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老中医の順口溜


こんにちは、周です。今回は「老中医的順口溜」(老中医の順口溜)を紹介します。

生梨潤肺化痰好、苹果止瀉栄養高
黄瓜減肥有成効、抑制癌症●(=犭に弥)猴桃
番茄補血助容顔、蓮藕除煩解酒妙
橘子理気好化痰、韮菜補腎暖膝腰
羅ト消食除脹気、芹菜能治高血圧
白菜利尿排毒素、菜花常吃癌症少
冬瓜消腫又利尿、緑豆解毒療効高
木耳抗癌散血瘀、山薬益腎浮腫消
海帯含碘散瘀結、蘑菇抑制癌細胞
胡椒駆寒兼除湿、葱辣姜湯治感冒
魚蝦猪蹄補乳汁、猪肝羊肝明目好
益腎強腰吃核桃、健腎補脾吃紅棗

梨は潤肺化痰、りんごは止瀉、しかも栄養も高い
キュウリはダイエットに効き目があり、キュウイは癌症を抑制できる
トマトは補血、美容にも良い、レンコン(蓮根)は除煩解酒
橘子は理気化痰、韮は補腎・膝腰を温める
大根は消食除脹気、セリは高血圧治療する
白菜は利尿、毒素を排泄する、カリフラワーを常食すると癌症に罹りにくくなる
冬瓜は消腫利尿、緑豆は優れる解毒作用あり
きくらげ(木耳)は抗癌・散血瘀、山薬は益腎作用と浮腫を取る
海苔はヨード(沃素)を含む、散瘀結、キノコは癌細胞を抑制できる
胡椒は駆寒除湿、葱辣姜湯は感冒を治療する
魚・蝦・豚足は母乳を出し促進する、豚肝・羊肝は明目作用あり
益腎強腰には核桃を食べ、健腎補脾には大棗を食べる

附:「順口溜」(shun kou liu)
民間で流行ってる話し言葉による韻文の一種です。文句の長さは一様ではないが、非常に語呂が良いのが特徴です。
老中医とは、経験豊富なベテラン中医師のことです。
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by jbucm | 2010-05-31 09:30 | 中医学 | Comments(0)

名老中医の養生談⑥

名老中医の養生談⑥
――動静養生と保健中薬 
 
 
 王延富先生、男性、1920年7月生まれ。成都中医学院の教授です。 先生の養生経験は、身体と脳の鍛えを合わせて行うことです。また、自家製の養生蜜丸を服用し、気功の練習も常にしています。先生の健脳、強身、予防などについての経験は我々が手本にするべきです。

  王先生は日常生活に動も静もすきです。たとえば、普段歩いて行けるところは、車を利用しない、これは「動」です。坐功や睡功は「静」です。静功の練習は、養精健脳の効果があります。

 睡功の練習方法:足を組んで正座し、両手を重なり、手の平にある「勞宮」穴を小腹部へ当て、意念を丹田に入れる。眠気がするまで、数分間維持する。眠気がさしてきたら、「安楽眠」という睡姿(右側に横臥し、左腿を自然に曲げて、軽く右腿の上に乗せる)を取り、一番気持がいい姿勢に整え、右手を右耳の下に敷き、左手の平を左腿に置く、意念を下丹田に入れる。しだいに寝付きます。

人生がすべて自分の思うように行っているわけではない。だれも自分の意に沿わない時があるでしょう。王延富先生がこういうことに対する態度は、「百事不愁、静而不思」です。つまり、何事に対しても冷静にして、愁思しないです。なお、先生は「健脳」することが長生きにとても有利だと言っています。彼の「健脳」方法は、仕事の時は真面目にする、休みの時はリラックスし、きちんと脳を休ませまることです。

先生は、50代の頃に、高血圧を患ったが、長期間降圧剤と付き合いたくないので、自分で「四石湯」を配合し、その時の症状に従って加減し、2ヶ月間飲んだら、治りました。

「四石湯」の成分は次です:石決明、磁石、代赭石、石膏、夏枯草、草決明、淮牛膝、生南山楂、百合、知母、柏子仁、鷄血籐。

先生の保健中薬は「百知母湯」と「二仙湯」の合方を加減し蜜丸にしたものです。成分と量は次です:生百合39g、知母15g、柏子仁20g、炒棗仁30g、淮牛膝30g、鷄血籐10g、仙茅15g、仙霊脾30g、枸杞子30g。上記の10倍の量を使い、粉末にして、蜜を加えて練り、10g位の蜜丸にして、一日二回、一丸ずつ飲みます。この薬は高血圧、便秘の予防と、狭心症や腫瘍の予防と治療ができます。

