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名老中医の養生談⑭

名老中医の養生談⑭
――「三通」を遣り遂げれば、長寿になる 
 

尚志鈞先生、男性、1918年生まれ。 皖南医学院附属病院中医内科教授です。先生に養生の術があり、高齢であってもとても健康です。趣味は民族音楽などです。先生の生活準則は「三通」です。

 「三通」とは、心通、胃通、二便通のことです。

1、心通:即ち、楽観的で、心地よくて愉快である。達観的で、何があっても、くよくよしなく、気にしないことです。人間は大自然の中で生きるため、色んな人や物からの影響を受け、挫折や失敗も経験します。常にその心構えし、最小限の打撃を受けるようにしましょう。

2、胃通:過食しないことです。過量・過冷(冷たすぎ)・過硬(硬すぎ)の食べ物は、脾胃を損傷し、腸胃に積滯し、不通になります。特にお年寄りの方は、元々脾胃虚弱なので、決まった時間に、決まった量を食べ、食べる時もゆっくりで、よく噛んで飲み込むようにします。古人から「已飢方食、未飽先止」(腹が空くと食べる、未だ腹がいっぱいになってないうちに食べやめる)と言い方があります。この言い方は、お年寄りの方にぴったりですね。


3、二便通:大便・小便通調のことです。良い排便習慣をつけましょう、1日1回排便します。二便が不通暢であれば、腸に停留時間が長く、有毒物が再吸収され、健康にもよくありません。古人から「腎司二便」(腎が二便を司とる)と言い、普段の日常生活から「固腎気、節制房事」(補腎・固腎、セックスをし過ぎない)を守り、二便通調に利きます。
  


(李)
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by jbucm | 2010-10-28 09:30 | 中医養生 | Comments(0)

盛東西


こんにちは、周です。今回は中国語―盛東西(物を盛る)の話です。
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ある日、乾隆皇帝は臣の紀曉嵐・彭元瑞を連れて、蘇州へ出かけます。手で竹藍(竹で編んだかご)少女を見かけ、君(乾隆)・臣(紀曉嵐)との会話を紹介します。

乾隆:この小さい竹藍、何に使う?
紀曉嵐:盛東西(物を盛る)に使います
乾隆:どうして「盛東西」と言い、「盛南北」とは言わないの?
紀曉嵐:古人は「五行」の金(肺)・木(肝)・水(腎)・火(心)・土(脾)を、それぞれ「五方位」の東(木)・西(金)・南(火)・北(水)・中(土)に相応し、「天干」の甲乙・庚辛・丙丁・壬癸・戊己に対応します。物は殆ど金・木から作られていますので、「東西」と呼ばれています、「東西」は物(=金・木)の総称であり、代名詞となっています。南方は火に属し、北方は水に属し、以藍盛火則焚、盛水則瀉(竹藍に火を盛ると焚、水を盛ると瀉)、ですから、「盛東西」と言い、「盛南北」とは言いません。この説明は如何でしょうか
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乾隆皇帝は紀曉嵐がキチンとした物の言い方をすると思って、だが、正しいかどうかは確認できず、紀曉嵐の説明は面白いだと感じました。

五行学説は中医学だけに使われているではなく、中国語にも使用されていますね。

因みに、買い物は「買東西」(mai dong xi)と言います。
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by jbucm | 2010-10-25 09:30 | 中国の話 | Comments(0)

今年度の国際試験が終了しました


去る10月10、11日に、今年度の国際中医師試験が東京八重洲ホールにて行いました。当校は22名の方が参加されました。

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なお、今年度秋の国際中医薬膳師試験も、10月16、17日に学校の近くの全水道会館にて行いました。参加者は56名でした。

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皆様、お疲れ様でした!全員が合格されることを願っております。

(李)
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by jbucm | 2010-10-21 12:51 | 学校行事・お知らせ | Comments(0)

22年10月生の新生活が始まりました

先週の土曜日(10月16日)、北京中医薬大学日本校が新入生を迎えました。

今期(22年10月生)は、中医中薬専攻科20名を始め、医学気功整体専科20名、中医薬膳専科45名の方々がご入学されました。皆様、ご入学おめでとうございます!

