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夏季講習会(その3)


こんにちは、先週の土日(28日・29日)夏季講習会(その3)を行われました、ここでその内容を紹介します。

テーマ1:中医時間弁治(弁証・治療)法及び臨床応用(担当:金光亮教授)
以下の内容を講義されました
①生命与時間
②中医時間弁治法の歴史・沿革
③概論
A 四時(四季)の陰陽五行属性と五臓配属
B 昼夜時段の陰陽属性と五臓配属
C 古代昼夜(昼・夜間)十二時辰の計時法
D 十二時辰の五行属性と臓腑配属
E 十二時辰と経脈配属
F 択時服薬法(薬を服用する時間帯を選ぶ方法)
④症例(13症例を取り上げられた)

ここで、「択時服薬法」について少し詳細を紹介しましょう。
概念:人体生理機能昼夜のリズムが異なる、治療目的や方薬(方剤・生薬を含む)の性能により、生理機能のリズムに合う薬を服用する時間帯を選ぶ。
基本的な規律:薬物の性能は、昼夜のリズム中の陰陽消長、気機昇降リズムと相応する。
原則:一般論では、補陽・昇散作用がある方薬は、陽旺(陽気旺盛)・気昇(気が上昇する)際に服用する。補陰・沈降作用がある方薬は、陰旺(陰気旺盛)・気降(気が降下する)際に服用する。
具体な服用法:
温補腎陽薬―早朝五時
補益脾胃薬―午前中
発汗解表透邪薬―昼前
催吐薬―早朝
行水利湿薬―早朝(これら類の薬は沈降に属するが、薬効を発揮するには、陽気の温運作用が欠かせないので、早朝服用に適応します)
滋陰養血・降火薬―夜間
安神薬―夜間・就寝前
瀉下薬―午後・夕方・夜間に服用する
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テーマ2:解剖学(担当:李 紅岩先生)
解剖学は以下の内容です。
一、解剖学の概論
二、解剖学の用語
三、組織と細胞
四、動脉・静脈の分布
五、骨格系
六、関節と靱帯
七、筋系
八、神経系
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3回にわたって今年の夏期講習会の紹介させて頂きました。ご覧になっていただき、ありがとうございました。来年のご参加を、お待ちしております。
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by jbucm | 2010-08-30 09:30 | 学校行事・お知らせ | Comments(0)

名老中医の養生談⑫

名老中医の養生談⑫
――呑津調気、聚精斂神之二


(続き)
二 夜臥調気聚精斂神法
方法は次の通り:
① 夜寝る前、ベッドに就き、右側に向かって横たわり、身体をやや曲げる。右手のひらを右耳の下に敷く、真ん中を耳竅(耳の穴)に当てる。右足を自然に伸ばし、左足をやや曲げ、軽く右足の上に置く、左足の甲を右足のふくらはぎのところに当てる。左手のひらを下の向け、左側のお尻にある環跳穴に合わせる。
②目を閉じ、心を静かにし、全身をリラックスする。自然に呼吸し、息を鼻で吸い込み、口で吐き出す。呼吸した回数を1~10まで繰り返して黙読し、自然と腹式呼吸に切り換え、呼吸の頻度を遅く、幅度を深くする(息息帰根)。
③そこで、呼吸回数の数えるのを停止し、意念を口や鼻から下丹田に転移する。周囲の気を吸い込んで丹田へ送り、また丹田から気を全身へ布散する。だんだん呼吸のことを意識しなくなり、丹田を意識するようかしないようになる。だんだん物事や自分のことを全部忘れ、悠然と眠りに入る。

この方法は明代の『性命圭旨』にあった「臥禅法」をアレンジしたものである。李先生が「臥禅法」に中医の臓腑経絡の内容を取り入れ、ますます実用的になった。

手の掌にある勞宮穴は清心安神、調営和胃;環跳穴は疏通経絡、祛風化湿の効用がある他に、胃液の分泌に双方向の良性調節作用がある;右手の勞宮穴を右耳の下に敷くと、手厥陰経と手少陽経が相通する;左手の勞宮穴を環跳穴に合わせると、手厥陰経と足少陽経が相通する。調息と数息に従って、枢機が回転し、気血が全身の隅々まで行き届くので、陰平陽秘で、五臓六腑が調和し、四肢百骸が皆調暢である。