先生のもち続けている養生の信条は、適宜な営養を撮り、身体に有害なものを食べない;暇の時はなるべく身体を動かせ、身体と脳の使いをバランスよくする;保健中薬は治療が主な目的だが、予防と養生も兼ねる;気功は欠かせない、動静結合が一番;気持ちが伸び伸びする、養精して老化を予防する。

(李)
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by jbucm | 2010-05-27 09:21 | 中医養生 | Comments(0)

夏季のスープーその⑧


こんにちは、周です。今回は夏季のスープーその⑧を紹介します。

⑧百合冬瓜鶏蛋湯(百合・冬瓜と玉子スープ)

功効:養陰潤肺、清降胃火
材料:百合30g、冬瓜120g、鶏蛋(玉子)2個 
調味料:ごま油、生姜、葱、塩、味の素適量
作り方:
①百合は水で洗い、冬瓜はイチョウの薄切り、生姜は千切り、葱は細かく切っておく
②鶏蛋は割って、ボールに入れ、箸でかき混ぜる
③鍋に適量の水を入れ、百合・冬瓜・生姜・武火(強火)で沸騰させた後、文火(弱火)10分煮た後、   ②をゆっくり、かき混ぜながら入れる
④葱、ごま油、塩、味の素で味を調える

このスープは便秘、特に腸積熱の便秘患者に最適宜です。

百合の薬膳作用を紹介します。f0138875_129983.jpg
性味帰経:甘、微寒。帰心・肺経
効能:潤肺止咳、清心安神
主治:肺陰虚よる燥熱咳嗽及び労嗽久咳、痰中帯血、余熱未清、虚煩驚悸、失眠多夢
注意事項:風寒咳嗽、中寒便溏の者は禁忌です。
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by jbucm | 2010-05-24 09:30 | 中医薬膳専科 | Comments(0)

名老中医の養生談⑤

名老中医の養生談⑤
――養生の十「不過」  
 

 王為蘭先生、男性、1913年12月生まれ。北京中医医院の教授、内科主任医師です。王先生は類風湿病など内科難病の治療に長じます。養生の徳行があって、リズムのある生活をし、明るい性格を持ちます。なお、彼が誠意をもって他人に接し、厳しく自らを律する、名をあげ一家をなしても、いつも謙虚です。八十代の高齢になっても、心身ともに健康であり、毎週必ず臨床の診察や授業などをなさいます。これは、先生が長年で養生の十「不過」を守っているお陰でしょう。

王先生は、「日出而作、日落而息(日が出たら働き、日が沈めば休息をとる)」という簡単な生活スタイルを守り続けています。なお、皆と同じく、いつも春夏秋冬・衣食住行・喜怒哀楽を経過し、抱えていますが、うまく切り盛りするのがとても大切です。順調な境遇に自慢しないし、逆境にあっても弱気にならない。それで、文化大革命の期間に色んな不公正に扱われていっても、それを乗り越えてきました。現在でも、養生の十「不過」を守り続けていますので、読者の皆さんにもためになり、長寿の道に入ってもらえると信じています。

  十「不過」の内容は、下記です:
 衣不過暖
食不過飽
住不過奢
行不過富
労不過累
逸不過安
喜不過歓
怒不過暴
名不過求
利不過貪


(注:「不過」とは、しすぎないこと)

(李)
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by jbucm | 2010-05-20 10:00 | 中医養生 | Comments(0)

こんにちは、周です。今回は「黄土救太子(黄土が太子を救う)」の話です。

銭乙(2009年10月12日 六味地黄丸の伝説 ご参照ください)は宋代著名な小児科医者で、≪小児薬証直訣≫を著した医家です。後世から「児科之聖」と尊称されます。

彼は翰林医官(唐代以後に設けられた、皇帝の侍従官)に奉仕期間中、皇太子が突然病に罹り、何人か名医に診察して頂いたが、効果が良くありませんので(重くなり、痙攣する)、父親である皇帝(宋神宗)は凄く焦りと不安になりました。