午後1時と5時、植松理事長が医学気功整体専科と中医薬膳専科、中医中薬専攻科の入学式にそれぞれ歓迎の言葉を発表しました。

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その後、教務担当の李宏(り こう)が教育カリキュラムなどを簡単に説明致しました。

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これから1年間または3年間、各専科担当の先生、通訳、そして教務担当の李/周に囲まれて、難しい中医学の勉強を続けましょう。なお、中医学の理論や、専門用語、頭痛がしそうな四字熟語の理解も、何となく解るようになりますよ。


学校の職員がみなさんを応援しておりますので、一緒に頑張りましょう。
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by jbucm | 2010-10-18 09:30 | 学校行事・お知らせ | Comments(0)

百合氷糖銀耳粥


手軽な中国家庭料理⑥--百合氷糖銀耳粥
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ようやく秋がやって来ましたが、まだまだ平年より暑い日が続いております。ムシムシして、食事をちょっと不注意したら、すぐに身体の中に熱が籠っている感じますね。

こんな時期は、「百合氷糖銀耳粥」を食べると良いでしょう。一番簡単な方法(二人前)は、百合の根(干)30g、銀耳(白木耳)15g、粳米50g、氷砂糖50gをお粥にする事です。最後(出来上がる5分ほど前)に枸杞10gを加えると彩りが良くで、滋陰効果も増します。

私はいつもいろんなものを適当に入れて楽しんでいます。レシピなどに沿ってやるのがあまり好きじゃないからです。今回、使ったものは、百合の根(干)、銀耳、蓮子、緑豆、金時豆、氷砂糖で、みんな適量です。もちろん、黒芝麻(胡麻)や核桃(くるみ)、大棗(ナツメ)、花生(ピーナツ)なども使えます。なお、咳き込むときは梨を、梅雨の時期に青梅を使うと良いでしょう。

作り方:
1、氷砂糖以外の材料をそれぞれ水で洗い、4~5時間以上浸けて置きます。
2、鍋に銀耳、蓮子、緑豆、金時豆を入れ、たっぷりのお水を加え、弱火で1時間以上ゆっくり煮込む(最初は強火でも良い)。炊飯器を使っても良いが、私はトロミを求めたいので、時間を掛けて弱火で煮込みました。
3、百合の根と氷砂糖を加え、さらに5~10分間煮込みます。

効用:潤肺生津、養陰清熱、清心安神、利水補腎、補気止咳、健脾養胃など。

附:
百合の効用:温肺止咳、養陰清熱、清心安神、利二便(大小便)。
銀耳の効用:強精補腎、潤肺生津、止咳清熱、養胃補気。
氷砂糖の効用:和中健脾、潤心肺、解熱止渇、解酒毒。

(李)
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by jbucm | 2010-10-14 09:26 | 中国の家庭料理 | Comments(0)

答辞

先週の卒業式に、卒業生代表から素晴らしい≪答辞≫を頂きました。全文は以下の通りです:

 猛暑と言われた夏が終わり、日増しに秋の気配を感じるようになりました。
 本日は、お忙しい中、私たち卒業生のために、このような心温まる式典を挙行いただき、誠にありがとうございます。
 思えば、3年前、本学への入学を許可され、自宅にテキストが送られてきました。テキストを開けると簡体字だらけ。中国語が分らない私は辞書を片手に意味をとろうと試みましたが、3行訳すのに1時間。入学前に早くも挫折してしまったのでした。3年間、やっていけるのだろうか?そんな不安でいっぱいになりました。
 その不安が学ぶ楽しみに変わったのは、ひとえに金先生、韓先生の熱心なご指導と通訳の先生方の分りやすい説明があったためです。深く感謝いたしております。
 金先生の講義で印象深かったのは、内科学の講義の中での先生のお言葉でした。症例を分析していたときのことです。私たちは、「正しい答え」を求めがちでした。それに対して先生は「答えを教えるのではなく、一緒に考えましょう。」とおっしゃって下さいました。何が正しいのか、ではなく、どう考え、分析していくのか、その方法を教えていただいたことは、これから卒業し、一人になった時、必ず私たちの力になるものと思います。また、最後の臨床講義では、中医学の理論が、実際の臨床に応用されている様子を知ることができました。この3年間に勉強したことがすべてつながっていくような、そんな感動がありました。
 韓先生には中薬学・方剤学を教えていただきました。先生ご自身のご経験や逸話を混じった講義は大変興味深く、心に残っています。そのエピソードがあったからこそ、多くの中薬・方剤が印象に残り、覚えることができました。
 この3年間でいただいた資料の厚みは、15cmほどにもなっていました。講義の外でも、先生方は私たちのために、貴重な時間を使い、この膨大な資料を準備してくださっていたのだと思い、改めて、感謝の気持ちでいっぱいになりました。ありがとうございました。
 また、中医学に精通した通訳の先生方は、とても心強い存在でした。先生方の通訳なしには、中医学の耳慣れない用語や理解することはできませんでした。ありがとうございます。
加えて、3年間、働きながら学習を継続できましたのは、学ぶ環境を整えてくださいました、理事長をはじめ、事務局の職員の皆様のサポートがあったためです。本当にありがとうございました
 大学の場は私にとって、単に中医学を学ぶというだけでなく、たくさんの出逢いの場となりました。ここで出逢った友人や先輩は私の人生の宝物です。ともに学んだ友人や先輩にも感謝の気持ちを伝えたいと思います。
 この3年間で中医学のよさをたくさん知ることができました。中でも、「養生」という考え方、「未病を治す」という方法は、これから超高齢化社会を迎える日本にとって、とても重要になるのではないでしょうか?私たちは、今日で卒業致しますが、3年という短い期間では中医学のほんの入り口に立ったに過ぎないと感じています。ここで学んだ知識を実践に生かすべく、これからも奥深い中医学の世界を探求し続け、中国の人々が長年培ってきた英知を学ぶ、吸収し、微力ながら家族や身近な人、地域の人、或いは患者さんにその知識を伝えていきたいと思います。そうすることで皆が健康で幸せな毎日を過ごすことができる。そんな夢を抱きつつ、これからも努力していく所存です。
 最後になりましたが、北京中医薬大学日本校の輝かしいご発展と、先生方、職員の皆様のご健康と益々のご活躍を祈念し、答辞の挨拶とさせていただきます。本日は誠にありがとうございました。