(李)
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by jbucm | 2010-08-26 10:30 | 中医養生 | Comments(0)

七情六欲


こんにちは、周です。今回は前回の続きー中国語「七情六欲」の話です。

「七情」は以下の事を指します。
儒教:喜 怒 哀 惧 愛 悪 欲
佛教:喜 怒 憂 惧 愛 憎 欲
中医学:喜 怒 憂 思 悲 恐 驚
「六欲」は生、死、耳、目、口、鼻を指します。

ここ、中医学の「七情」を紹介します。

中医学では、発病原因には色々あるが、主なものは六淫、癘気、七情、飲食、疲労、外傷、虫獣傷などを考えています。こうした要素に一定の条件が加わると病気を引き起こします。
七情は、ごく自然な感情では病変を発生するには至りませんが、精神的な緊張や情緒的な変化が過度になったり、長時間持続したりすると、生理的に調節できる範囲を超え、この七つの感情は体に悪影響を及ぼし、気・血・津液や臓腑の働きを乱す要因となります。これを「内傷七情」と言い、七情の刺激は次の内臓に直接影響を与えているとしています。

以下はそれぞれ五臓の気血関係と発病の特徴です。
喜→心 喜ぶと言う感情は、心を明るくし、和やかにする良い感情ですが喜びが過ぎると気が緩み、心身を消耗させます。

怒→肝 怒ることを「気が逆上する」と言いますが、あまりにも強く、そして長期にわたって怒ると「気」は上昇し、肝や他の臓器を傷つけると考えられています。酷く場合は、暴厥になることもあります。

憂(悲)→肺 「悲しい」気持ちは生命エネルギーである気を消失させます。この状態が続くと肺を傷つけるとされます。肺は呼吸によって全身の気の流れを総括するところでもあります。脾にも損傷を与えます(「思」の項目をご参考下さい)。 

思→脾 様々なことに不安を覚え、心配に気をもみ、「憂う」「思いこむ」。この状態が過度に続くと「脾」を傷つけると考えます。「脾」は食物の運化(消化・吸収を司り)、血液の生成、筋肉を形成したいり維持するという働きがあるとされています。怔忡、健忘、失眠、消痩などの症状が現れます。

恐(驚)→腎 「驚く」と言う感情は、思いもよらない事態に我を忘れる状態で、極度の緊張状態にあります。情緒不寧(不安)、酷い場合は神志錯乱、語言行動の異常が現れます。
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by jbucm | 2010-08-23 09:30 | 中医学 | Comments(0)

名老中医の養生談⑪

名老中医の養生談⑪
――呑津調気、聚精斂神之一  


 李昌源先生、男性、1916年生まれ。 貴陽中医薬大学の教授です。

李先生は幼い頃から、叔父に就いて中医学を学び続き、その後、成都国医学院にて造詣を深めた。多くの医書及び儒・釈・道各家の学説を熟読し、医師として50年以上従事しています。養生と防病には、『内経』に従うと主張しています。先生の養生経験は「食過ぎない、服を着過ぎない、労働し過ぎない、行楽するが迷わせない、逆順や成敗は自然に任せる」など一般的な方法の他に、二つ独特な方法があります:一つは晨起吐故納新咽津法(早朝、体内にある古い廃棄物を吐き出し、外から新鮮な空気を吸入し、口から出た津液を呑込む方法)である。もう一つは夜臥調気聚精斂神法(夜、横になってからの呼吸練習法)です。

一 晨起吐故納新咽津法
朝起床し、顔や手を綺麗に洗い、大小便を済ませてから、空気が清新なところで練習する。顔を、春が東、夏が南、秋が西、冬が北に向かう。両足を肩と同じ広さで並び立ち、左手のひらを臍に当てて、右手のひらを左手の上に合わせる。全身をリラックスし、心を安静して呼吸をする。腹式の呼吸法をし、鼻で「吸」し、口で「呼」をする。具体的な方法は、ゆっくりと腹までいっぱい空気を吸い、「he、hu、su、xu、xi、chui」とう口形(発声しない)で呼気をする。一呼一吸で一回として、24回練習する。『これは、前回紹介しました『六字訣』です、he(呵)はカタカナの「ヘ」、hu(呼)はカタカナの「フ」、su(口へんに四)はカタカナの「ス」、xu(嘘)はカタカナの「シュ」、xi(嘻)はカタカナの「シ」、chui(吹)はカタカナの「チュイ」をいうようにすればいいです――李の説明