その時、皇帝が推薦され銭乙を宮内に呼び寄せました。皇帝は身材痩小、貌不出衆(身長が低く痩せて・普通の顔立ちしている)銭乙と初対面です、そんな銭乙を見下ろしました。仕方がなく、本人も来ていますし、そのまま帰させるわけ行きません、一応見て貰うしかないと思いました。銭乙はゆっくりと太子の診察した後、「黄土湯」を処方しました。不信感を抱いている皇帝は、その処方に一味中薬の名前―「黄土」を見て、「あなた、無礼なことするな、黄土も薬になるか」怒鳴りました。
銭乙は胸有成竹(自信満々、胸に成竹がある)「私の判断ですが、太子殿下が腎に病があり、腎は北方の水に属し、中医五行理論に基づき、土尅水ですので、黄土を使うべきです」と答えました。
皇帝は銭乙の一つ一つ筋道立って話す様子を見て、信じようとするところ、傍にいる皇后はまた痙攣している太子を見て、焦りました。「銭乙は京城(国都)に有名な医者で、正しい診断だと思い、信じましょう」と夫に言いました。すると、侍従官が皇帝の同意を得て、灶(かまど)の中から長年焙焼(長年を経過し、焼かれた)黄土を取出し、布で包み、銭乙が処方された方剤に入れ、煎じて、太子に飲ませました。太子がその煎じ薬を飲用した後、痙攣が止まりました。その後、2剤(2日分)を服用後、病が治癒しました。それは皇帝も大喜び、銭乙の医術を信服し、翰林医官から栄誉高い、太医丞(侍医)に昇格させました。

黄土は、長年焚木で焼かれた黄土製かまどの中央部の焼け土で、灶心土・伏竜肝とも言います。性味は辛、微温で、脾・胃経に帰経します、温中止血・止嘔・止瀉の効能があります。
応用:①脾気虚寒、統血不能による吐血・便血・衄血・崩漏。
   ②中焦虚寒、胃失和降による嘔吐、妊娠悪阻(つわり)。
   ③脾虚久瀉。
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by jbucm | 2010-05-17 09:30 | 中国の話 | Comments(0)

名老中医の養生談④

名老中医の養生談④
――規律な生活、静息で養神 

馬瑞林先生、男性、1922年2月生まれ。遼寧中医学院針灸学部の教授です。馬先生は幼い頃から『黄帝内経』を読み、その中の養生の道を身にしみて感じていました。先生が始終一貫している養生の習慣は次です:生活規律、動静結合、静息養神、恬淡虚無。

古稀を超えた年齢となっていますが、身体が健康であり、毎日必ず半日臨床診察を行い、それから、授業や研究などの仕事もなさいます。

馬先生は、幼い頃に勉強された『黄帝内経』にある『上古天真論』にあったこの言葉ずっと覚えています:「飲食有節、起居有常、不妄作労」。「飲食有節、起居有常」とは、規則正しく生活する意味で、「不妄作労」とは、仕事や労働をし過ぎないことです。先生は、いつもこの言葉の通りで生活しています。

夜10時頃に就寝し、朝の起きる時間は、春夏秋冬ともに5時頃です。1時間ほど昼寝します。毎晩一時間程お散歩します。不眠はあまりないが、たまにあった場合は、「静息放松(リラックス)法」ですぐ寝付かれます。方法は次の通りです:雑念を払いのけて、静かに仰向ける;平穏な呼吸しながら、頭から足まで順を追ってリラックスする。大抵30分の内に眠る。

馬先生の食生活について、主食は米中心で、朝昼晩各100gずつ。野菜と生姜、唐辛子が好き、特に生の大蒜が大好きで、毎日食べます。所謂健康食品やサプリメントはあまり食べない。

馬先生は目を保護する方法があります。まず、眼精疲労を感じたら、すぐ外へ出て遠いところを1分間以上眺める。次は、いつも時間の隙間を使い、指で風池穴と晴明穴を各つぼ2~3分間程度押しながらもみます。先生は、70代になってもメガネ要らずに本を読んだり、文章を書いたりしています。

馬先生は風邪の予防と治療方法は、まず、印堂穴、太陽穴、風池穴などを按摩する;後は、生姜40g(すりつぶす)、黒砂糖40gをお湯に溶かして飲みます。胃腸炎を患ったら、神厥、天枢、足三里などのつぼを5~10分間お灸します。なお、先生が心脳血管疾病の予防のため、よく飲む成薬は「復方丹参片」です。

(李)
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by jbucm | 2010-05-13 14:43 | 中医養生 | Comments(3)

