心臓の伝導、気血の循環などの状況が含まれ、これらの機能は「心陽」と切り離すことができない。なお、心の神志活動も心気に関連します。②狭義的な心気とは、心臓の血液を推動する機能を指します。

心陽(しんよう):上記の心血管系について心気の機能活動の他に、衛外の陽気を宣通することができます。

(李)
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by jbucm | 2009-12-10 10:19 | 中医学 | Comments(0)

南轅北轍

こんにちは、周です。今回は寓言故事―南轅北轍(nan yuan bei zhe)を紹介します。

昔、ある人は魏国から楚国へ行こうとしました。彼が沢山お金(旅費)を持ち、馬車・駿馬と技術精湛的車夫(馬車を操る堪能な人)を雇い、目的地へ出発しました。ところが、楚国が魏国の南に位置してあるのに、彼は方向を確認せず、車夫に北へ行かせました。

行く途中で、知り合いの人に「どこへ行きますか」と聞かれ、彼は大声で「楚国へ行きます」と返事しました。「方向が違っていますよ、楚国へ行くなら、北ではなく、南ですよ」を教えられましたが、彼はまったく聞く耳がなく、「大丈夫です、私の馬が優れて、速いですから」と言い返しました。皆が心配しているのに、彼は平気な顔していて、「心配はいりません、私はたっぷり金を持っています」「そんなに難しくないですよ、私の車夫は馬車を操るのが巧みで完璧です」と言いながら、皆の再三の忠告を聞かず、彼はそのままの方向に向かって馬車を北に走らせました。
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「轅」とは馬車の梶棒のことで、「轍」とは車輪の残した跡のことであります。「南轅北轍」は、轅を南に向けながら、車を北に走らせ、行動と目的が一致しないことを意味します。
中国では、人々よくこの熟語を使って、実際の行動と予定の目標とが正反対になっている状況をたとえます。
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by jbucm | 2009-12-07 09:30 | 中国の話 | Comments(0)

中医基礎理論用語ーー「蔵象」③


血海(けっかい): ①衝脈のことです。十二経脉が集まるところとされているからです。②肝臓を指します。肝臓が血液を貯蔵と調節する機能を持つからです。③経穴名です。膝蓋骨内縁の上2.5寸の処にあり、足の太陰脾経に属します。

気海(きかい): ①部位の名称です。膻中は上気海といい、宗気が集まるところです;臍下の「丹田(たんでん)」は下気海といい、男女の精気が集まるところです。②経穴名です。臍下1.5寸の処にあり、任脉に属します。

血府(けっぷ): 血之府ともいい、血脉(心臓と血管)を指します。府とは、所在地の意味です。血液が中に集り、流されるから、故に血府と名付けられました。

精明之府(せいめいのふ): 頭部を指します。五臓六腑の精気(精華)がみんな上昇し、頭面部に集まるから、故に頭部を精明の府と名づけられた。(『素問・脉要精微論』)

元神之府(げんしんのふ): 脳のことです。元とは、首脳の意味があり、元神は即ち、人体の高級的な中枢神経の機能活動を指します。「元神之府」は脳が高級中枢の神経機能活動を管理していることを証明している。

(李)
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by jbucm | 2009-12-03 10:00 | 中医学 | Comments(0)