 平成22年10月2日
 卒業生代表 中医中薬専攻科 室伏 純世

 写真は中医薬膳専科の卒業生の方々です:
                ↓
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by jbucm | 2010-10-11 09:30 | 学校行事・お知らせ | Comments(0)

中国の「眼保健操」


  先日、2年ほど前に、ほかの職員が書いた「阿是穴」についての文章に、「天応」というツボについてのご質問がありました。一応回答しましたが、ここで、中国の「眼保健操」の話を少ししたいな~と思います。

  いまの私にとって、この「眼保健操」はとても懐かしいことです。私は小学校入ってから、高校を卒業まで10年以上続けてやったことですからね。私は、ずっと近視知らずで視力が1.5位でとても良かったです。よく、近視のない人に老眼になり易いと聞いてますが、40代の後半になっている私は、いまだに近眼もなく老眼もないです。それが、小さい頃からずっと「眼保健操」をやったせいでしょうか。

  調べてみたら、中国に、2008年に「眼保健操」を新しく改定したようです。こちらにその動画のリングがありますので、開けらましたら、是非、ご覧下さい。良かったら、それに真似してやってみて下さい。目にとても良いです。

   http://vod.xywy.cc/channel1/20080929_6623.html

   いまの5節に対して、昔の中国の「眼保健操」は4節でした。昔にあった「天応穴」を「攅竹穴」に直した。「攅竹穴」のほうがもっと刺激効果あるからです。

   鍼灸学や腧穴学を学んだ方はご存知だと思います、「天応穴」の意味は「阿是穴」のことです。でも、中国の昔の「眼保健操」にありました「天応穴」は奇穴の一つで、「天応」というツボです。広義的な「天応穴」と違う意味です。紛らわしいので、気をつけて下さい。

   下記の図をご参考下さい。

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by jbucm | 2010-10-07 12:58 | 中医学 | Comments(0)

卒業式

去る10月2日(土)に卒業式が行われました。その様子をお届け致します。

卒業されたのは、平成19年10月生の中医中薬専攻科(17名)と平成21年10月生の医学気功整体専科(8名)・中医薬膳専科(31名)の皆様です。
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まず理事長からお祝い言葉を頂き、卒業証書を渡されました。中医中薬専攻科の韓先生・金先生、中医薬膳専科の担任の先生方(村岡先生、梁先生、小金井先生)、医学気功専科の宋先生、中医食養学会副会長の中村先生、同窓会代表の岡本先生からも、暖かい励ましの言葉を贈られました。最後に、卒業生代表が、先生方や学校の職員に感謝の意を述べました。
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その後、近くのレストランで行われた記念パーティーでは、卒業生たちが今後も中医学を勉強し続けたいと熱く語りあう様子が印象的でした。

中医学は奥が深いです、学校で勉強されたのは、あくまでも入門篇(勉強の方法)なので、卒業後も引き続き色んな形式で中医学を学ぶ必要あるのは間違いありません。

卒業生の皆様、三年間、又は一年間、本当にお疲れ様でした。日本に中医学を普及する事は、北京中医薬大学日本校の使命です。卒業後も私達にお手伝いの出来る事がございましたら、ご連絡を下さい。これからも、是非、一緒に頑張りましょう。

(教務担当:李・周)
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by jbucm | 2010-10-04 09:30 | 学校行事・お知らせ | Comments(0)