山薬炖排骨湯

こんにちは、今回は「山薬炖排骨湯」を紹介します。

材料:紫山薬(紫長芋)と白山薬(長芋)各200g 、排骨(スペアリブ)300g 、香茹(椎茸)4個、干海帯(昆布)5g、生姜・葱 各少々
調味料:氷糖2個、塩、胡椒、米酒適量
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作り方:
①椎茸の蔕鯛を取って捨て、水で洗い、水で戻す。
②スペアリブは水でさっと洗い。長芋は2cm位の長さを切る。生姜はスラスする。葱は0.5cm位の長さを切る。
③中華鍋にサラダ油を多めに入れ、熱くなったら、生姜を入れて香りが出るまで炒める。スペアリブ・香茹を加え、強火で焦げ目が付くまで焼く。米酒を適量入れて、2~3分位焼き続ける。
④土鍋に移し、ヒタヒタまで水を加え、沸騰しましたら、弱火で40分煮込んだ後、長芋を加え、更に20分煮込む。出来上がる前に、昆布・氷糖・葱を入れて、弱火で沸騰させる。
⑤塩・胡椒で味を調える。

山薬の性味帰経:甘・平、入脾・肺・腎経
山薬の薬膳効能:補脾、養肺、固腎、益精。
主治:脾虚泄瀉、食少浮腫、肺虚咳喘、消渇(糖尿病)、遺精、帯下(おりもの)、腎虚尿頻
注意事項:湿盛中満、実邪、積滞の者は禁忌です。

(周)
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by jbucm | 2010-05-10 09:30 | 中医薬膳専科 | Comments(0)

名老中医の養生談③

名老中医の養生談③
――養生放談

万有生先生、男性、1917年9月生まれ。江西中医学院の教授、附属病院中医内科主任医師です。万先生は77歳の時、とても健康であり、いつも血色のいい顔をしていて、いかにも元気そうでありました。記憶力が減退されなく、研究や臨床の仕事を中断せず、論文を書き続けています。視力も良くて、診察や処方をする時に老眼鏡要らないです。専門著作を十数冊、論文を百篇あまり発表されました。彼の養生格言は「正直・勤勉・秩序・清潔・節制・情趣」の十二文字です。

万先生は、「健康長寿に、心身二つの方面が含まれる。中医では、形(身)と神(心)は統一であると認識している」と言っています。彼の体得を下記に纏めます。

まず、精神(希望や夢)を託し、自分を従事する仕事を愛し、一生勉強し続ける。先生は、数十年間、朝から晩まで中医学をせっせと勉強していて、他人から見ると辛いと感じるが、自分ではいつも楽しくやっています。中医学の本を手にすると、心が寧静な世界に沈んで、その楽しさがなによりも悠々自適である。

次は、自分の生活や仕事の筋道を整然と秩序立つことです。先生は、いつも規則正しいリズムで生活しています。秩序があり、清潔である生活スタイルが好きで、無秩序で筋道が通っていないことを許せない。

第三は、世外の桃源は存在しない。先生は、戦乱の時代や悪運に何度も遭ったが、その時はいつも自分の強靭な意志と信念で乗り越えてきた。楽観的な態度で、体力を使う労働に参加する。それで、身体も強くなってきた。先生は、いつも名利をあっさりしていて、「知足常楽、安貧楽道」という言葉で自分を慰めます。

第四は、生活の趣味を持つことです。先生は、趣味たくさんあって、例えば、詩、書、囲碁、絵など皆好きです。昔から、格律詩をたくさん書いた。北京の『中華詩詞年鑑』に先生の「七律・長沙懐古」を収録された;書道は顔体と柳体が好き;絵は水墨の方が好きです。そのほか、京劇や地方の劇も大好きです。いろんな趣味を通じて、生活を楽しむことで、何時までも若々しい活力を持ち、健康にとても有意義です。

第五は、「慎風寒・節飲食」をすることです。年取ると、飲食について注意しなければならない。さっぱりした素食を中心に、豆などを多く撮るとうに心がける必要があります。煙草や酒を控えめにする。先生は、普段よくにんにく、生姜、山楂、柚子の皮などを漬物にして食べ、順気化痰消食を求めます。気候の突然変化があったら、すぐに衣服を加減しなければならない。なお、風寒に遭った時、直ぐ自分が処方した「寒感霊沖剤」を飲み、風邪を防げます。もし、ちょっとお腹の脹満を感じたら、即に「藿香正気水」或は「保和丸」を服用すれば、早めに治せる。

先生は、身体に少し不具合を感じたら、直ぐに対応し、未然を防げることはとても大事だとおっしゃっています。病気になってから治療を受けるのは手遅れの恐れがあり、身体の正気が損傷されます。

(李)
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by jbucm | 2010-05-06 12:12 | 中医養生 | Comments(0)

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