時令に当たる字は7回、[春は肝を「嘘」(xuシュ)する、夏は心を「呵」(heヘ)する、秋は肺を「su」(ス)する、冬は腎を「吹」(chuiチュイ)する。「呼」(huフ)は脾に属すので、いつも5回、時令でない字は3回練習。終わったら、歯を24回叩く。

最後に、咽津法(唾液を呑込む方法)を説明します:舌体を唇と歯茎の間左から右へ、右から左へ上下各三回ずつ回す、それで津液(唾液)がでる。その唾液で口を三回漱いでから、目を閉じたままゆっくり呑込む。下丹田へ届くように意念する。片時静かにしたら、最初の姿勢に戻り、両手を合わて、を臍のところに置き、左右三回ずつ廻して、練功を終わらせる(「収功」と言います)。

二 夜臥調気聚精斂神法
 (次回へ続き) 

(李)
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by jbucm | 2010-08-19 10:00 | 中医養生 | Comments(0)

朝三暮四


こんにちは、周です。今回は中国語の話です。

数字を挟んで四字熟語が沢山あります。例えば、「朝三暮四、四捨五入、五湖四海、五光十色、五花八門、七上八下、七嘴八舌、七手八脚、乱七八槽、七情六欲、十拿九穏(準)、十室九空、十全十美」などがあります。今回は「朝三暮四」(zhao san mu si)に纏わる話を紹介します。

朝三暮四は、中国の「荘子」や「列子」に見える故事です。
ここ、「荘子」に出てくる話を紹介します。春秋時代、宋の国に狙公という、あまり繁盛していない猿回しが居ます。苦肉の策として、猿の食費を切り詰めることにします。狙公は次のように言います、「俺の甲斐性がないばかりにアガリ(利益)がここのところ少ないです。すまないですが、お前達の食事も、これからはご飯(トングリの実)を朝三杯、夕方四杯に減らさせてほしいですが……」。それを聞いた猿達が「少ない」と怒りがおさまりません、一斉にブーブーと不満の意を表しました。そこで、賢い狙公はすかさず、「それじゃ、朝四杯、夕方三杯ではどうですか」と言い直しました。すると、猿達は満足してこの条件を受け入れました。

この故事から、元々の喩えは、賢い人は言葉を巧みに使い、愚かな人は(表面にとらわれ)実情が理解できない意味です。派生的な用法でありますが、現在の中国では考え方や方針がコロコロ変わって、定まらない意味、「朝三暮四」が用いられます。

次回は中医学と関係がある「七情六欲」を紹介します。
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by jbucm | 2010-08-16 09:30 | 中国の話 | Comments(0)

夏休みのお知らせ

北京中医薬大学日本校は、8月12日(木)〜8月15日(日)まで夏期休暇とさせていただきます。この事に伴い、一般事務業務もお休みになります。8月16日(月)からは通常通りの業務を行っております。
また、ブログも8月16日(月)から開始させていただきます。

暦の上では秋ですが、まだまだ暑さが続きそうです。体調を崩さないよう、お気を付けてお過ごし下さいませ。
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by jbucm | 2010-08-11 17:30 | 学校行事・お知らせ | Comments(0)

夏季講習会(その2)


こんにちは、先週の土日(8月7日・8月8日)夏季講習会(その2)を行われました、その内容を紹介します。

テーマ:中医周期療法(不妊症治療に応用)について
講演者:韓 涛教授
主な内容は以下の通りです:
一 中医学の視点から生殖の生理機能及び病理に対する認識
1、生殖の生理機能に対する認識
2、生殖の病理に対する認識
二 中薬調周法(中薬を用いて月経周期を調節する方法)
三 調周法の臨床応用

韓教授は現代医学(西洋医学)と伝統医学(中医学)理論を結合し、中医学の角度から、分かり易く解説されました。

中医学の観点からみると、生殖は子宮衝任(衝督任)等の奇経脈、心腎肝脾臓と密接な関係してあります。月経周期は「行経期・経後期・経間排卵期・経前期(黄体期)」に分けられ、それぞれ各期の陰陽転化(謂わば、月経周期各期の陰陽盛衰が異なっている)しています。月経不順及び不妊症を引き起こす原因は、先ず、心―腎―子宮という「生殖軸」が失調したからであり、次は肝脾気血が失調したと考えられています。よく見られる病因は、外感六淫、七情内傷、生活習慣、先天性発育不良であります。中薬調周法(=中周法)は「腎蔵精、主生殖、衝為血海、任主胞胎」という中医学理論に基づいて、現代医学理論(月経周期に於ける卵巣効能・子宮内膜の変化)とを結合し、女性月経周期を模倣して制定された周期療法です。

各期に応じて相応的な治法が次の通りです。
補(補腎)-活(活血通絡)―益(温腎)―調(活血調経)

中医学は、「婦人無子、多因経候不調(女性が懐妊できない原因は、月経不調が多いとされる)」と認識してあります。この中医学の「調経種子」理論の核心は、「種子」を達成させるには、必ず「「調経」を先に行い、「調経」は懐妊を補助する基礎であり、最も重要視されるのは排卵効能であります。先生は各期に於ける「調周法」特徴を説明されました。最後に各種不妊症(子宮性不妊症、排卵管性不妊症、卵巣性不妊症)を治療する中薬・方剤を紹介されました。

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by jbucm | 2010-08-09 10:11 | 学校行事・お知らせ | Comments(0)

手軽な中国家常菜③ーー「トマトと卵の炒め」


トマトは栄養抜群で、しかもカロリーが低い野菜です。現代研究によると、トマトには多種のビタミンや、鉄分・カルシウム・カリウムなどのミネラルが含まれる他に、グルタミン酸、クエン酸、リンゴ酸、コハク酸なども含まれます。なお、トマトにリコピンと言う成分が含まれます。このリコピンはベータカロチンの仲間ですが、その抗酸化作用はベータカロチン(ニンジンなどに含まれる)の2倍、ビタミンEの100倍以上と極めて強いことが判明しているとのことです。しかし、これらの成分を人体の中でより有効に吸収させるのに、生より火で調理したものが良いと判明されました。

日本では、トマトを生で食べるのは普通のようです。せっかく営養たっぷりのものですから、調理してから食べて頂きたいですね。私は、よくトマトを使って作る料理は、「トマトと茄子の炒め」、「トマトと卵の炒め」、「トマトと卵スープ」と自家製のトマトソースなどがあります。今日は「トマトと卵の炒め」を紹介しましょう。
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材料(4人前):トマト(中)2個、卵3個、ピーマン2個、長ねぎ1/3本、ニンニク2かけ。サラダ油、塩、醤油、砂糖、味の素適量。

作り方:
1、ピーマンとトマトを食べ易いサイズに切り、それぞれ容器に入れる。長ねぎとニンニクを細かく切る。
2、たまごをお茶碗に入れて、少々塩を加え、よくかき混ぜる。
3、中華鍋にサラダ油を多め(大さじ3杯位)に入れ、卵を炒める、固まったら、ねぎを半分入れて混ぜる、お皿に移す。
4、中華鍋にサラダ油を大さじ1杯位、ニンニク、ピーマン、少々塩を入れて強火で炒める、トマトを入れ、さらに少しの塩を加えて1分間位炒め、たまごを入れて混ぜる。最後に味の素、砂糖、醤油を適量入れて、味を調える。

この料理を作るコッツは、①塩を三回分けて使うと、それぞれの材料に入る塩分が程良くなり、食べ易いです。②トマトの形を綺麗に保ちたい場合は、固めのトマトを使い、炒める時間を短めにします。実は、軟らかめのトマトの方、或いはトマトの炒める時間を長くすると、その形が崩れるが、味がたまごの中に浸み込まれて、とても美味しいです。③たまごを炒める時に、油の多めに使うことです。

(李)
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by jbucm | 2010-08-05 10:20 | 中国の家庭料理 | Comments(0)

夏季講習会(その1)

こんにちは、先週の土日(7月31日・8月1日)夏季講習会(その1)を行われました、今回はその内容を紹介します。

宋先生のテーマ:気功養生法
一 健康長寿・養生の道 十二条がある
①零飲倒走
②昼食
③昼寝
④果汁、野菜汁を飲む
⑤健身
⑥夕食抜き、或いは少なく食べる
⑦寝る前の足湯
⑧独睡(一人で寝る)で精気を養う
⑨浄身
⑩三分治療、七分養生
⑪心身10分間
⑫心理状態を調整し、健康を信仰する
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二 上乗築基功―金液還丹訣
1、練丹術の修行は四つ段階がある
①築基 ②精化気 ③気化神 ④神還虚
2、効果と特徴
① 後天還先天
②双向調節作用
③各種慢性病や難病の治療
3、功法要求
①動作
②呼吸
①意念
②温養法
③収功法
三 自然行功
① 動作
② 呼吸
③ 意念

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四 風呼吸行功
①動作
②呼吸
③意念


品川きゅりあんで、夏期講習(中医薬膳専科の調理実習)が行われました。「調理の基礎・夏と梅雨の薬膳料理・薬膳に使える中薬」のテーマに沿って、中医食養学会の中村きよみ先生・岡本清孝先生・村岡奈弥先生丁寧にご指導して下さいました。

最初の1時間半は、中村きよみ先生より、「夏・長夏の薬膳」を講義して頂きました。2時間目は、よく雑誌やテレビ番組で目にかかります、村岡奈弥先生が、夏・梅雨の薬膳料理方法を解説しながら、演じて下さいました。今回のメニューは、①干扁茄子(なすのひき肉ザーサイ炒め)②党参入り冷拌麺 ③緑豆のぜんざい茯苓粉入り白玉団子 でした。その後、参加者の皆さんが、6-7名を一組で、皆が実習し、自分の手で作った料理で会食しました。
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ここでは、「緑豆のぜんざい茯苓粉入り白玉団子」を抜粋して詳しく紹介しましょう。
材料(6人分)
緑豆:1Cup  砂糖:1/2カップ  塩:少々   白玉粉:80g  茯苓粉:30g 

作り方
①緑豆は4~5倍の水に1時間ほど浸け、そのまま火にかけ、水が足りなくなったら水を足しながら煮る。豆が柔らかくなったら、砂糖・塩を加える(好みで加減する)。
②白玉粉に茯苓粉を混ぜ、水を少しずつ加えて耳たぶほどの固さに捏ね、小さい団子に丸める。
③沸騰した湯で②を茹でて、水にとり、ざるに上げる。
④器に③を入れ、①をかけて好みでシナモンパウダーを振る。

主な材料の薬膳作用を紹介します。
緑豆:
「性味・帰経」甘涼 心・胃経    
「効能」  清熱、消暑、利水、解毒
「主治」 暑熱煩渇、感冒発熱、目赤腫痛、水腫尿少、瘡瘍腫毒、薬物・食物中毒
もち米:
「性味・帰経」甘温 帰脾・胃・肺経    
「効能」 補中益気、健脾止瀉、縮尿、斂汗、解毒
「主治」脾胃虚寒泄瀉、吐逆、消渇尿多、自汗、痘瘡、痔瘡
茯苓:
「性味・帰経」甘淡平 帰心・肺・脾・腎経      
「効能」 利水滲湿、健脾、寧心安神
「主治」  小便不利、水腫、脾虚体倦、食少便溏、心悸、失眠
砂糖:
「性味・帰経」甘平 帰肺・脾経      
「効能」  和中緩急、生津潤燥
「主治」  中虚腹痛、口乾燥渇、肺燥咳嗽
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午後の講義は、日本中医食養学会の岡本清孝先生が、「生薬に親しむ / 触れる・味わう・煎じてみる」を講義して頂きました。夏の薬茶を飲みながら、今年の薬膳専科夏期特別講座を終了いたしました。

少し疲れたかな~と思いますが、6時間で、豊富な内容の勉強ができて、普段、日本校の校舎でできない薬膳実習に参加できて、皆さんが満足な笑顔を見せてくれました。
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いつもご協力下さいました、日本中医食養学会の先生方、大変お疲れ様でした。本当に有難うございました。
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by jbucm | 2010-08-02 09:30 | 学校行事・お知らせ | Comments(0)